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平和な朝食、明かされる力量

皆さまどうもこんにちは、魔刀衆・第伍刀…無尽の八咫鋼です。

今回は僕があらすじを担当させてもらいます。

前回は狼牙と僕で、みんなの朝食を作っていました。

僕は魚を、狼牙はしじみを使ったお味噌汁を、飲みすぎたみんなへの配慮ですかね?

まぁ…白狼と玄秦さんは確実に必要だと思いますけど…

そして、狼牙に僕と佐助の過去を少し話しました…

海月の事は…なるべく考えないようにしてたんですけどね…

妹を置いていくなんて…兄としては失格ですよね…許されるなら…世界を平和にした後に会いたいな…

まぁ、過去の事を話していたら、シエルさんも来て3人で朝食を作り始めました。


シエル「そういえば、お二人で何を話していらっしゃったんですか?」

狼牙「あぁ、それは…」

狼牙「(小声で)鋼…言っていいのか?」

鋼「(小声で)構わないよ…」

狼牙は鋼に許可を取り、話し始めた。

狼牙「佐助と鋼の過去について話していたんです。」

シエル「お二人の過去…ですか?そういえば、お二人や月巴さん、陽炎さんはこことは違う世界の方だったんでしたっけ?」

鋼「そうですね、そこで僕や佐助…月巴さんや陽炎は、一度死んで…ここにやってきました。」

シエル「そうでしたか…鋼さんは、後悔してないんですか?」

鋼「さっき狼牙にも言いましたけど…正直…後悔がないわけではないんです…」

鋼の目には、再び寂しさが宿った…

狼牙「妹さんがいたようなんです…」

シエル「えっ⁉妹さんがっ⁉」

鋼「はい、海月っていう2歳差の妹が…」

シエル「そう…だったんですね…」

シエルはわかりやすく気を落とした…

鋼「そんな気を落とさないでくださいよ…ご飯に移っちゃいますよ?」

シエル「そ、そうですね…ごめんなさい…」

3人は淡々と朝食を作り続けた。

鋼「狼牙、そっちどう?」

狼牙「こっちは出来た、味見頼めるか?」

鋼「うん。」

狼牙は小皿に味噌汁を移し、鋼に渡した。

鋼「(ズズーッ)うん…しじみが効いて美味しいよ♪」

狼牙「そうか、良かった、二日酔いにはこれが効くんだ。」

シエル「こちらもできました、きんぴらごぼうです♪」

鋼「(やっぱり和風なんだよな…シエルさん天界出身のはずなのに…)」

鋼は知らない…シエルが人のまねごとをして、天界で日本料理を自炊していたことを…

狼牙「鋼、そっちはどうだ?」

鋼「出来たよ、はいこれ。」

鋼の焼き魚は見ただけで美味いと確信できるほどの出来だった…

狼牙「こ…これは…」

シエル「私が来たときに作ってもらったものより美味しそう…いや…絶対美味しい…」

狼牙「味見していいか?」

鋼「いいよ、それ狼牙のにするから。」

狼牙は箸でつかんで一口…

狼牙「(パクッ)…⁉美味い‼なんだこの魚は⁉程よい塩気に抜群の焼き具合‼焦げのムラのなさに口の中であふれる魚のうま味‼」

鋼「なんか料理漫画みたいな感想だな…」

狼牙「正直…朧様以上の出来だ…」

鋼「おっ‼ほんとに⁉」

狼牙「あぁ…舌が肥えてる俺が言うんだ…間違いない…」

鋼「(舌が肥えてるって…自分で言うんだ…)」

狼牙「さて、そろそろみんな起きる頃だろ。」

シエル「そうですね、もっていってあげましょう。」

鋼「加具那岐、浮遊するお盆を創造って(つくって)。」

加具那岐「かしこまりました。」

狼牙「もはや速攻で使えるようになってるのか…」

加具那岐「はい、話をしながらでも創造れますよ(つくれますよ)。」

シエル「すごいですね…もはや朧様を超えたんじゃ…」

鋼「いや…僕はまだまだ朧の足元にも及びませんよ。」

狼牙「謙遜か?事実お前は朧様の本気と何度も引き分けてるじゃないか。」

鋼「それは"手加減の本気"だよ…神眼で見たけど…まだ全然余力があった…」

狼牙「なっ⁉」

加具那岐「はい…朧様の力は、あれでもまだ全然本気ではありません…おそらく…本気でやって…鋼様とぶつかった場合…鋼様は粉微塵になります…」

シエル「あれでまだ全力じゃないなんて…」

加具那岐「あっ、それはそうと出来ましたよ、浮遊するお盆。」

狼牙「いつの間に…」

鋼「じゃあ、もっていこうか。」

シエル「はい。」

狼牙「あぁ。」

そして3人は天守に向かった。


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。

作者の妖峰輪廻です。

2日間お休みをいただきました、ごめんなさい…

今回も日常回でしたが、朧の力量があれで全力ではないということが明らかになりましたね。

まぁ、朧にはまだまだ鋼君の壁であってほしいのでね。

理不尽なまでの強さをまだまだ隠していてほしいですね、まぁ今でも十分理不尽ですけど…

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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