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勇者の鉄壁の盾、殺気立つ魔刀衆

皆さんこんにちは、魔刀衆・第伍刀…無尽の八咫鋼です。

今回は僕があらすじを担当させていただきます…まだ耳キーンってしてますけど…

前回はついにやってきた魅了の勇者と相対して、遠くから見ていた月巴さんに殺害依頼を出されました…

まぁ…確かにあの勇者のあの性格、あの振る舞いを見てたら…あんな剣幕になりますよね…

魅了の勇者の奴も声だけで美女と決めつけるのはどうかと…まぁ実際美人ですけど…

こちらとしては、相手は魅了されている女性たちと、女性しか洗脳できない勇者なので、前回に比べて少し気が楽です。

さぁて…それでは…開戦と行きましょうか‼


鋼は挨拶とばかりに亡烏を勇者に向かって発砲した…しかし…

女性戦士「…勇者様に傷はつけさせません…」

虚ろな目の女性戦士に止められた…

鋼「うーん…」

鋼「(亡烏の弾速に追いつくか…佐助みたいな高速移動とかでもない…むしろ…反射で動いたみたいな感覚…)」

勇者「ふふふ…よくやったね…フィア…」

フィル「ふふふ…ありがとうございます…勇者様…♡あと私はフィルです…フィアは…魔法使いの方です…」

佐助「あいつ名前覚えてないのかよ…」

狼牙「おそらく二の次なんだろうな…」

玄秦さんは地面を持ち上げた…そしてそのまま…

玄秦「ふんっ‼」

勇者に向かってぶん投げる…しかし…

フィア「水よ…我らを守り給え…」

魔法使いが出した水壁に阻まれた。

玄秦「ダメか…」

狼牙「それぞれが勇者の盾として機能しているのか…」

勇者「よくやったね、フィア…」

フィア「えへへ♡もっと褒めてください♡」

鋼「毎度あれやるの?」

狼牙「うん、月巴の要望関係なく殺そう。」

陽炎「焼き殺す…」

佐助「陽炎…合わせろよ…」

陽炎「うん…」

陽炎が真正面から突っ込み、後から佐助が4速で背後に回り込んで挟撃する…

陽炎は女性戦士・フィルに止められるが、フィルの斧は陽炎の鬼炎で切られてしまった。

フィル「……」

特段気にするそぶりも見せずに殴りかかる。

佐助「(後ろががら空きだ‼)」

佐助は超高速移動で背後に回り込んだ、しかし…

フィル「小賢しい…」

急に振り向き、佐助に殴りかかった。

佐助「なっ⁉」

佐助は5速に上げ、なんとか回避した…

佐助「マジかよ…4速に反応するとかどんだけだよ…」

狼牙「何かを感じ取って動いてるのかもな…」

陽炎「そこのセンサーがわかれば…」

勇者「素晴らしいよフィル…」

フィル「はぁ…♡ありがとうございます…♡勇者さまぁ…♡」

鋼たちは再び殺意をむき出しにした…

鋼「あぁ‼めんどくせぇ‼こうなったら全員まとめて消し飛ばしてやる‼」

狼牙はふと気づいた…

狼牙「(なぜ勇者はあえて俺たちに見せつけるように女性たちを愛でているんだ?ただの趣味ならまだしも…もし何か策があるなら…)」

狼牙は鋼たちを見て気づいた…

狼牙「(もしや…)」

狼牙は鋼のトランシーバーで月巴に連絡を取った。

狼牙「月巴、勇者を撃ってくれ。」

月巴「待ってました‼あいつの眉間ぶち抜いてやるっ‼」

月巴はシエルの矢を持ち、勇者の眉間に狙いを定めて、最高速度で打ち抜いた…しかし…

女性僧侶「主よ…その至高の輝きをもって…我らをお守りください…」

僧侶の光の壁に阻まれた…

月巴「え…どういうこと?私とシエルさんの矢は光速なのに…」

勇者「さすがだ…クルファ…」

クルファ「ただ主と勇者様の導きのままに…♡」

その様子を見て月巴は…

月巴「ああ‼イラつくんのやろぉおお‼」

シエル「月巴さん落ち着いて⁉」

狼牙は…

狼牙「(やはりそうか…)」

何かに勘付いた様子…

そして狼牙は影に隠れた…

勇者「おや?一人いなくなってしまったぞ?僕らの愛に…見惚れてしまったのか…な…(キラン)」

佐助「ああああ‼絶対ぇぶっ殺す‼」

鋼「砲紋展開‼レールガンバレル‼魔力充填開始‼」

佐助と鋼が大技の準備をしていると、勇者の女性パーティたちは、防御の構えに入った。

すると…勇者の影から狼牙が登場し…そのまま気配を消し…

狼牙「影針…」

仕留めようとした瞬間、勇者がもう少しのところで気づいてしまい、仕留めきれなかった…

勇者「なっ⁉なんでこんなところまで⁉」

狼牙「やはりな、種がわかれば造作もない。」

女性パーティたちが狼牙に気づき、戻るの視認し、狼牙は再び影に潜り、鋼たちのもとに戻った。

狼牙「どうやら貴様の仲間は…殺気に対して超反応で動くようだな…」

勇者「⁉」

狼牙「だから貴様は、俺たちの殺意を引き出させるようにしていた…だな?」

勇者の防御の穴が見え、勝利の糸口が見えた。


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。

作者の妖峰輪廻です。

さて、今回の魔刀衆のメンバーはかなり殺気立ってましたね。

普段落ち着いている魔刀衆メンバーを怒らせてみたかったので怒らせました。

ただあまりコミカルに描けませんでした…コミカルって難しい…

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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