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白眼の槍使い  作者: 陰月
幼少期編
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ギアアップと魔力障壁

トウコクが拾われて早5年がたった。その5年間でトウコクはいろんなことを知った。まず、トウコクを拾った女性だが、この国で最強の魔法剣士で名前をファナという。ファナは平民でありながらその地位まで上り詰めた。はっきり言って正真正銘の化物だ。そして、この国は王国である。一応民主主義らしいがあんまり分からない。それに、住んでいるところが森の中ということもその理由の一つである。


トウコク5歳の誕生日の日。


「ファナ、今日は何をするんだ?」

「今日は魔法の練習よ」

「やった。やっと魔法を使えるようになるんだね。」

「そうね。でも、適性がないと使えないからまずそこからね。」

「うん」


トウコクは元気よく返事をした。そして、ファナは魔法で作った空間から水晶を取り出した。


「まずこれに触れてもらうわ」

「分かりました。」


トウコクはそう言いながら出された水晶に何のためらいもなく触った。すると、その水晶に文字と数字が浮かび上がった。



魔力 250000



「何この数値有り得ない!」

「どうしたんですか?」

「トウコク、凄いわ。私より魔力があるじゃない。それじゃあ、次はこっちよ」


ファナはそう言いながら、また、同じ様な水晶を出した。そして、その水晶にファナが触れると赤、青、緑、黄色、白に光った。


「この水晶は触れたものの使用可能な魔法の属性を見るものなの。」

「なるほど」


トウコクは頷きながら水晶に触れた。だが、水晶は白色に光すぐに消えた。


「そんな。」

「どうしたんですか?」

「あんなに魔力を持ちながら使える魔法はステータスにも乗らない無属性魔法だけなんて。」

「ごめんなさい」


トウコクはよく分からないが取り敢えず謝った。


「まあ、私がくよくよしてても始まらないわね。トウコクはほぼ魔法が使えない。」

「そうですか」


トウコクは少し寂しげにそう言った。が、魔法が多少は使えることに好奇心を持っていた。


「ちなみに、どんな魔法が使えるんですか?」

「無属性魔法だけなんだけど。確か、身体能力を上げるギアアップと魔力障壁だけね。でも、無属性魔法は人間が作ったものだから。トウコクなら作れちゃうかもね。でも、今日はギアアップと魔力障壁の練習ね。」

「分かりました。その2つを極めて自分だけの無属性魔法も作って見せます。」


トウコクは魔法が使えることにテンションが上がり、魔法を作るということも決意した。


「じゃあ、外に出ましょうか。」


ファナの言葉通りトウコクとファナは家の外に出た。


「まず私が使うから見ててね。まずはギアアップから」


そう言ってファナはギアアップを使った。トウコクは何をしたのか全くわからなかった。


「じゃあ、説明するわね。ギアアップの使い方は簡単。自分の魔力を身体中に巡らして身体能力を向上させる。それだけ。じゃあ、やってみようか。」

「はい」


トウコクは返事をして、魔力を全身に巡らし始めた。その事にファナは驚いていた。


「なんで教えてないのにそんなことが出来るの?」


トウコクがその場でやってのけたのは魔力の循環の上位にあたる高速循環である。しかも、トウコクはそれが普通の早さであり、まだあげることが出来た。


「まあ、いいわ。それがギアアップよ。まあ、それはほぼ別物だけど。で、次は魔力障壁ね。まあ、見てて」


ファナがそう言うと魔力を使い自分の前に壁を作った。その壁は厚くはなく、脆そうだった。


「魔力障壁は魔力を外に放出して壁にするの。簡単に言えば糸を束ねた感じかしら。やってみて。」

「分かりました。」


トウコクは魔力を放出してその魔力を操った。そして、それを糸のようにして編み込んだ。


「何これ、私の魔力障壁とは全然違うじゃない。」


トウコクの作った魔力障壁はファナのものとは違った。厚さはそれほど変わらないが強度が全然違った。束ねるのと編み込むのでは強度が違ったのだ。


「まあ、それもしょうがないわね。ともあれ魔力障壁はそれ出てきたわね。」

「はい」


トウコクが無属性魔法のギアアップと魔力障壁を使えるようになるためにかかった時間は半日もなかった。


「じゃあ、お昼にしましょうか。」


ファナにそう言われてトウコクとファナはは家の中に入り昼ご飯を作り、食べた。


「昼からは街に行くわよ」

「うん」


昼ご飯を食べ終えてから少し休憩して家を出た。家から街までは歩いて1時間くらいだ。


「街についたら何をするんですか?」

「それは着いてからの秘密」


ファナは人差し指を左右に振りながらそう言った。その後、少し歩くと森を抜けた。そして、目の前には大きな街と豪華そうな馬車。それと、馬車を取り囲む人の姿が一気に見えた。

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