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白眼の槍使い  作者: 陰月
幼少期編
1/94

プロローグ

新作です。

毎日更新できるように頑張ります

彼の名前は白銀しろがね 刀黒とうこくである。彼は私立武勝ぶしょう学園に通っており、2年生である。それと、この学校の校訓は勝負に勝ち、試合に勝つ。そして、負けることは恥、というものだ。それに、この学校は運動部に所属することが条件であり、その部活と自分の成績によってカースト制度がある。

そして、刀黒は剣道部に所属しており、成績は全然駄目だった。何故なら、刀黒は剣ではなく槍が得意だったからである。そして、そんな彼につけられたあだ名は無能、クズ、運動音痴、最下位だった。だが、彼はその時はまだ最下位では無かった。彼が最下位になったのは1年生の冬だった。その時、彼は学内カースト、最下位のレッテルを貼られたのだ。だが、彼は懲りずに今日も学校に行っていた。


「やばい、寝坊した。」


昨日、夜遅くまで槍の練習をしていた刀黒は朝起きられずに寝坊していた。


「あっぶねー、ギリギリセーフ」


刀黒は始業のベルが鳴る2分前にクラスについた。クラスメイトは一瞬、入ってきた刀黒の方見るが、すぐに「なんだ、最下位か」と言って、授業の準備に戻った。刀黒はそんなことには気にもせず自分の席である窓際の一番端の1番後に座った。


キーンコーンカーンコーン


始業のベルが鳴ると、すぐに先生が入ってきた。


「起立、礼、着席」


授業の挨拶をこのクラスで1番カースト順位の高い生徒が言う。刀黒もそれに合わせて挨拶をした。そして、授業が始まった。この日の1限目は歴史だった。歴史の授業では、絶対に全員当たるので有名だったが刀黒は1度も当たったことがない。理由は明白だった。刀黒のカースト順位が最下位だからだ。この学校で最下位のレッテルを貼られた生徒は先生達からも無視される。それは、結構辛いはずなのだが、刀黒は「当たらなくてラッキー」と、思っていた。


キーンコーンカーンコーン


1限目の授業は何事もなく終わった。そして、休憩時間を挟んで、2限目がはじまった。2限目から4限目までは同じ授業で体育だった。この学校では一般科目よりも体育や専門的な授業が多く、毎日半日で終わり、部活に打ち込める授業内容だ。


「今日の授業は各自自分の得意なことをやれ。」


先生がそう言うと生徒達は一瞬にして自分の得意な種目を何人かで集まってやっていた。俺は部屋から持ってきていた自分の槍を手に取り、グランドの隅っこでひたすら振ったり突いたりしていた。。刀黒は3限分槍をを振り、突き続けた。


キーンコーンカーンコーン


4限目が終わりを告げるチャイムが聞こえた。


「じゃあ、今日はここまで各自午後からの部活に励めよ!」


先生は一言そう言って校舎の中に戻って行った。そして、生徒達は教室に戻り昼食を食べ始めた。しかも、この学校には学食がないので全員教室で食べている。すると、クラス全員の電話が鳴った。


トゥルルルルルルルルル

トゥルルルルルルルルル

トゥルルルルルルルルル


教室中にそんな音が響き渡り、全員が電話を取った。


「もしもし、どちら様でしょう?」

「これは失礼。私は神だ。」


電話の主は神様だった。その神様はこちらの質問に何一つ答えずに淡々と説明ていく。


「君達には全員に異世界に召喚させてもらう。その際に、あっちの世界じゃ手に入らない固有スキルをその人の性格や能力によって付与します。あと、召喚の際は教室の真ん中付近に集まってもらい、私が転移させる。」


神様が言い終わると、クラスの全員が叫んだ。その叫び声は歓喜のものだったり、不安や恐怖のものだったりする。そして、そんな光景を傍目に神様が話を付け加えた。


「お主達には拒否権はない。それと、転移する際に言語理解の能力はサービスでつけとくよ。それじゃあ、教室の真ん中付近に集まってね。」


そう言われると、クラスの全員は教室に集まった。すると、足元に光り輝く幾何学模様が浮かび上がった。その模様は光を増していく。


「それじゃあ、転移するよ。」


神様がそう言うと後ろから囁きにも思える声が聞こえた。


「最下位は来るんじゃねぇ」


刀黒は後ろからそんな声が聞こえて振り返ろうとした瞬間背中を押されてその模様から出てしまった。そして、もう1度その模様の内側に入る時間もなく、クラスの全員の転移が完了してしまった。刀黒はその事に膝を着いて「マジかよ」と呟きながら消えた魔法陣の方を見ていた。すると、携帯から声が聞こえた。


「まさかこんなことになるとはな。」


その声は紛れもなくさっき刀黒以外のクラスの全員を転移させた神様の声そのものだった。


「どうゆう事だ?」


刀黒は神様の言葉に疑問を持ち神様に聞いた。


「いやね、まさか、1人だけ魔法陣から押し出されるとは思ってなかった。」

「じゃあ、俺は転移できないのか?」

「うん。出来ない。」

「そうか、してみたかったな。」

「転移はできないけど転生ならできるよ」

「え?転生できるの?」

「うん。転生ならできる。」

「じゃあ、お願いしてもいいですか?」

「分かったよ」


神様はそう言って、刀黒の足の下に幾何学模様の魔法陣が現れた。


「転生させる前に説明しとくね。一応、記憶は残しておくよ。それと、能力だけど転移時に付与されるはずだったのをそのまま付けとくよ。」

「分かった。」

「あと名前だけど。そのままでいい?」

「はい」

「いい返事だ。じゃあ、転移させるよ」


神様はそう言って魔法陣を発動させた。発動させた瞬間、刀黒の視界は真っ暗になった。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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