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白眼の槍使い  作者: 陰月
学校編
28/94

スタンピード

王都に戻ってきてから、ギルドに達成報告をしに言った。


「すみません。依頼達成したんですけど」

「はい、少々お待ちください」


受付の人はそう言って奥に歩いていき、すぐに戻ってきた。


「お待たせしました。ブラッドスパイダーの討伐ですね。ギルドカードを提示していただいてもよろしいでしょうか?」


トウコク達は「はい」と言って、ギルドカードを手渡した。すると、受付の人は受け取ったギルドカードを水晶の上に置いてから、トウコク達に返した。


「はい。これで、この以来は完了です。お疲れ様でした。」


トウコク達はそう言われてから、ギルドを出ようとした。が、いきなり入ってきた冒険者によって阻まれた。


「大変だ!」


その冒険者が入ってくると、トウコクは開いたドアで飛ばされた。


「いった〜」


トウコクは気の抜けるような声を上げながら立ち上がった。


「何があったんですか?」


受付の人はトウコクのことを全く気にせず、入ってきた冒険者にそう聞いた。


「森から、森から、魔物が大量に出てきたんだ!」

「それは本当ですか!?」

「本当だ!今こっち向かってきている!」

「分かりました。すぐにギルドマスターに報告してきます」


受付の人はすぐにギルドマスターにその話をしに行った。すると、すぐにギルドマスターが出てきた。


「それは、本当の話か!?」

「本当だ!」

「分かった。だが、一応、調べに行こう。誰か、行ってくれないか?」

「じゃあ、私が行ってこよう」

「ありがとう。行ってきてくれ」


ギルドマスターの問いかけにファナが自分から立候補した。そして、ギルドマスターは何のためらいもなく頼んだ。


「じゃあ、10分で帰ってくる」


ファナはそう言って、ギルドを出ていった。


「ファナ、行っちゃったな」

「そうだね」



◇◆◇◆◇


ファナはきっちり10分してから帰ってきた。


「そいつの言ってたことは本当みたいだよ。大体、10000ぐらいかな」

「そんなにか!」


ギルドマスターはそれを聞いたあと、すぐに行動した。


「これより緊急依頼を発令する。報酬は参加したものに金貨1枚。討伐数に応じて報酬を出そう。」


「オォォォォォォォォォォォォォ!!」


ギルドマスターのその宣言にギルドにいた冒険者達は全員で雄叫びをあげた。


「参加するものは受付で依頼を受けてくれ。」


ギルドマスターがそう言うと、受付に長蛇の列ができた。


「僕達はどうしますか?」

「どうしようか。トウコクとエリシアは参加したいか?」

「そうですね。私は少し参加したいと思ってます。」

「僕も参加したいですね。面白そうですし。」

「じゃあ、全員一致でこの依頼、受けるか」

「「はい」」

「イスト、パーティ、ナッシングゼロは全員参加だ。」


ファナは3人のギルドカードをギルドマスターに投げた。


「ギルドカードを投げるなよ」


ギルドマスターはそんなことを言いながらも、しっかりと仕事をしている。そして、ギルドカードを手渡しで返してきた。


「じゃあ、行ってくるよ」


ファナはギルドマスターにそう言って、3人でギルドを出た。


「じゃあ、さっさと行こうか」

「「はい」」


3人は身体強化を使って、魔物の方に走っていく。


「これは凄いな」


魔物の大群を見て、トウコクは驚きの声を上げた。そして、鑑定を使った。


「うっ!」


鑑定を使った、トウコクは呻き声を上げた。何故なら、鑑定を使った瞬間、約10000の魔物の情報が一気に入ってきたからである。


「トウコク、魔力の高い奴から倒していこうか。」

「分かりました。」


トウコクは白眼の能力を使い、魔物の魔力を見た。


「あの、奥にいる3匹の虎の魔物が魔力が高いです。その次が、その横にいる熊、蛇ですね。その下は、蜘蛛です。」

「分かった。じゃあ、虎から狩ろうか。」


そう言って、3人は3匹の虎に向かって走っていった。走っている途中に弱い魔物を狩りながら、ファナがトウコクとエリシアに言った。


「虎の魔物は3匹。そして、こっちの人数も3人。だから、1人1匹ずつ狩ろうか。」

「分かった」

「分かりました」


そして、会話をやめて走るスピードをあげた。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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