シリウスの切り札
これから、更新が不定期になると思います。
すみません。
「この状態で居られるのは、数分だ。それで決着つけてやる」
シリウスはそう言った。だが、それは冗談などではなく、本当に基礎能力が上がっているような気がした。
「じゃあ、僕はシリウス先輩をそれより先に倒すよ」
「じゃあ、これで終わりだ!!」
シリウスはさっきまでとは全く違う速さで突っ込んできた。そして、さっきとは比べ物にならないほど鋭い剣筋だった。
「まだ、目で終えますよ」
トウコクはそう言って、浮いている剣を交差させて受けた。
ガキィン
トウコクがシリウスの剣を受け止めると、そんな音が鳴った。
「これを止めますか。じゃあ、これならどうですか?」
シリウスはそう言うと、残像が残るほどの速さで、トウコクの周りを回りながら接近してきた。
「なんの!!」
トウコクは100本の浮いている剣で迎撃しようとシリウスに剣を向かわせた。だが、シリウスに剣は全く当たらず、トウコクに近づいてくる。
「これで終わりだ!!」
シリウスはそう叫びながら、トウコクに剣を振り下ろした。
「あぶねぇ」
トウコクは振り下ろされる剣をレーヴァで受け止めた。そして、トウコクはシリウスを、押し返した。
「はぁ、素のステータスで勝ちたかったんですけど、このままだと無理そうですね。」
「何を!」
「我が全てを纏え」
トウコクがそう言うと、黒い何かがトウコクとレーヴァを包み込んだ。
「何が変わったんだ。お前は?」
「そのうち分かるさ」
トウコクの魔法はエリシア以外からは見えないようだ。
「レーヴァ、大丈夫か?」
「なんか変な感じだけど、大丈夫だよ」
「じゃあ、行こうか」
トウコクは自分の手札を1枚切って、シリウスに突っ込んだ。
「これで終わりだ」
トウコクはシリウスの何倍も早い速度でレーヴァを振った。そして、シリウスはそれを受け止められずに吹き飛んだ。更に、吹き飛ばされたシリウスに向かって浮いている剣が高速で追い打ちをかけた。
「終わりだな」
トウコクはそう言った。そして、煙が晴れてくると、そこには気絶したシリウスが倒れていた。
「これで、面倒後はなくなったな」
トウコクはそう呟いて、エリシアの方に近づいて行く。
「今日の部活は何するんだ?」
トウコクは近くに行くと何も無かったかのようにそう言った。
「あんた、あんな事があったのによくそんな、気楽にいられるわね」
「そうか?生徒会長、あんまり強くないぞ?」
「あんたが規格外なだけだよ」
フィアの言葉が変わっていたが、言っていることは的を射ていた。
「まあ、トウコク君なら普通ですよね」
エリシアはそんなことは当たり前と言わんばかりにそう言い切った。
「今日の部活は休みにしましょう。皆も疲れたでしょうし」
「そうですね」
テレシーがそう言ったので、今日の部活は無くなり、トウコクとエリシアは帰路についた。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
面白かったら、ブックマークお願いします。
感想や評価も宜しくお願いします。




