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白眼の槍使い  作者: 陰月
学校編
20/94

初授業と決闘

対話と契約が2回投稿さ経ていたので消しました。

すみませんでした。

これからもよろしくお願いします。

「ファナ、先に帰ってるから後でゆっくり帰って来いよ。」


トウコクは囲まれているファナに対して笑いながらそういった。


「ちょ、待てよ。折角待ってたんだから、一緒に帰ろうよ」

「だって、ファナは今囲まれてるから一緒に帰れないじゃん」

「分かった。直ぐ行くから待ってろ」

「はいはい」


トウコクはエリシアとその場で立ち止まった。すると、ファナの方から俺と戦っている時より少し弱い殺気が出ていた。


「お前らどけ。邪魔だ」


ファナが低い声でそう言うと、ファナの周りを囲んでいた人だかりから一瞬で道ができた。


「よし、じゃあ、帰るか」


ファナは殺気を消して、できた道を歩いてトウコク達の元へ行き、そのまま、帰路についた。家に着いてからご飯を食べてその日は寝た。



次の日、朝稽古をして、朝ごはんを食べて昨日と同じ時間に家を出た。


「 学校へ行くための通学路ってなんか憂鬱だよな」

「え?学校行くの初めてだけどなんでそんなこと言うの?」

「いや、こっちの話だ。気にしないでくれ」

「そんな事言われたらもっと気になるじゃない」

「じゃあ、もっと親密な仲になったら教えてやるよ」


トウコクは冗談ぽくそう言った。たが、エリシアは「絶対だからね。忘れないでね」と、トウコクに顔を近づけながら言った。


「分かった分かった」


そんな話をしていると学校に着いた。トウコクとエリシアは昨日と同じ部屋に入った。すると、中から声が聞こえた。


「おはようございます」

「おはようございます」

「おはよう」


声を掛けてきたのは公爵家の次女のフィアだった。だが、トウコクとエリシアは挨拶だけ返すと自分の席に向かって歩き始めた。


「待ちなさいよ!トウコク君」

「はい?何でしょう?」

「知り合いですか?トウコク君」


トウコクは以下にも面倒くさそうに振り向いた。そして、エリシアはフィアが知り合いなのか問い詰めてきたので、トウコクは「知らない」と、答えた。


「知らないわけないじゃない!」

「いや、何かあったか?」

「覚えてないの?」

「あ?何を?」

「私はあなたに盗賊から助けてもらった、公爵家の次女なのよ。」


フィアは泣きそうな目でトウコクにそう言った。それを聞いて、トウコクは自分の記憶を遡った。


「思い出した。確かに盗賊から公爵家の馬車助けたわ。でも、皆、ファナに興味津々だったから気にもしてなかった。」

「そんな事ないです。少なくとも私はあなたに興味がありました。あの、英雄のファナ様と一緒にいたあなたを」

「そうか。俺は正直、興味なかったよ」


トウコクはそう言ってまた、歩き始めた。すると、後ろから「やっぱり、知り合いじゃないですか」と、呟く声が聞こえたような気がした。そして、トウコクとエリシアは自分の席についた。すると、また誰かに話しかけられた。


「あなた、ファナっていうのはどういう事ですか?この国の英雄を呼び捨てとは認められないです」

「あ、今度は誰だよ。」


トウコクがそう言いながら顔を上げるとそこにはテレシー・ティ・サーフィスが立っていた。


「これはこれは第三王女様。で、ファナのことをファナと呼んで何が悪い?」

「あなたは英雄を呼び捨てにしていいとお思いなのですか?」

「思うってよりは、ずっとそう読んでるから変える必要もないだろ」

「あなたは、ずっと、ファナ様のことを呼び捨てにしてきたのですか。恥を知りなさい。」

「は?なんで恥なきゃいけないんだよ。育ての親を呼び捨てにして何が悪い?」

「育ての親?もしかして、今年、ファナ様が子供を2人連れてきたっていう噂は本当だったのですか?」

「そんな噂があったのか。ちなみにその噂は本当だぞ。そして、その2人って言うのが僕とエリシアだ」

「そんな、でも、それならあなたがファナ様を呼び捨てにするのも理解出来るわ。ケチつけてごめんなさいね」

「別にいいよ」


テレシーはそう言って自分の席に戻って言った。


「育ての親ってことは、生みの親もいるってこと?」


ふと、エリシアからそんなことを聞かれた。


「それも秘密だ。今は教えられない」

「そう、それは残念」


エリシアはあまり残念そうな顔はせずにそう言った。そんなことをしているとドレントが教室に入ってきた。


「よし、みんな席につけ。今日は座学はなしだ。その代わり、午前中は皆の実力を知るための模擬戦、午後からは部活の説明会だ。だが、Sクラスは毎年、教員と生徒で自分たちの部活を作るのが恒例だから。考えておいてくれ。じゃあ、移動するぞ」


