博麗神社 その壱
博麗霊夢は基本的に1人だった。
…いや、友人はいる。しかしそれは「楽園の素敵な巫女」という肩書きによって出来た友人だ。
とてもいい友人ではあるがお互いを高め合うというライバルのような存在。人間の友人は少ない。妖怪と関わることで村の人々は少なからず恐怖があるのだ。
ドライな性格のせいで絡みずらいというのもあるが…
とある事件で先代がいなくなってそれからというもの霊夢が博麗大結界の事を見ている。
とある事件というのは……後で話すとしよう。
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見慣れない天井が目に映る。ここはどこだ?
あぁ、博麗神社か…
そんな自問自答をしながら朝日も出ていたので起きることにした。
「…うっ」
まだ脇腹の辺りの傷が痛む。
しばらくはキツそうだななんて思っていたら
「白鴉!居候の身なんだからご飯作って!」
…怪我人なんですが。
「まぁ分かった。」
何があるかな…
ポパパパーン
白鴉 は もやし を てにいれた
「もやしだけしかねぇぇぇぇぇぇ?!どーなってんだ?!」
後ろを振り返ると霊夢が立っていた。
出来る限りのジト目で睨むと霊夢は目線をあらぬ方向へ動かしている。
「あ、あれれぇ。もっとあったはずなんだけどなぁ(棒)」
こいつ…あきらかに俺の能力を使わせようとしてやがる…
「はぁ、仕方ねぇな」
そう言うと俺は様々な食材を生み出した。
「いやぁ、ほんとその《記憶から生み出す程度の能力》って便利ねぇ」
こ、こいつ!俺のことを食材提供してくれる奴程度にしか考えてねぇ?!
「まぁ作っから少し待ってろ」
「はーい」
ホント、コイツが綺麗じゃなきゃぶん殴ってたぜ
「え?いいい、いまきききき、綺麗って言った?!」
「ん?あ、口に出てたのか」
「ふ、ふーん。白鴉って私のこと綺麗だと思うんだ…」
霊夢は顔を赤くしながら居間へと戻って行った。
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20分後
様々な料理が仰々しくテーブルの上に並んだ。
「うわっ、なにこれ。どーやって作ったの?!」
「ん?肉ともやしとピーマン使って炒めただけだが?」
「ふ、ふーん。凄いわねぇ」
「そうか?簡単なもんだけどな」
「おほほ、美味しそうねぇ」
「「?!?!??!?!」」
「あら?どーしたのかしら…何かいた?」
「「あんたのことだ(よ)!!」」
いつの間にか八雲紫が座っていた。この人は読めないから苦手である。
「とりあえずいい話と悪い話があるけどどっちから聞きたい?」
「ほっひへほひひはほ」
「おい霊夢、食いながら喋るな…」
「んんっ…、どっちでもいいわよ」
「まぁどっちから聞いても同じ内容なのよねぇ」
「なら二択にすんなよ!」
「まぁまぁ、落ち着きなさいな」
「あんたと話すとツッコミどころが多くてね?!」
「で、その話ってのがね?異変が起こったのよ」
「全然いい話じゃないだろ?!」
そういったのだが、霊夢はそうでもないようで目をキラキラさせている。
「も、もしかして…スペルカードルールが適用された?!」
「当たり♡」
正直言ってキモいと思ってしまった。
その瞬間謎の眼光を放たれたので目をそらした。
「で、その異変ってどこから出たのよ」
「あら?外を見てないの?」
「ん?何のことだ?」
外を見ると空が赤黒い霧で染まっていた。
妖精が住む泉の近くの当たりからだ。
ん?あそこって何かあったのか?
「なんか最近幻想入りした吸血鬼が起こしてるみたいよ〜」
「白鴉、ちょっと言ってきてくれない?」
「おい、霊夢…お前、それでも幻想郷の巫女か?」
「じゃ、私が行くぜ!」
なんでこーも幻想郷の人間?はいつの間にかいるのだろう…
「気にしちゃダメだぜ」
霧雨魔理沙がいつの間にか飯を食っている。
俺の飯が…
「で、お前も行くのか?異変解決」
「あぁ、そのつもり」
「じゃ、3人で行きましょう」
多分俺の意見は聞いてくれないだろーなぁとか思いながらも俺は残ってる飯を食った。




