表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
領主はじめました、あとモンスターも  作者: みちにくま


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/3

2 仕事もするよ

 さらに三年たった。僕は六歳になったわけだが魔法に目覚めることもなく、特別なスキルもない。でも、剣を振っている。

「もっと肘をしめるんだ。トルド」

「はい」

 父さんが僕の剣を指導してくれる。この世界で生きていくためにつよくならないといけない。

 それからお昼までぶっとうしで素振りだ。木刀でも重い。僕は、一発一発全力で振る。最近、領主になることを真剣に考えてる。何度か村に行ってるが、みんな優しい人ばかりだ。

「よし、ここまで」

「はい、ありがとうございます」

 家に戻るとミアが出迎えてくれる。ミアも成長して最近では立派な使用人だ。でも、僕にとっては幼馴染みたいなもんだ。

「トルド様、お疲れ様です」

 タオルでふいて、水をもらう。

「ふー、生き返るよ。ありがとう、ミア」

「はい!」

「おにーちゃ」

 テトテトと歩いてきたのはエラだ。エラも大きくなったわけだがなぜかなつかれてる。

「どうしたー?エラ」

「あそぼ」

「そうだな、お昼食べたら遊ぶか」

「わーい」

 エラに手を引かれて食卓に着く。

 今日も頑張れる気がした。


 エラと遊んでいるうちに夕方になった。

 僕は、父さんの執務室にいた。

「トルド様、こちらが今月のグラーネ領の作物のできと税で引いた分でございます」

 執事のヴァルが見せてくれる。ヴァルは先代から引き継いでいる長く支えてくれてる人だ。

「うーん、作物のでき悪くなってるね」

「はい、残念ながら雨が少なくて、しかももともとの土壌の悪さが悪さして年々減っております」

 正直、僕にはどうすればいいのか全くわからない。難しい話は、前世も踏まえてもわからない。

 ガチャ。

「父さん」

「遅くなった」

 入ってきたのは領主で僕の父のイーラン・グラーネ。執務室の奥の席に座った。

「トルド。これが今の我が領地の現状だ。まだ子供のお前だがわかっていた方がいいと思ってな」

「はい、領地のみんなが困るのは嫌です」

「そうだな。明日、お前に最初のモンスターを召喚してもらう。F級のモンスターだから安心してくれ」

「はい!」

 とうとうきたか。初めての僕のモンスター。

「トルド。モンスターは世界のどこから来て、どこに行くのかまだわかっていない。でも、世界を変えるほどの力を持っている。彼らと共に生きていくことができればこの領地もよくなるはずだ」

「はい」

 そんなに強いのか。それがこの世界の生き方なのか。

 明日が楽しみだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