捨て子
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん
家中に元気のいい鳴き声が聞こえた。ここはある田舎にある貴族の家である。そこには第5子の男の子が生まれた。
「生まれましたよ。バスター夫人」
そこに居た医者らしき人が生んだ張本人にそう言った。
「ああ、私の可愛い息子よ」
お母さんはそう言った。そのあと、医者は赤ちゃんの体を拭いたり、服を着せたりした。
◇◆◇◆◇
生まれてから数日後、お母さんことレーナは自分の子のステータスを見ようと思っていた。
「私にステータスを見せてくださいねー」
レーナはそう言いながらステータスを見た。
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ト?コ?・?ロ?ネ
年齢 0 性別 男
能力
表示できません
称号
表示できません
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「何これ?こんな子知らない」
レーナは名前が自分のつけた名前ではなかったので自分の子ではない思った。そして、夫のところに行って宣言した。
「私、こんな子いらない。捨ててくるわ」
「そうか」
お父さんは悲しそうな顔をしたが了承した。
レーナはその宣言をしてからすぐに家を出て近くの魔物の出る森に行った。
「あなたなんて私の子じゃないわ魔物に殺されてしまえばいいわ。」
レーナはそんな言葉を吐いて来た道を戻って行った。
(さーてこれからどうしよう?まともに体は動かないしどうすることも出来ないんだがな。)
トウコクは転生者だったので0歳にして既に明確な意志を持っていた。が、何分体が赤ちゃんなので何もできなかった。
(一応ステータス見ておくか。)
トウコクはそう言って自分のステータスを確認した。
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トウコク・シロガネ
年齢 0 性別 男
能力
鑑定 Lv.1
伝説の武器庫(槍)Lv.1
異世界言語理解
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トウコクは詳しく調べるためにはどうするか分からなかったのでその短い腕を伸ばしてステータスを押すと詳しく見ることが出来た。
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伝説の武器庫(槍)
全ての国の伝説級の槍が封印されている武器庫。出し入れは自由に出来る。
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そして、トウコクは伝説級の槍というところが気になったのでそこを押してみた。
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伝説級の槍
天沼矛やロンギヌスなどのの事である。
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ギャギャギャ
俺がステータスの確認をしているとゴブリンが出てきた。だが、俺は動けないので何も出来ない。しょうがないので鑑定だけした。
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ゴブリン
表示できません
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(鑑定Lv.1では名前しかわからないか)
トウコクはゴブリンを前にそんなことを考えていた。考えていると何かに持ち上げられた。そして、その何かを確認するために顔を上げるとゴブリンだった。
(うわぁー。なんで連れてかれてるんだろ?)
トウコクがそんなことを思っているといきなり地面に落ちた。
「あう!(わ!なんだ!?)」
トウコクは驚いた声も出ていた。服にも赤と紫の間のような色の液体がついていた。
(これはなんだ?)
トウコクがそんなことを思っていると上から女性の声が聞こえた。
「なんでこんな所に赤ん坊がいるのかしら?」
「あう?」
「あら可愛い」
すると、その女性はトウコクの乗っている籠を持ち上げてその女性は来た道を帰っていった。そして、帰り道、その女性はある決心をしていた。
「私が育ててみせるわ」
その女性は決心を声に出して家に帰って行く。
それから、5年という時がたった。
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