六話桜狐の故郷
現在は夜の十時だ。
隣には桜狐、隣にベッドを置いたせいでいつの間にか僕のベッドに入りこんできた。
非常に気まずい時間。
眠れるわけがない。
そうして、僕はベッドから降りて明日の準備をすることにした。
食べ物とかは紫苑姉さんが持つことになっているから僕は服とかを準備することにした。
そういえば姉さん達が桜狐のために服とか準備していたんだった。
僕はとりあえずバックにそれら全てを入れた。
そしてまたベッドに入り深い眠りにつくのだった。
そして朝になった。
もう朝の五時だった。
横を見たら桜狐が僕の腕にしがみついている。起こさないようにゆっくり手を抜き、代わりに妖精のぬいぐるみを抱かせておいた。
リビングに行くと母さんがもういた。
「氷空早いね。はい紅茶入れておいたから飲んで。」
「ありがとう母さん。母さんは獣人の村に行ったことあるの?」
「もちろん。お父さんとはね、十五歳くらいの時にあって、桜狐ちゃんのお父さんとお母さんである氷河君と楓ちゃんにはそれから一年後に会ったんだよ。この四人で冒険者パーティーを組んだんだけど、二十歳くらいにそれぞれの目標を目指して別れたんだ。分かれる前にそれぞれ結婚したんだけど、まさか二人の子供に会えるなんて思ってもいなかった。」
「じゃあ今日桜狐ちゃんのお父さんお母さんに会うの楽しみだね。」
そしてみんな起きてきて全員外に集まった。
「よし出発するぞーみんな歩いて行くぞー荷物はしっかり持ったか紫苑?」
「全部持ったから大丈夫。」
「よし!」
そしてみんな目的地へ歩き出した。
途中で魔獣が出たが僕達が倒していった。
「魔晶石大量!今度魔法道具でも作ろう!突然だけど興味ある人手をあげて!」
手をあげたが僕しかいなかった。
正直面白そうなのにな。
「さすが氷空!興味持ってくれると思ってたよ!帰ったら教えてあげるね。」
そして歩きながら今まで作ったと言って様々な魔法道具を見せてくれた。
そして目的地についた。
そこには桜狐のお父さん、お母さんも待っていた。
「二人とも久しぶり!」
そして父さんは桜狐の両親に近づいてハイタッチしていた。
そして桜狐のお父さんが話してきた。
「君が氷空君か!まずありがとう。娘を救ってくれて。あのまま氷空君がいなかったらどうなっていたことか・・・」
「僕も偶然見つけることができたし、助けてあげることができて良かったです。」
「君にお礼の品をあげよう!これは魔法道具で無限に水をいれることができる小瓶だ。水を操る能力だと聞いてピッタリだと思って持ってきたんだ。」
そしてその小瓶をもらった。
「早速その中に水入れてみな。多分池二つ分くらいは水が入ると思うから。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そして一晩両家族で話した。
次の日
僕達は帰る準備をして家に向かった。
「よし準備完了帰るぞー帰りは歩くのめんどいから瞬間移動ね。さあみんな近寄って。」
気づいたらもう家についていた。
瞬間移動になれていなくて頭がクラクラして倒れそうだ。
「なんで行きは瞬間移動じゃなかったんだよ父さん。」
「いいじゃん雷斗ーみんなで旅行したかったんだって。」
「じゃあみんな部屋戻って片付けするよ。光虹も早く掃除しなきゃ。部屋前見たら汚かったよ!」
「わかったって運。じゃあ氷空、片付け終わったら父さんの部屋に来て!魔法道具の作り方教えてあげるね。」
「了解!」
そしてすぐに部屋に戻って片付けをしたのだった。
今回の紹介は三男の色神雷斗!今までの後書きにもたくさん書いてきたから見てみてね!
身長175cm
体重55kg
能力電気操作
今まで強い電流を出しすきてたまに頭がパーマかかったみたいになって帰ってくることが度々あった。
家の電気は全部雷斗が出している。
一度雷ほどの電気を出して訓練場所を黒焦げにしたことがある。
訓練場所は岩場で電気による被害がないように家から結構離れた場所だ。