二十一話魔王の襲来
今日は訓練当日。
僕は三日間ずっとガントレットを作っていた。
ガントレットに魔晶石を五つくらい小さいものをつけた。
魔障壁展開、衝撃波、硬化に加え、相手を制圧するための重力操作と電気操作。
別に魔獣を葬らなくても良い。
制圧して捕まえれば平和的に終わる話だ。
まあこの学校にある賢者の石は強力で死んでも復活するから大丈夫だけど。
そして、僕はSクラスなので前線に行った。
SクラスはAクラスの人と一緒に行動することになっていた。
そして僕は前に戦った収納の能力を持つ魔人と一緒に行動することになった。
「師匠!よろしくお願いします!」
「師匠?僕が?まあよろしくね。そういえば名前教えてなかったね。僕は色神氷空だよ。」
「僕の名前は納収一です!よろしくお願いします!」
「じゃあ僕達は魔王幹部と戦うことになるけど準備できてる?」
「もちろんです!師匠!」
「じゃあ行くか。武器何が良い?」
「できればナイフが良いですね。片手は収納用に空けておきたいので。」
「じゃあ僕が作った魔法道具あげるよ。魔法を強制解除させる魔法道具。魔力を破壊するっていったほうが良いかな?対魔獣の武器だよ。」
「ありがとうございます!じゃあ先輩にこちらをあげます!」
そして腕輪をくれた。
「なにこれ?」
「こちらは僕の父さんが作ってくれた装飾品です。魔晶石が組み込まれていて、効果は致命傷回避だそうです。一回限りの効果なので気をつけてください。」
「ありがとう収一君!」
「師匠へのお返しだと思ってください。」
すると見張りの生徒が叫んだ。
「来たぞ!魔王軍だ!」
「収一君!自由に戦うぞ!」
「了解です!」
幹部が来るまでに戦力を削っておく。
「師匠お願いします!」
僕は手を前に出し、その上に足を乗せ、上におもいきり上げた。
僕は腕と足に気力を流し、体制が崩れないようにし、収一は脚力に気力を全部流したお陰で斜め上の上空百メートルまで上げた。
「放出」
するとでっかい火球が出てきた。
まるで隕石みたいだ。
呆然として見ていると隣に降りてきた。
「ファイヤードラゴンの攻撃凄いですよねーまあその攻撃を収納できた時は驚きましたけど・・・」
「どんな状況になったらファイヤードラゴンに会うことになるんだよ・・・てかこんな攻撃他にあるの?」
「一時期ドラゴンの住処に突っ込んで行ったことあるんですよ。その時にね。」
「じゃあ今度は僕の番!」
僕は手を空に向けて大量の水を打ち上げた。
雨のように落ちてくる雨粒一つ一つを針のように尖らし、落下速度をあげる。
「針雨」
周りの魔獣が次々と倒れる。
生徒や先生の上空の雨粒だけには干渉しないようにした。
「師匠は相変わらずエグい攻撃しますよね。」
「さすがに致命傷は避けたよ。」
「優しさは変わらないですね。」
「お前らー!なんだこの惨状はやられすぎだぞ!」
「すいません拳王様!」
「お前だなこれやったの?」
「え?なんのこと?」
収一が凄いとぼけている。
「とぼけたってバレてるぞ!魔人は能力を使用してから一分間くらいは魔力が多少乱れているんだ。これがお前達がやったという証拠になるんだ!」
「へー初耳!勉強になったよ。ありがとうおじさん。」
「どういたしまして・・・じゃなくて!お前達に幹部の恐ろしさを教え込んでやる!」
「おじさん面白いねー本当に幹部?」
「本当に幹部だ!力を見せないと信じてくれそうにないな。しょうがない!俺様の力を見せてやる!この拳王様の力を!」
拳を前に突き出した瞬間吹っ飛んだ。
拳で空を殴っただけでこの風圧。
そして接近してきて肘を殴られた瞬間腕が消えた。
「これ殴ったんじゃなくて手刀ね。切ったといったほうが正しいな。」
「これ回復するの時間かかるぞ・・・」
「それが目的さ。さ、今度はお前の番だ。」
「収一!周りを収納指定空間にしろ!」
そうすることで収一に近づいたら収納されるようになったはず。
よし!腕が生えてきた!
剣を作ってこの幹部の手を斬った。
次に足、胴体に傷をつけていった。
「くそ!龍星陣!」
無数の拳が飛んできた。
剣で受け流すけれど剣が壊れていく。
壊れていくなか水で注ぎ足して回復させていく。
すると収一が急に収納できる範囲を広げてきた。
「師匠、十メートル後ろに戻って!」
言われた通り下がると拳王の頭が消えていた。
・・・エグ
「師匠!やりました!倒せましたよ!」
「ボス戦って時間かけた方が良くない?」
「早いことに越したことありませんよ。後、この人たち結構手加減していたと思いますよ。魔王軍の幹部でこんなに弱いことはありえないですから。それにこの人拳王と名乗っていましたし。」
「拳王って誰?」
「魔王軍のNo.2です。ドラゴン一体を拳一つで倒した実績のある方です。武術家からしたら憧れの方です。」
「見た所みんなも倒し終わった所ですね。次は師匠のお父様と魔王の戦いですかードキドキしますね。」
この訓練の最後には将来のイメージを掴んでもらうため、実際の魔王と学園長の一対一の戦いが予定されている。
十六夜引寄の紹介!
身長156cm
体重50kg
能力引力or斥力操作
小さい頃に斥力が暴走してあたり一面が吹き飛んだ。
それからというもの能力に制御のトレーニング。
その結果砂一粒だけを引き寄せるなど精密度がアップした。
親二人の能力を二つとも受け継いで何らかの形で1つの能力となった。
珍しい例である。




