表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白眼の槍使い  作者: 陰月
学校編
24/94

魔力交流部

放課後に部活が始まった。


「なぁ、テレシー、魔力交流部って何するんだ?」

「何しようかな?何も決めずに名前だけ決めちゃった。」

「マジかよ。じゃあ、どうするんだよ」

「どうしましょう。」


トウコクとテレシーが部活の内容を話し合っているとフィアが会話に入ってきた。


「何を悩んでいるんですか?」

「部活の活動方針だよ」

「そんな事ですか。部活の方針は名前の通り、トウコク君とエリシアさんがやっていたあれをやることじゃダメなんですか?」

「あれは、ちょっとな。エリシアとある人としか出来ないんだよ。」

「そうなんですか。でしたら、他人と他人の魔法を使って、違う魔法を作るというのはどうでしょう?」

「それはいいですね」

「それなら、いいんじゃないか」

「そうと決まれば、訓練場を借りてきます」


テレシーはそう言って猛スピードで教室を出ていった。すると、後ろからエリシアに話しかけられた。


「ねえ、トウコク君。魔法を作るのって簡単なの?」

「僕は簡単だと思うけど、本当は、難しいらしいよ」


トウコクはエリシアに聞かれたことにそう答えると、フィアが目を大きく開けトウコクの方を見た。


「どうかしたか、フィア?」

「それ本気で言ってるの?魔法を作ることって年単位の時間が必要だって言われてるんだよ。しかも、ここ数十年は新しい魔法はできてないらしい。」

「そうなのか。僕は既に4つ程作ってるから相当異常なのかな?」

「は?嘘でしょ。有り得ない」


フィアはそう言ってからずっとブツブツ言っている。そうこうしているとテレシーが戻ってきた。


「儒教で使っていた、訓練場を借りることが出来ました。て、フィア、どうしたの?」

「いや、ちょっと。トウコク君が非常識すぎて頭を抱えていただけ」

「さて、トウコク君は何をしたんでしょう。気になりますが今はいいです。それよりも、早く訓練場に移動しましょう。」


テレシーはそう言って、また、教室を出ていった。そして、トウコク達、5人は全員で訓練上に移動した。そして、訓練場に着くとテレシーが「じゃあ、研究をしましょう」と、楽しげにそう言った。


「皆はどんな魔法が使えるんですか?ちなみに私は水と光と闇です。」


テレシーは全く隠さずそう言ってステータスを開示した。


「僕は無属性魔法しか使えない。あと、ステータスは理由あって開示できない。」


トウコクは素直に言った。だが、エリシア以外からは信じてもらえなかった。


「嘘ですよね?絶対、嘘ですよね?」

「槍とか出してましたからね」

「あれは、言えないんだよ」

「そういうことなら、仕方ないですね。」


テレシーとフィアはあまり深く聞かずに諦めてくれた。


「私は火魔法と焔魔法と水魔法です」


フィアも自分のステータスを開示してくれた。


「私は風と雷です。私もステータスはちょっと」


エリシアも自分のステータスを開示しなかったが、エリシアが空間魔法を使えることは皆知っていた。なので、あまりそこは突っ込まなかった。


「俺は火と水と土だな」


ハストはステータスは開示しなかったが3属性しか使ってないのでそれだけだとみんな思っていた。


「皆の使える魔法がわかりましたね。それで、皆さんこれから何したいですか?私はエリシアの使っていた魔力障壁とトウコク君の使っていたバレットを使ってみたいんですけど。」

「私も使えるようになりたいです」


どうやら、テレシーとファナはトウコクの編み出した技が気になるみたいだった。


「魔力障壁障壁は出来るだろうがバレットは無理だろうな。」

「なんで、そんなことが言えるんですか?」

「それはな、バレットを使うには魔力制御と魔力量がないと出来ないからだ。そして、無属性魔法は魔力そのものをそのまま使うから魔力効率が悪い。このことからバレットはオススメしない。」

「なるほどです。ですが、1回ぐらいは使ってみたいです。」

「まあ、それぐらいなら出来るだろうけど。そう言えば、誰がそれを教えるんだ?」


トウコクがそう言うと、エリシア以外の全員がトウコクの方を向いた。そして、エリシアはクスクスと笑っていた。


「僕を見られても困る。僕は教えられないし教え方も知らない」


トウコクはあまり広まるのを避けるために嘘をついた。


「そうですか。でしたら、みんなでやっていきましょう。」


そうして、今日の部活はトウコクが編み出した魔力障壁とバレットについて色々と話し合いや試行錯誤をして時間が過ぎていった。


「結局、私達は魔法を使って、それを見た他の人が研究するってだけで終わっちゃったね」

「そうだな。でも、それもいいんじゃないか?」

「それもそうだね。でも、なんで嘘までついて教えなかったの?」

「僕が編み出したなんて言ったら研究者たちに囲まれんかもしれないじゃないか。それだと、エリシアと一緒にいれなくなるかもしれないからな。」


そう言った、トウコクはごまかすように笑い。それを聞いた、エリシアは顔を真っ赤に俯いていた。そして、その後は、何の会話もなく家に着いた。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

面白かったら、ブックマークお願いします。

感想や評価も宜しくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