打ち明けられる悩み…魔刀衆随一の色女
皆…どうもこんにちは…魔刀衆・第肆刀の刀睡だよ…
…ごめんね、今回あらすじを頼まれたんだけど…
正直…あらすじを言える気分じゃないから…割愛させてもらうよ…
鋼「ふぅ…」
その場に取り残された鋼は、天を仰いで、息を吹く…
鋼「…そこにいるんですよね…刀睡さん…」
刀睡「ばれてたか…」
角に隠れていた刀睡さんは鋼に呼ばれ、姿を現した…
刀睡「悪いね…うちの髏玄が…」
鋼「いえ…髏玄さんは何も悪くないですよ…」
鋼は拳を握りしめていた…
鋼「悪いのは…僕です…」
刀睡「何言ってるんだい…あんたは告白された側だろ…何も悪くはない…」
刀睡さんは、軽く鋼の肩を叩く…
刀睡「ただ一つ聞かせてくれないか?」
鋼「なんですか?」
刀睡「あんた…髏玄の思いをどう受け止めるつもりだい?」
鋼「………」
鋼は黙り込んだ…
鋼「正直…わからないです…」
刀睡「わからない?」
刀睡さんは少し険しい顔をした…
鋼「僕が転生前、影に徹していたのは、刀睡さんも知っていますよね?」
刀睡「あぁ、確か向こうではオタクってやつだったんだろ?それが何…」
鋼「僕は…ここに来るまで女性を好きになったことがないんです…」
刀睡「なっ…」
鋼は静かに語り続けた…
鋼「海つ…海青は男装ばっかでしたし、妹というより弟として接していることが多くて…同級生も…月巴さんにも…そういう…好きという感情は芽生えませんでした…」
刀睡「そう…だったのかい…でも、朧様とは普通に好き合ってるじゃないかい…」
鋼「毎日必死ですよ…どうやったら朧が喜ぶか…どうすれば朧を幸せにできるか…それしか考えてないです…」
刀睡「そうなのかい!? (そんな気配…微塵も感じなかったけど…)」
鋼「一人の愛し方でさえこれなのに…二人同時に愛すなんて器用な事…僕にはできないですよ…絶対どちらかに傾くに決まってる…」
刀睡「鋼…」
鋼「だから…髏玄さんの気持ちはすごくうれしいです…でも…それに応えられる器用さは…僕にはないです…すいません…」
刀睡「馬鹿だねぇ…あんたは…」
刀睡さんは鋼の前にしゃがみ込んで、頭を撫でた…
刀睡「思いっていうのは、受け止めてあげるのが重要だよ…少なくとも…あんたは、それをしようとしてる、その思いがあるなら充分だよ。」
鋼「刀睡さん…」
刀睡「それと、一つ言わせてくれるかい?」
刀睡さんは、鋼のおでこにデコピンをかました。
鋼「痛った!?」
刀睡「朧様の愛に応えようと努力するのは尊敬するよ…でもね…それを一人でやろうとすると、いずれ独りよがりになるよ。」
鋼「独りよがり…」
刀睡「大事なのは、足並みをそろえて、一緒に幸せに向かうことだよ、魔生の先輩からの助言だよ♪」
鋼はまだ痛むおでこを撫でながら…
鋼「ありがとうございます…刀睡さん…」
刀睡「恋についてわからないことがあったらあたしに聞きな♪魔刀衆随一の恋愛師範が手取り足取り教えてやんよ♪」
鋼「手取り足取りはやめてください…朧に殺されそうです…」
刀睡「それはあたしも勘弁だわ…」
二人は静かに笑い合った…
鋼「じゃあ、刀睡さん…髏玄さんにこう言っておいてもらえませんか?」
刀睡「なんだい?」
鋼「ありがとうございます…思い、ちゃんと受け取りましたって。」
刀睡「あぁ、ちゃんと言っておくよ。」
鋼「ありがとうございます、それじゃあ、おやすみなさい。」
刀睡「おぉ、おやすみ。」
二人は互いの帰るべき場所に帰っていった。
続く…
この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。
物語の時間間隔が分からなくなってる作者の妖峰輪廻です。
今日は昼時に更新できましたー!!やったー!!
そして例の如くあとがきで書くことがなさすぎる…
最近は夕方や、夜近くに更新が多かったので、こうして昼時に更新が出来て個人的に満足です。
だからどうしたという話なんですが…ww
次回は刀睡宅のお話にする予定なので、鋼くんの出番はありません、多分…
またこのオタ転魔族はカクヨムさんの方でも不定期に更新しているんので、そちらも覗いてもらえると幸いです。
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。




