エリシア・オーラル
ヒロイン登場です!
トウコク達は行きとは違い帰りは魔法を使って時間を短縮して帰ってきた。
「今日の夜稽古はなしにしよう。」
「何でですか?」
「初めて魔物を殺したから少し気を落としているかな?と思ったんだが元気そうだな。やっぱりやるか。」
「どちらでもいいですよ。まあ、あの程度じゃ疲れませんけど」
「そこまで言うんだったらやるか。」
「はい」
トウコクとファナは帰ってきて直ぐに地下の部屋に移動した。
「じゃあ、やるか」
「はい」
「あと、今日は魔法ありね。私は危ないと感じたら使うから。」
「分かりました。」
「それと、今日はあの槍使っていいぞ。」
「本当ですか!?」
「ああ」
「じゃあ、遠慮なく」
俺はそう言って詠唱を始めた。
「『我が召喚に応じて顕現せよ。ロンギヌス』」
トウコクが詠唱を終えると右手にロンギヌスが召喚された。
「じゃあ、行きますよ」
「いつでもおいで」
トウコクはそれだけ言って、全身に魔力を流した。そして、槍で突き刺した。これまでで一番速いと感じた突きはファナに簡単に避けられた。
「良い突きだな」
「ありがとうございます」
「じゃあ、こっちからも行くよ」
ファナはトウコクを押し返した勢いで剣を振り下ろした。トウコクはそれをバックステップで避けた。それでもギリギリだった。そして、体制を整えた後、腹部を目掛けて突きを放った。すると、ファナは右側に避けた。が、トウコクはそれを追撃するように体を支えに右側に横薙ぎをした。その時、ファナの体制は整っておらず避けるのは困難と思われたがファナはギアアップを使い後ろに避けた。
「私にこんなにも早く魔法を使わせるなんてやるね」
「ありがとうございます」
ファナはそして、ギアアップを使いながらすごいスピードで迫ってきた。そして、上と右と左から同時に剣が迫ってきた。トウコクはその瞬間避けられないと悟った。そして、トウコクは無意識に白眼の能力を使っていた。すると、全ての攻撃が遅く見え上、左、右の順番に剣が迫ってきていた。そして、トウコクは能力を解除してロンギヌスで全て防ごうとしたが早すぎです最後の攻撃だけ食らった。
「ぐふぅ」
トウコクは右横腹を抑えながらバックステップで距離をとった。
「痛いですね」
「まだまだ、全然よ」
「じゃあ、僕ももう1段階上げますね。」
「いいね」
「『来い。天沼矛』と、加速」
トウコクはさらに短文詠唱で槍を召喚した。だが、ロンギヌスは消えていない。なので、トウコクの手には2本の槍があった。
「じゃあ、行きますよ」
「いつでもおいで」
トウコクは2本の槍を手に持ち今日一番の速さで突っ込んだ。そして、ロンギヌスで突きを放った。ファナはそれをバックステップで避けた。
「バレット」
トウコクは後ろに避けたファナに対し魔力の球を放った。その球は今の自分よりも速い速度で飛んでいったが、ファナはそれを簡単に避けた。が、トウコクはそれを予測していたかのようにファナに突っ込み槍を十字に降った。
「サンドウォール」
ファナがそう言うと目の前に土の壁が出来た。だが、トウコクの槍はその壁をものともせずに切り裂いた。が、切り裂いた先にはファナはいなかった。そして、トウコクがファナを探していると後ろから剣が現れた。
「私の勝ちだな。」
「みたいですね」
「今日はよかった。私の5割といい感じに戦えるとはな」
「それはありがとうございます」
「じゃあ、ご飯にしましょうか」
「はい」
トウコクとファナは部屋に戻り夜ご飯を食べた。そして、部屋に戻った。
「久しぶりにステータス見てみるか。」
トウコクはそう言ってステータスを可視化した。
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トウコク・シロガネ
年齢 5 性別 男
能力
鑑定 Lv.1
伝説の武器庫(槍)Lv.2
白眼 Lv.1
異世界言語理解
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「槍のレベルが上がってる。何ができるようになったんだろう?」
