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勇者襲来‼迎え撃つは魔刀衆‼

皆の者…こんにちは…魔刀衆・第参刀…岩鎚の玄秦である…

今回は某があらすじを担当させていただく…

前回は勇者が襲来する前日…ということで、皆で英気を養うことになった。

男湯の方では、笑いが起こり…女湯の方では何やら妙な熱が上がっていた…

まぁ出所はおそらく刀睡殿であるな…

そして今は勇者がヨモツにやってくる当日の朝である…

果たして勇者の魅了が体が女性の者に効くのか…心が女性の者に効くのか…まるで予想がつかん…


ヨモツの入り口の門の前…鋼…寝起きの佐助…狼牙…やけにびくびくしている玄秦さん…そして姿勢を正して黙禱している陽炎がいた…

鋼「佐助…いい加減起きろ…」

佐助「んぅぅ…(うとうと…)」

狼牙「まったく緊張感のない…」

玄秦「まったくだ…(びくびく)」

鋼「玄秦さんは緊張しすぎですよ…陽炎を見てみてくださいよ。」

陽炎「ふぅぅ…」

狼牙「陽炎はむしろ気を張りすぎだ…」

鋼「とりあえず…佐助起こしますね…」

鋼は佐助の耳元に顔を近づけて…

鋼「ゲコゲコ(超ハイクオリティ)」

佐助「うわぁああああ‼(完全覚醒)」

陽炎「うわぁ⁉なになになに⁉」

佐助はカエルが大の苦手…姿が見えただけでも鋼に飛びついて抱き着くほどに…(ちいさいカエルもダメ)

佐助「は~が~ねぇぇ…」

鋼「目ぇ覚めたか?」

狼牙「佐助はそうやると起きるのか…なるほどなるほど…」

佐助「関心するなっ‼」


一方…城の天守の屋根の上では…

月巴「なに騒いでんだろ…あの三人…(スキル・鷹の目で遠方でも鮮明に見えている)」

シエル「どうしたんですか?」

月巴「いや…鋼くんと佐助くん…あと狼牙さんがなんかわちゃわちゃしてるんですよ…」

シエル「え…もうすぐ勇者が来るっていうのに…本気ですか?」

月巴「ちょっと叱りますね…」

月巴は鋼が前回作ったトランシーバーを使い、通信した。


鋼たちは…

鋼「お、月巴さんから連絡だ…」

鋼が出ると…

月巴(通信)「ちょっと三人とも‼ちょっとは緊張感持ってくれます⁉」

狼牙「お叱りの連絡だったか…無理もない…」

月巴(通信)「まったく…もうすぐ勇者が現れるっていうのに…なんなんですかその気の抜けよう‼」

鋼「面目ない…」

月巴(通信)「そろそろそっちでも目視で確認できる距離です、気を引き締めてください、いいですね?」

トランシーバー越しだが、圧を感じた…

鋼&佐助&狼牙「はい…」

通信が切れる…

鋼「ふぅぅ…そろそろか…」

佐助「さてさて…魅了の勇者様はどんな面をしてるのかな?」

狼牙「まぁ…魅了の勇者というからには…中々のご尊顔なのだろうな…」

鋼と佐助、狼牙は準備運動を始めた。


月巴「ようやく真面目になったみたいね…」

シエル「さて…私たちも準備しましょう?」

月巴「はい‼」

シエルはヴァルロストスの力で、光を矢の形状にししていき、月巴は、凪月の弦の調子を見ていた。

月巴「絶好調みたいだね…凪月…」

シエル「頑張ろうね…ヴァルロストス…」


そして、ヨモツ門前…

狼牙の鼻がぴくぴくした…

狼牙「来たぞ…」

その一言で、全員臨戦態勢に入った…

すると遠くから馬車が爆走してきた。

佐助「鋼任せた。」

鋼「言われなくても…」

鋼は馬車の右後輪部分を打ち抜き、荷車を横転させ、馬を繋いでいた金具を撃ちぬき、馬を解放した。

横転した荷車から、ゆっくりと勇者は姿を現した。

勇者「フハハハハハ‼貴様らか?この美しい僕と彼女たちの完備な時間を邪魔した魔族は…(キラン)」

勇者の周りには陶酔しきった表情で際どい恰好の戦士と魔法使い、僧侶がいた…

佐助「またこの性格の勇者かよ?」

狼牙「また?」

佐助「隕石のやつもこんなだった…」

鋼「バリエーションないのかな?」

勇者「しかし…むさ苦しい男ばかりだな…美女はいないのか?この僕にふさわしい美女は‼(キラン)」

それを遠くから見ている月巴は…

月巴「うわぁ…今だけこの目をえぐりたい…」

シエル「月巴さん⁉そんなことしちゃダメですってぇ⁉」

月巴「見てて不快でしかない…あんな奴に魅了されるなんて絶対ない…気持ち悪い…生理的に無理…吐き気がする…同じ空気も吸いたくない…今日見た記憶をすべて消したい…」

シエル「そ…そんなになんですか…」

月巴はトランシーバーを取り…鋼に通信した。

鋼「はい…どうしまし…」

月巴(通信)「鋼くん‼その汚物を徹底的にボコボコにして‼顔面が原型とどめてないくらいにボコボコにして‼というかぶっ殺して‼」

月巴はそれだけ言い残すと通信を切った。

鋼「痛ったぁ…耳キーンってなった…」

陽炎「まぁ…確かにあれは俺でもそう言う…」

勇者「今美女の声がしたぞ‼どこだ‼どこにいる‼」

佐助「まぁ…とりあえず…月巴さんの要望だし…」

玄秦「だな…こんな奴がヨモツに入ってしまったら大変なことになる…」

魅了の勇者との戦闘が始まろうとしていた。


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。

作者の妖峰輪廻です。

やっと登場しました魅了の勇者…月巴が嫌悪感MAXで言ってるところから、魅了の勇者の魅了は、勇者自身が視認していなければ発動できないという能力になります。

まぁ、心が女性(乙女)の人に効くかどうかは、お楽しみに。

今回の魅了の勇者戦は、ネタよりの戦闘パートにしたいと思っていますのでお楽しみに‼

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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