スタンピード
王都に戻ってきてから、ギルドに達成報告をしに言った。
「すみません。依頼達成したんですけど」
「はい、少々お待ちください」
受付の人はそう言って奥に歩いていき、すぐに戻ってきた。
「お待たせしました。ブラッドスパイダーの討伐ですね。ギルドカードを提示していただいてもよろしいでしょうか?」
トウコク達は「はい」と言って、ギルドカードを手渡した。すると、受付の人は受け取ったギルドカードを水晶の上に置いてから、トウコク達に返した。
「はい。これで、この以来は完了です。お疲れ様でした。」
トウコク達はそう言われてから、ギルドを出ようとした。が、いきなり入ってきた冒険者によって阻まれた。
「大変だ!」
その冒険者が入ってくると、トウコクは開いたドアで飛ばされた。
「いった〜」
トウコクは気の抜けるような声を上げながら立ち上がった。
「何があったんですか?」
受付の人はトウコクのことを全く気にせず、入ってきた冒険者にそう聞いた。
「森から、森から、魔物が大量に出てきたんだ!」
「それは本当ですか!?」
「本当だ!今こっち向かってきている!」
「分かりました。すぐにギルドマスターに報告してきます」
受付の人はすぐにギルドマスターにその話をしに行った。すると、すぐにギルドマスターが出てきた。
「それは、本当の話か!?」
「本当だ!」
「分かった。だが、一応、調べに行こう。誰か、行ってくれないか?」
「じゃあ、私が行ってこよう」
「ありがとう。行ってきてくれ」
ギルドマスターの問いかけにファナが自分から立候補した。そして、ギルドマスターは何のためらいもなく頼んだ。
「じゃあ、10分で帰ってくる」
ファナはそう言って、ギルドを出ていった。
「ファナ、行っちゃったな」
「そうだね」
◇◆◇◆◇
ファナはきっちり10分してから帰ってきた。
「そいつの言ってたことは本当みたいだよ。大体、10000ぐらいかな」
「そんなにか!」
ギルドマスターはそれを聞いたあと、すぐに行動した。
「これより緊急依頼を発令する。報酬は参加したものに金貨1枚。討伐数に応じて報酬を出そう。」
「オォォォォォォォォォォォォォ!!」
ギルドマスターのその宣言にギルドにいた冒険者達は全員で雄叫びをあげた。
「参加するものは受付で依頼を受けてくれ。」
ギルドマスターがそう言うと、受付に長蛇の列ができた。
「僕達はどうしますか?」
「どうしようか。トウコクとエリシアは参加したいか?」
「そうですね。私は少し参加したいと思ってます。」
「僕も参加したいですね。面白そうですし。」
「じゃあ、全員一致でこの依頼、受けるか」
「「はい」」
「イスト、パーティ、ナッシングゼロは全員参加だ。」
ファナは3人のギルドカードをギルドマスターに投げた。
「ギルドカードを投げるなよ」
ギルドマスターはそんなことを言いながらも、しっかりと仕事をしている。そして、ギルドカードを手渡しで返してきた。
「じゃあ、行ってくるよ」
ファナはギルドマスターにそう言って、3人でギルドを出た。
「じゃあ、さっさと行こうか」
「「はい」」
3人は身体強化を使って、魔物の方に走っていく。
「これは凄いな」
魔物の大群を見て、トウコクは驚きの声を上げた。そして、鑑定を使った。
「うっ!」
鑑定を使った、トウコクは呻き声を上げた。何故なら、鑑定を使った瞬間、約10000の魔物の情報が一気に入ってきたからである。
「トウコク、魔力の高い奴から倒していこうか。」
「分かりました。」
トウコクは白眼の能力を使い、魔物の魔力を見た。
「あの、奥にいる3匹の虎の魔物が魔力が高いです。その次が、その横にいる熊、蛇ですね。その下は、蜘蛛です。」
「分かった。じゃあ、虎から狩ろうか。」
そう言って、3人は3匹の虎に向かって走っていった。走っている途中に弱い魔物を狩りながら、ファナがトウコクとエリシアに言った。
「虎の魔物は3匹。そして、こっちの人数も3人。だから、1人1匹ずつ狩ろうか。」
「分かった」
「分かりました」
そして、会話をやめて走るスピードをあげた。
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