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受け入れ編・消視点、帰投と祝杯の約束

皆さんどうもこんにちは、魔刀衆・第壱刀、狼牙だ。

今回は分身ではなく、本体の私の方があらすじを担当させていただく。

前回は、エクセクトル第五席、ネムレティクと接敵してしまった…

腐食の異端士の二つ名の通り、物体を溶かす薬品を使う男だった…

杖を斬って、無力化したはずが、何故か奴は薬品の入った小瓶を射出し、虚が肩を撃ち抜かれた…

一体なぜ…杖は確かに斬れ、魔法を使用するために必要な自然由来の物は無くなったはずなのに…


消「くそ…」

消は煙玉を使い、姿をくらました。

消「ごめん虚くん…俺を庇ったせいで…」

虚「気にしないで…こんなの…喉の痛みに比べたら…かすり傷ですから…」 (コクコク…コク…コクコク…コク…)

分身狼牙「怪、虚はここに置いておく、傷の応急処置を頼むぞ。」

怪「はい…」

消「虚くんの分まで頑張るからね。」

虚「気を付けてください…」 (コクコク…)

消「安心して、帰ったらみんなで飲もうね。」

分身狼牙「行くぞ…」

消「はい。」

分身狼牙と消は、虚を怪が隠れている物陰に置き、ネムレティクの前に再び現れた。

ネムレティク「な~んだ、わざわざ戻ってきてくれたんだ。」

消「お前の攻撃で仲間が撃たれたんだ、借りはしっかりと返させてもらうよ…」

分身狼牙「(見たところ…杖はもっていないな…なぜだ?本来人間は、魔力の籠った自然由来の物を使わなければ魔法は使えないはずなのに…)」

ネムレティク「ん?不思議な顔してるね?もしかして、何で杖もないのに瓶を射出できたんだ?って思ってる?」

分身狼牙「あぁ、ぜひお聞かせ願いたい物だな。」

ネムレティク「いいよ、冥途の土産に教えてあげる。」

ネムレティクは羽織っていた白衣を脱ぎ捨てた…

分身狼牙「なっ!?」

消「なんだ…それ…」

ネムレティクの胴体には、無数の結晶が埋め込まれており、腕には木の枝のようなものが…

ネムレティク「美しいだろ?この素材達…集めるのに苦労したんだ…」

消「人間は魔力の籠った自然由来の物を使わなければ魔法は使えない…杖という形に囚われていたが…」

分身狼牙「まさか自身の体に埋め込み、自らの四肢にその役割をさせるとは…」

だが、分身狼牙と消には一つ疑問があった…

魔法を使う際、魔力を流す必要があるのだが、体にその触媒を埋め込んでいるということは、魔力で自身の体も傷つけているという事…

だが、先のネムレティクが小瓶を射出した時…痛がっている様子などはまるで無かった…

消「なんでだ…なぜ奴は無事でいられる…」

分身狼牙「まさか貴様…!?」

ネムレティク「お?気づいちゃった?そうそう♪魔族の臓器を僕に移植したの♪」

消「なっ!?」

ネムレティク「脳と心臓以外は全部魔族の臓器だよ♪肺は霊鳥族、血管は蛟族、歯も白鮫(はっこう)族の物に変えたっけなぁ♪おかげで歯が抜けてもすぐ生え変わるから重宝してるよぉ♪ほかにも色々いじくったなぁ♪目は確か…」

消と分身狼牙の中に、今までにないほどの怒りが込み上げてきた…

ネムレティク「いやぁ♪君たち魔族にはホント感謝してるよ♪僕の…実験体になってくれるからね♪」

消「もう…」

分身狼牙「しゃべらなくていいぞ…」

ネムレティク「何怒ってるの?僕は感謝してるんだよ?君たちのおかげで、僕はエクセクトルとか言う猿とは一つ上の存在に…」

消と分身狼牙は同時にネムレティクに蹴りをお見舞いした…

消「同族の無念…」

分身狼牙「ここで晴らさせてもらう…」


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。

通販は8割失敗する作者の妖峰輪廻です。

友達とかと出かけるときしか外に出ないので、服とか通販で買うんですけど、大体ちょっと小っちゃかったりするんですよね…

学習しない間抜けでございます…

まぁ、そんなことは佐助の脳天目掛けてスパイクしておいて…

今回はネムレティクが杖なしで魔法を使える理由が判明しましたね。

まさかの魔力の籠った自然由来の物を体に埋め込んだ挙句、負荷軽減のために、魔族の臓器を自身に移植していたとは…

我ながら、結構なサイコパスマッドサイエンティストに仕上がったと思っています。

ちなみに、本編未登場の白鮫族は、その名の通り、鮫のように鋭い歯を持ち、何度も生え変わり、噛む力も相当な種族で、主な生息域は水中です。

蛟族と少し被っていますが、能力が違いますね。

次回で消視点が終わるかどうか…その後は狼牙視点か…刀睡さん視点か…

そろそろ出番与えておかないと下からくし刺しにされそうなので…

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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