出迎え編・門外不出のお造り、ただし材料はその場で調達?
皆様どうもこんにちは、魔刀衆・第捌刀、ヴァルキュリア・シエル・サントロフォンです。
今回は私があらすじを担当させていただきますね。
前回は、皆さんで…ゆうげ?の準備をしようとしていました。
ゆうげの事がよくわかりませんけど、話の流れから察すると、夜ご飯の事ですかね?
そこに、朧様と海青さん、鋼様がやってきて、鋼様は創造で頭を使って疲労しているだろうということで、休んでもらいました。
海青さんは鋼様の妹さんなので、鋼様と同じで、焼き魚が絶品なのかと思いましたが…
海青さんはお刺身の方が得意なようですね。
なんでも、鋼様と海青さんのお母様は、料理人で、鋼様以上の焼き魚だとか…
ということで、今回はみんなで夜ご飯を作っていきます。
海青「さて…義姉さん、お魚って何処にありますか?」
朧「あぁ、ここにおるぞ。」
朧が氷室の扉を開けると…
海青「うーん…」
海青は魚に近づいて、凝視し、吟味している…
海青「おいしいお造りは作れそうだけど…」
海青はそのまま何も取らずに氷室を出て、扉を閉めた。
朧「ん?取らんのか?」
海青「そういえば…僕の能力… (ボソッ…)」
陽炎「ん?海青?」
海青はまな板の上に両手を置き…自身が転生した時に授かった能力の一つ…海心を発動した…
海心は、海にいる生物を生み出すことができ、その生物を即座に手懐けることができる能力…
瞬く間に、まな板の上に活きのいい真鯛が現れた。
玄秦「なるほど、能力をそう使うか…」
関心している玄秦を他所に、海青は一瞬で真鯛を活け〆にした。
シエル「(え…それ自分が生み出した魚ですよね…)」
陽炎「(そんな何の躊躇もなく〆るの?)」
あまりの手際のいい活け〆を、自身の能力で生み出した魚相手にする海青に恐怖を覚える陽炎とシエル…
朧「海青、魚を一尾お願いできるか?」
海青「はい、ただ…魚は鮮度が一番です…一瞬で…苦しむ間もなく〆てくださいね…」
海青は一瞬で魚を生み出す…が、なんと出したのは鮪一尾。
しかし朧は生み出されると同時に、空中で解体…骨と肉を一瞬で仕分け、頭と苦みの強い臓器は別の容器に…
朧「(鋼の舌に合うお造りを作るためじゃ…義妹であろうと、技を盗んでみせる…)」
シエル「あ、朧様、この鮪の頭と臓器…あと骨と皮もらっていきますね。」
朧「あ、それは後で別のに使おうと…まぁ良いか…」
シエルはシエルで朧が使わなかった部分を使った料理を作ろうとしている。
そして静かに始まる…言葉無きお造り講座…
海青は手慣れた手つき、無駄のない動きで鯛を三枚に下ろす…
そして、筋を避けて切っていく…だがこの切る速度が異常に速い…
魚の繊維ですら、切られたことに気づかないほどに…
朧「(なんという速度…そして洗練された技…この瞬間だけ、海青が阿修羅のように見えた…)」
それを横目に、シエルは海青が使わなかった鯛の頭や骨、臓器をしっかりと回収。
朧「(これが影裏家のお造り…)」
朧も鮪の切り身でお造りを作っていく…
神眼を用いて、筋を避けながら切ることは容易だった…
しかし、繊維に切られたことを認知させないほどの速度で切ることはできなかった…
というのも、朧がその速度で切ると、魚どころか、この城ごと真っ二つにしかねないのである…
そうしてできたお造りを盛り付けていく…
海青「では…一口…」
朧「うむ…」
海青と朧はお互いのお造りを一切れずつ食べる…
朧「っ!? (なっ!?なんじゃこの味はっ!?妾が今まで食べた鯛の中でも一番美味い‼口に広がる鯛本来の旨味…絶妙なほどの厚さ…口の中でほどけるような柔らかな食感…)」
朧はその場にひざをついた…
朧「こ…これが…影裏家のお造り…完敗じゃ…」
海青「義姉さんの赤身のお造りも見事でした…母さんのお造りに近しい物を感じました。」
朧「(さらに精進せねば…これを超える…最高のお造りを作るためにっ‼)」
この日、朧に人魔共存の世を作るという目標に加え、海青が作った鯛のお造りを超えるお造りを作るという目標ができた。
続く…
この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。
肉より魚派‼作者の妖峰輪廻です。
ちいさい頃はお肉派だったんですけどね、大人になってからは魚の方が好きですね。
今回は海青の能力の一つ、海心が出てきましたね。
ここでおさらいしておくと、海青には、水を気体・液体・個体の状態で自在に操る水無姿と、今回使っていた海心があります。
海心の詳細については作中でも説明されてましたね。
ただこの海心という能力、使うにしてもどうやって使おうかな?って悩んでたんですよ。
敵の頭上からシロナガスクジラとか落としたり、シャチ出して全方位からタックルとかでもいいんですけど…
そもそも、海青が戦闘に積極的に参加するキャラクターじゃないので…
そこで、魚を出して捌かせようと思い、このような能力の使い方になりました。
見方によっては自分が生んだ子供を切っていくっていう衝撃展開ですけど…
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。




