謁見
用事があるので3日か4日ほど更新できないと思います。
すみません
次の日、トウコクとエリシアはいつも通り学校に行っていた。
「トウコク君。今日、謁見があるみたいですね?何かしたんですか?」
「さあな。何もしてないはずなんだけどな」
僅かに笑っているテレシーの質問にトウコクはシラを切ることにした。が、テレシーはそれで引き下がらなかった。
「何もしてないのに呼ばれるわけないですか!お父様はいつも忙しいんですよ。そんな人が理由もなく人を呼ぶなんて考えられません」
「そんなになのか。まあ、僕には分からないけど。今度、王様に聞いてみたらどうだ?」
「本当に分からないのですか。それでしたらもういいです。トウコク君の言う通りお父様に聞いてみます」
「そうしてくれ」
そんな会話をしていると、ドレントが教室に入ってきた。
「あれ?なんでトウコクがいるんだ?」
「学校に迎えが来るそうなので、来るまででも受けようかと」
「それはいい心構えだな。じゃあ、今日はいつも暇そうなトウコクとエリシアのためになる授業をしてやろう」
そう言って、授業を始めた。授業の内容は礼儀作法だった。トウコクは眠らないように頑張りながらちゃんと授業を聞いていた。そのまま、授業を受けていると外に馬車が止まった音が聞こえた。
「来たみたいなんで行きますね」
時間にして10時ぐらいに馬車が来たので、エリシアと一緒に授業を早退した。そして、トウコクとエリシアが出ていった後の教室でドレントが「なんで、エリシアまで行くんだ?」と、疑問の声をあげていた。
トウコクとエリシアは外に出て、馬車の近くまで来ていた。
「あの、エリシアも連れていっていいですか?」
「多分大丈夫だと思いますよ」
「そうですか。ありがとうございます」
トウコクは礼を言って、エリシアと一緒に馬車に乗り込んだ。
「では、行きますよ」
御者をしてくれる人がこっちを見て、そう言ってきたので、トウコクは「お願いします」と言い返し、馬車が進み出した。
それから、30分ぐらい経つと、馬車が停まり、御者の人が「着きましたよ」と、教えてくれた。
「じゃあ、行こうか」
「はい」
トウコクとエリシアは停った馬車から降りた。すると、すぐに燕尾服を来た執事が出てきた。
「これより、案内をさせていただく、セバスでございます。お見知りおきを」
「トウコクです」
「エリシアです」
トウコクとエリシアは簡潔に自己紹介して、王宮の中に入っていく。
「こちらで少しお待ちください」
セバスは大きな部屋の扉の前で止まり、扉を開けながらそう言った。
「「ありがとうございます」」
2人は声を揃えて、礼を言った。そのあと、部屋に入り、また、呼ばれるまで待つことにした。
「王様ってどんな人だろうな?」
「分からないよ。見たことも聞いたこともないですから」
「そうなんだよな。面倒な人だったらどうしよう?」
「多分、大丈夫だよ。もしも、そんな人だったらテレシーさんみたいな性格の子供は出来ないよ」
そんなことを話しながら部屋の中で待っていた。その後、この服で大丈夫か、などを話して、数十分待っていると、セバスがやってきた。
「今から謁見の間に移動します」
「あの、一つ質問何ですけど」
「はい、何でしょう?」
「服はこれでいいんですか?」
「はい、学校の制服なので大丈夫ですよ」
「そうですか」
服はこれでいいとの事なので、トウコクはセバスの後ろを付いていき、謁見の間にやってきた。
「こちらが謁見の間になります。失礼の無いようにお願いします」
セバスはそれだけ言うと、扉を開けて、どうぞ。と、入るように進めてきた。トウコクとエリシアはそれに従い部屋に入り、数歩歩いたところで膝をついた。
「面をあげよ。」
トウコクとエリシアはそう言われて、顔を上げた。
「我が名はアルタ・ティ・サーフィスである。貴殿らがトウコク君とエリシア君でいいかな?」
「「はい」」
トウコクとエリシアはアルタが話し始めるのを静かに待っていた。
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