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伝説の武器庫(槍) Lv.2
投槍のゲイ・ボルグと短槍のゲイ・ボーと長槍のゲイ・ジャルグが召喚できるようになる。
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「マジかよ、レベルが1上がっただけで3本も召喚できるようになるのかよ。しかも、ゲイ・ボルグは投槍じゃないだろ。」
トウコクがそんなことを言っていると急に瞼が重くなり眠りについた。
次の日、トウコクはいつもと同じ時間に起きた。そして、目を擦りながらリビングに行った。
「おはようございます」
「ああ、おはよう。とりあえず、顔洗ってこいよ」
「分かりました」
トウコクは洗面所に行き顔を洗ってからリビングに戻った。
「そうだ、今日の稽古はなしだ。朝から街に行くぞ。」
「はい」
その話を聞いてから朝ごはんを食べて街に出かけた。今回はギアアップを使って行ったので前よりも早くついた。
「じゃあ、これはお小遣いだ。好きにしていいよ。あと、これからは別行動だ3時ぐらいにここに集合でいいか?」
「分かりました。」
ファナはトウコクがそう返すと直ぐにどこかに行ってしまった。
「これからどうしようかな?」
トウコクは呟きながら街の中を歩いていた。すると、前にある路地に小さい子が連れ去られていった。
「あれはやばいよな」
トウコクは自然と体が動いていた。そして、路地に入るとすぐ近くで男が2人で子供を殴ったり蹴ったりしていた。
「その辺でやめとけよ」
トウコクは自然と声が出ていた。どうやら、トウコクは結構お人好しらしい。
「ああ、何だお前は!?」
「通りすがりの者だが?」
「じゃあ、殺して証拠隠滅しないとな。」
2人組の男はニヤケ顔でそういった。
「ああ、もういいや。気絶しとけよ」
トウコクは面倒くさそうにそう言って男達の腹にパンチ見入れた。
「ぐはぁ」
「ぐふ」
2人はそんな声を上げて気絶した。
「大丈夫か?」
「ううっ。もういじめないで。痛いのはもう嫌。」
「もう大丈夫だよ。僕は君をいじめたりしない。」
「本当?」
「ああ」
彼女はトウコクがそう言うと恐る恐る顔を上げた。
「あなた誰?」
「僕?僕はトウコク・シロガネ。君は?」
「私はエリシア。エリシア・オーラル」
「エリシア、立てる?」
トウコクが手を差し伸べるとエリシアはトウコクの手を取り立ち上がった。
「助けてくれて、ありがとうございます」
エリシアは立ち上がってから頭を下げた。
「じゃあ、僕は行くね。もう、絡まれないようにね」
トウコクはそう言って振り返り歩き出した。が、エリシアに服のはしを掴まれて進めなかった。
「どうしたんだ、エリシア?」
「待ってください。私、帰るところがないんです。助けてもらえませんか?」
「そうなのか。でも、僕ひとりじゃそんなこと決められないし。じゃあ、ファナに会って聞いてからな。」
「分かりました。」
トウコクとエリシアは2人で昼ご飯を食べて3時ぐらいに門の前に行った。
「遅かったな、トウコク。って、それ誰だよ」
「路地裏でいじめられてる所を助けたら帰るとこがないって。ほら」
トウコクは大筋をファナに説明してから、エリシア頼むように施した。
「初めまして。エリシア・オーラルです。帰るところがないので一緒に連れてって下さいませんか?」
「ああ、いいよ」
「軽、ファナ軽。そんなんでいいのかよ」
「別にいいじゃねーか。多い方が楽しいし。そいやー、エリシアとか言ったっけ。今何歳だ?」
「6月1日に5歳になりました。」
「トウコクと同い年じゃねーか。しかも、誕生日まで一緒とはな。良かったなトウコク」
「はいはい」
トウコクはファナにからかわれながら3人で帰路についた。
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