vsラスタ
「お前がトゥールを殺した奴か!!」
ラスタはそう言いながらどこからが出した斧槍を振り下ろした。
「あぶねぇ」
トウコクは浮いている剣でハルバードを受け止めた。
「ほぅ、浮遊剣か!?なかなかやるようだな」
ラスタはそう言いながら、ハルバードを力一杯押し込んだ。すると、浮いている剣は徐々に押され始め数秒で完璧に押されて、トウコクにハルバードが迫った。トウコクはそれをバックステップでギリギリ避けた。
「馬鹿力かよ。なんで、レーヴァの剣が押し負けてるんだよ!」
「アレを止めるのは無理。力が強すぎる」
トウコクはレーヴァにそう言うと、レーヴァから力が強すぎるという、単純な返答が帰ってきた。
「何を、ごちゃごちゃ言ってやがる」
ラスタはそう言いながら自身のステータスを魔法に似た能力で底上げしていた。そして、それをトウコクは白眼を通して見た。
「おいおい、まだ上がるのかよ。これは、僕も本気でやらないとやばいかな」
トウコクは今も尚上がっていく相手のオーラを見ながらそう言った。
「今回はレーヴァは控えだな。『来い、ゲイ・ジャルグ、ゲイ・ボー』」
トウコクは槍を召喚した。召喚した槍は、魔力を無効化する槍と傷を直せなくする槍だ。
「そっちも本気を出すんだな」
「ああ、出さないとやばそうだからな」
「じゃあ、ここからが本番だな!」
ラスタはそう声を大にして言い、さっきよりも速いスピードでトウコクに迫った。だが、トウコクは全く焦った様子もなく、ゲイ・ボーでハルバードに向かって攻撃した。すると、ハルバードにかかっていた魔法が解けて、ラスタの動きについていけなくなった。
「何をした!?」
ラスタは急に動きが悪くなったハルバードに気づきすぐに後退して、トウコクに向かってそう言った。
「何もしてないけど?調整を間違えたんじゃないですか?」
トウコクは笑いながらそう言って、ラスタの方を見ていた。
「まあいい、魔力が切れたなら、また、使用したらいい」
ラスタはハルバードに魔力を再び流した。だが、トウコクもその間黙って見ているわけもなく魔法を使った。
「纏え」
いつも通り、トウコクの身体を黒いオーラが包んでいき、全身を包み込むと安定した。そして、今度はトウコクの方から突っ込んだ。
「な!?」
ラスタはトウコクのスピードに驚きの声をあげた。そのスピードはラスタが目で終えるスピードを軽々と超えており、ラスタは何が起きたのか分からないまま後ろから槍で刺された。
「何をした!?」
トウコクはゲイ・ジャルグとゲイ・ボーの両方でラスタを指していた。ゲイ・ジャルグでは、心臓をゲイ・ボーでは腹部を刺していた。そして、その効果は絶大だった。心臓は再生することが出来ず、ラスタの魔力は全て消えた。
「俺の魔力が無くなった。何故だ!!!」
「さあな。もう、死んどきな」
トウコクは低い声でそう言って、ラスタの首をゲイ・ジャルグで落とした。すると、ラスタは絶命し、もう、動くことは無かった。
(また、面倒なことになりそうだな)
トウコクは絶命している、ラスタを見ていると、そう思わずには居られなかった。
その後、吹き飛ばされた教師達が起き上がってきて、「さっきの奴はどうした」、「何故もういない?」など、口々に騒いでいたので、「さっきの奴なら殺しましたよ」と、ラスタの方を指さしながら言ってやった。すると、ラスタの方を見た1人の教師が言い放った。
「こいつ、魔族じゃないか!?」
「何?それは一大事ではないか」
その教師の一言から、他の教師も一斉に喋り始めて、収集が付かなくなってしまった。トウコクはその間に教室に戻るのだった。
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