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私と彼と311日  作者: あるたん
1/1

プロローグ

涙が止まらへん。

全身の水分が涙になっとうみたい。

こんな泣いたんっていつぶりやろ。


覚悟はしてた。

けど、なんやろ、この感じ。

胸が張り裂けそうっていうより、心臓を握り潰されてる感覚。

今にも、中の液体が溢れ出てきそうな、感覚。


泣いてもどうにもならんことは重々承知してる。

やけど止められへん。

寂しいとか、悲しいとか、そんなん、とうの昔に通りこしてる。

そんな生ぬるいものとちゃうねん、この気持ちは。


なんでこんなに好きになってもうたんやろか。

なんで再会してもうたんやろ。

なんで好きになってもたんやろ。

なんでこんなに愛してもうたんやろ。


この気持ちは、きっとあたしにしかわからんのやろな。


あぁ、つらいな。

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