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力の代償…ヨモツの変化

皆さまどうもこんにちは、魔刀衆・第壱刀…狼牙だ。

今回近くに鋼がいないため、私が代わりにあらすじを担当させてもらう。

前回は、鋼の放った砲撃が高波を消し飛ばした後…

消し飛ばした波よりも更に大きい波が七つ現れた…

それを海月が吸収…いや、一点に収束させ、光線として撃ちだした。

それが丘の上にいた勇者に命中したのを、月巴が確認している。

今は、鋼と海月を佐助が迎えに行っている最中だ。


鋼「はぁ…戦えるようになっちまったか…」

鋼は右肩の痛みを抑えながら、海月をおぶって移動していた。

鋼「できれば…戦えないままでいてほしかったな…」

鋼はこう考えていた…もし、海月が戦えないまま、弱いままだったら…朧は海月を戦場には出さないだろうと…

そうすれば、海月は危険を冒さずに済む…

今回は、相手がたまたま海月の得意な属性であったから勝てただけ…もしこれが別の属性…電気や風だった場合は負けていたかもしれない…

佐助「……ぁぁあがねえええ‼」

前から佐助が向かってきた。

鋼「佐助…」

佐助「迎えに来…うわっ⁉海月⁉どうした⁉」

鋼「たぶん能力の使いすぎで脳が疲労して倒れた…ただでさえ能力の訓練もしてないのに、デカい津波を7個も一点に収束させたんだ…無理もねぇよ…」

佐助「そっか…てかおんぶの仕方変じゃね?」

鋼「仕方ないだろ…肩痛てぇんだから…」

佐助「そっか、じゃあ俺が二人おぶってってやるよ。」

鋼「安全運転で頼むわ…」

佐助「任せとけ‼」

佐助は二人を抱えて、城に直行した。

城に着くと待っていたのは…

ヨモツ民1「あっ‼陸刀様だ‼それに伍刀様とその親族様もいらっしゃるぞ‼」

ヨモツ民2「伍刀様ぁあ‼ヨモツを守ってくれてありがとう~‼」

ヨモツ民3「これじゃあ同種の人間を毛嫌いなんてとてもできやしねぇな‼」

ヨモツ民4「魔刀衆バンザーイ‼」

ヨモツの民が手放しで称賛してくれている…

鋼「マジか…」

佐助「俺たちがやってきたことで、ヨモツから人間に対する不信感が薄れていってるんだよ。」

鋼「そっか…」

佐助「ほら、怪我人が通るぞ、道開けてくれ。」

ヨモツの民たちは道を開けた。

城の中に入り、天守まで登ってきた…

佐助「ぜぇ…はぁ…ぜぇ…ぜぇ…」

朧「よく戻ってきたな、鋼…海月…ん?」

鋼「悪い朧…布団だしてくれないか?能力の酷使で海月が倒れた…」

朧「わかった‼すぐに取ってくる‼」

刀睡「さぁ鋼、海月ちゃんをこっちに…」

鋼「すんません…」

鋼は刀睡さんに海月を預けた。

白狼「佐助大丈夫?」

佐助「さすがに…はぁ…ふたり…おぶって…はぁ…天守まで上がるの…ぜぇ…きつかった…」

狼牙「いいじゃないか、体力が鍛えられて。」

シエル「どちらかと言うと鍛えられるのは足の筋肉なような気がしますが…」

朧「持ってきたぞ‼」

朧は手慣れた動きで布団を敷いた。

刀睡「ゆっくり寝かせて…と…」

玄秦「モケモケ、そばにいてあげなさい…」

モケモケ「もけっ‼(まかせろ‼)

モケモケは枕元に行き、海月と添い寝する形になった。

朧「鋼、こちらに…」

鋼「ん…」

鋼が朧の近くに行くと、朧は突然鋼をひん剝いた。

鋼「なっ⁉ちょっ⁉」

月巴「お⁉朧様っ⁉」

陽炎「何してんで…てか体すごっ⁉」

狼牙「どこに関心してるんだ…」(シエルの目を隠しながら)

シエル「わっ⁉急に真っ暗ですぅ⁉」

朧「皆の目は誤魔化せても…妾の目は誤魔化せん…」

朧は包帯を取り出した。

朧「肩の骨にひびが入っておるな?」

鋼「バレたか…」

狼牙「何をしたんだ?」

鋼「新しい牙を使ったんだ…」

白狼「新しい牙?」

玄秦「もしや…先の轟音はそれか?」

鋼「うん…反動が強すぎて…」

佐助「なんつうもん創ってんだよ…それ個人で携帯できるもんか?」

鋼「いや…重すぎて無理…持ち上げることもできない…」

佐助「榴弾砲かよ…」

鋼「どちらかと言うと戦車の主砲。」

月巴「それ撃ったの⁉」

陽炎「そりゃ肩の骨にひびも入るわ…てか生きてるのが不思議だわ…」

刀睡「にしても、そんな過剰性能をよく創れたね?あんたが問題なく使えるのが条件だろ?」

シエル「そんな条件あったんですか⁉」

鋼「その縛りはもうないです…」

佐助「まぁ…修練場とか創ってる時点でお察しか…」

朧「まったく…ほれ、一応応急処置は済ませた。」

鋼「あれ?応急処置だけ?」

朧「まぁ包帯に回復薬は染み込ませておるから、一日もすれば治るじゃろう。」

鋼「そっか、ありがとう。」

朧「礼には及ばん、さて…刺客は去った、ヨモツも人の受け入れの意が浸透しつつある…」

朧は少し深呼吸すると…

朧「明日の早朝から、ヨモツ受け入れを開始するぞ‼」

魔刀衆「はっ‼」


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。

セリフが話の大半を占めていることを自覚はしているが治す気がない、作者の妖峰輪廻です。

相も変わらず設定の後付け感がにじみ出てて申し訳ございません…

ここで皆さまにお知らせがございます。

本日から、オタ転魔族とてんゆりはカクヨムさんの方でも投稿することにします‼

てんゆりに関しましては、アルファポリスさんの方でも投稿しようと考えています。

なろうの方でも投稿は続けていくつもりですが、カクヨムさんやアルファポリスさんの方が、より書籍化に近づけるかなと思いましたので、こちらでも投稿していこうと思います。

良ければカクヨムさんとアルファポリスさんの方も覗いてもらえると幸いです。

これからも、オタ転魔族を、てんゆりをよろしくお願いします。

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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