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白眼の槍使い  作者: 陰月
学校編
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2度目の休暇

トウコクは読んだ手紙を鞄に入れて、身体を机に預けて、勇者のことを考えていた。


(どうして、僕だけがこの時代に召喚されて、勇者たちはされてないんだ?それに、これから召喚しようとしている勇者の話が引っかかるな。もしかしたら、僕を転生されてくれた神様が復讐しやすくするためかな?でも、帝国で多分、召喚される勇者が俺の昔のクラスメイトとは限らないしな)


「トウコク君、トウコク君。大丈夫?」

「わっ!急にどうしたんだ?」

「急にとか、どうしたとかは、こっちのセリフなんだけど。あんなにボーとしていたんですから」

「そうか?」

「はい」


トウコクは、どうやら結構長い間考えていたみたいだった。そして、近づいてきたエリシアに全く気づかずにトウコクが勝手にびっくりしたのだった。そして、そんなことをしていると、ドレントが教室に入ってきた。


「さあ、授業を始めるぞ」


ドレントは、いつも通りそう言って入ってきた。そして、教卓に立ち授業を始めた。因みに、今日の授業は魔物についてだった。


「今日の午前の授業はこれで終わりだ」


ドレントは終了を告げて教室を出ていった。


「これ、トウコク君のお弁当です。一緒に食べましょう」

「ああ」


授業が終わってすぐに、エリシアがトウコクに近づき弁当を2つ出してそう言った。そして、2人で弁当を食べ始めた。


「今日の授業は面白かったな」

「はい。これまでの習ったことのあることしかやらない授業とは違い新しいことがあったので楽しかったです」


トウコクとエリシアは授業の感想を話し合いながら弁当を食べた。そして、午後の授業が始まった。午後の授業は2日前と同じ武器の振り方や立ち回り方の授業だった。そして、久しぶりの部活が始まった。


「ずっと部活に出てなかったけど、結局魔力障壁は出来たのか?」

「はい!まだ、トウコク君やエリシアさんみたいに上手くはないですができるようになりました。」


テレシーがトウコクにそう答えた。そして、後ろでフィアが「うんうん」と頷いていた。


「じゃあ、見せてくれないか?」

「「分かりました」」


テレシーとフィアは2人で頷いて、魔力障壁を展開した。その、魔力障壁は、初めてトウコクが使った時ぐらいの完成度だった。だが、魔力量がトウコクよりも非常に低いので強度はそんなにだった。


「まあ、上出来じゃないかな。僕が初めて使った時ぐらいには出来てたよ」

「これで、そのレベルなんですか」

「本当に化け物ですね」


テレシーとフィアは2人して、肩を落とした。


「まあ、僕が教えられることも、見せてやることも出来なくなったから、あまり期待しないでくれよ」

「「分かりました」」


2人はトウコクの言った言葉に疑問を持ったが、大人しく頷いた。


「じゃあ、私達は、個人で練習しますので、トウコク君とエリシアさんも好きにしていていいですよ」

「分かった」

「分かりました」


そうして、4人は別々の練習をし始めた。その後、4人は時間いっぱい練習をした。


「今日はここまでですね。帰りましょうか」


テレシーがそう言って、4人で訓練場を出て、帰路についた。


「明日から休日だな」

「はい。今回は何をするでしょう?楽しみです」

「出来れば、戦いは避けたいな」

「負けたら死にますしね」

「そうだな」


トウコクとエリシアは休日の予定を予想しながら帰った。


「ただいま」

「ただいま戻りました」

「おかえり」


3人は、その後、リビングでご飯を食べ始めた。


「明日は何するんだ?」

「ん?明日から何かあるのか?」

「いや、明日から休日だからな」

「そうだったのか。すっかり忘れてた。だから、明日は何も無い。自由だ」

「そうか。エリシアはなにかしたいことあるか?」

「私ですか。私は買い物がしたいです」

「じゃあ、買い物に行くか」

「はい!」


ご飯を食べている間に明日の予定が決まり、3人は部屋に戻った。


「じゃあ、寝るか」

「はい」


そうして、トウコクとエリシアは同じ部屋で眠りについた。


(結局、学校では、あんまり考えられなかったけど、やっぱり気になるな。でも、考えてもわからないしな。よし、帝国が勇者を召喚してから考えよう)


トウコクはそう思って、意識を手放したのだった。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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