ドレントは生徒達を連れて訓練場に移動した。


「じゃあ、君たちにはここで模擬戦をしてもらう。審判は俺が務める。対戦カードはどうしようか。君たちは希望あるかな?」


ドレントとがそう言うと真っ先にハスト・ラスターが手を挙げた。


「希望があるのかな、ハスト君」

「はい、俺はトウコクと戦いたいです」

「そうかい。じゃあ、1回戦はトウコク君とハスト君でしようか。じゃあ、2人はこれを身につけて」


そう言って渡されたのは何かの結晶だった。トウコクはそれがきになったので鑑定した。


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表示できません

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トウコクの鑑定レベルでは鑑定できなかったが代わりにドレントが説明してくれた。


「それは、代わり身の結晶と言ってダメージを肩代わりしてくれる結晶だよ。そして、今回の模擬戦のルールはどちらかの結晶が割れたら負けのなんでもありの戦闘だよ。あ、でも、目を潰すとか心臓を貫くとかはやめてね。死にはしないけど後遺症が残るから」

「分かりました。」

「分かった。」


ドレントはそう言って観戦する他の生徒を安全なエリアに連れていった。


「おい、トウコク。お前はエリシアちゃんと付き合ってるのか?」


ハスト・ラスターからいきなりそんなことを言われた。


「いや付き合ってないけど」

「そうなのか。でも、お前達はいつも同じ時間に学校に来るし仲が良さそうだし、羨ましい」

「それで?」

「決闘しろ。僕が勝てば君は金輪際エリシアちゃんに近づくな。」

「それは別にいいけど向こうから近づいてきたらどうするんだよ」

「避ければいいだろ」

「まあ、そうか。じゃあ、俺が勝ったらお前はエリシアに近づいくよ」

「いいだろう」


こうして、何故かエリシアを掛けての決闘が始まろうとしていた。


(エリシアに何かあるといけないから早めに摘んどこう)


トウコクはそんなことを思いながらドレントが帰ってくるのを待っていた。それから、1分程経ってからドレントが戻ってきた。


「それじゃあ、模擬戦を始める。双方準備はいいか?」

「大丈夫です」

「大丈夫だ」

「では、始め!」


模擬戦が始まるとハストは始まる前に準備していた魔法を打ってきた。


「ファイヤーボール」


ドレントはそれを見た瞬間試合を止めようとしたが、その瞬間、ファイヤーボールは壁にぶつかって消えた。壁の正体はトウコクの魔力障壁だった。


「不意打ちしてこの程度とはつまらないな」

「強がりを。さっきの魔法を止めるのもギリギリなくせに」

「はぁ〜、もういいや。さっさと終わらせよ。 『来い、ロンギヌス、ゲイ・ジャルグ』」


トウコクは素早くロンギヌスとゲイ・ジャルグを召喚した。


「高々、槍を召喚しただけで調子に乗るなよ」

「じゃあ、かかって来いよ」

「言われなくとも。 『水よ。全てを切り裂け、ウォーターカッター』」


トウコクはそれをゲイ・ジャルグに当てた。そして、当たった瞬間、魔法は霧散した。


「どうしたこの程度。俺の1割にも満たない。弱すぎる」

「強がりを! 『火よ。全てを燃やし、全てを飲み込む海となれ、ファイヤーオーシャン』」


ハストが詠唱を終わると火で出来た津波がトウコクに押し寄せた。


「はぁ、最初、魔法が霧散した時点で気づけよ」


トウコクはそう呟いてそれをゲイ・ジャルグだ突いた。すると、それは予想通り霧散した。


「これで終わりだ」


トウコクはギアアップを使い、ゲイ・ジャルグを戻し、ロンギヌスだけを下段に構えて、ハストの懐に入った。そして、刃のついてない所で思いっきり横から殴った。


「ぐはぁぁぁ」


ハストは痛みのあまり声を出したが、その瞬間、横に飛んでいった。そして、パリンっと音を出して、代わり身の結晶が割れた。


「勝負あり!勝者、トウコク!」


ドレントが勝者を高々と宣言した。そして、トウコクの攻撃を受けたハストはトウコクに殴られた場所から10mほど行った場所で倒れていた。が、ハストは結晶のおかげで無傷のようだった。こうして、決闘はトウコクの圧勝で幕を閉じた。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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