戦いの前日…それぞれの思い
皆さまこんにちは‼魔刀衆第捌刀・八握のシエルです‼
前回は狼牙さんがあらすじを担当したということで、狼牙さんの同居人である私が、担当させてもらいます‼
前回は、皆さんの特訓がさらに苛烈になっていきました。
朧様と鋼さんは拳を打ち合い、いなしあいという特訓を行っていました…亡烏がないのに朧様と同格の戦闘能力…さすがでした‼
狼牙さんと佐助さんは玄秦さんの岩の守りにひびを入れることに成功していました‼かなり厳しく教えられたそうです…
白狼さんと陽炎さんは木刀で打ち合っていました…陽炎さんはまだこちらに来て日が浅い上に、戦闘経験も乏しいですから、白狼さんに沈められてました…少々やりすぎかと…
そして、私と月巴さんは、協力して何とか高速で動く的を射抜けました‼まぁ…射抜いたのは月巴さんですが…
そして今は勇者が到着すると予想される前日の朝になります‼
私も遠距離からの援護のために頑張らないと‼
前日の朝…天守にて…
朧「皆の者…明日はいよいよ、魅了の勇者の到着予定の日だ…狼牙、空蝉からは何か聞いていないか?」
狼牙「はっ…空蝉からは、明日勇者が到着することで、間違いないという報告を受けました…」
朧「よろしい、刀睡の方は避難経路はばっちりか?」
刀睡「はっ、すでにすべての家庭に、私の魔力を混ぜた鏡を渡しました…それに触れれば、避難所へ直行できます。」
朧「さすがだ、では皆の者、今日は明日に備えて英気を養え。」
魔刀衆「はっ‼」
ヨモツ城の風呂・男湯では…
鋼「あ"あ"あ"あ"あ"…」
佐助「あ"あ"…極楽極楽…」
鋼と佐助は湯舟に浸かり、骨身に染みわたるお湯に悶える。
狼牙「陽炎、お前中々いい腕をしているな。」
陽炎「そうですか?」
玄秦「うむ…鋼や佐助と見比べると中々良い筋肉の付き方をしている…」
鋼「まぁ…否定はしないですけど…」
狼牙と玄秦さん、陽炎は体を洗いながら話し込んでいる。
一方女湯の方では…
朧「ふぅぅ…極楽じゃ…」
月巴「ヨモツ城の中に…こんな立派なお風呂があったなんて…」
刀睡「(月ちゃんの素肌月ちゃんの素肌白狼ちゃんの素肌白狼ちゃんの素肌)」
シエル「あはは…なんか刀睡さんの視線が熱いですね…」
白狼「まぁ…刀睡さんだからね…」
女湯の方は一人を除いてゆっくりしていた…
戻って男湯…
みんな湯舟に浸かり、とろけている…
魔刀衆男性陣「あ"あ"あ"あ"あ"…」
鋼「そういえばさ…みんなに聞きたいんだけど…」
鋼が突然口を開いた。
佐助「なんだ?」
鋼「明日の戦い…どんな風に思ってるんだろうなぁって…」
狼牙「どんな風?」
鋼「うん…まぁ…今回は男性陣だけで戦うわけだし…なんか…不安とかないのかなぁって…」
佐助「まったくないな、俺は。」
狼牙「ふっ…右に同じだ…」
玄秦「同じくだ…」
陽炎「うん…不思議とないよ…鋼と一緒だと思うと…不思議と…」
鋼「そっか…よかった…」
佐助「なんか不安か?」
鋼「いや、単純に気になっただけ、特に陽炎は今回が二回目の戦闘なんだし…」
陽炎「確かにね…」
佐助「まぁ、女性を魅了してたぶらかすような奴…俺は絶対に許さないって決めてるし、ボコボコにしてやろうって話聞いた時から思ってたし。」
狼牙「あぁ…それについては俺も同じだ…」
玄秦「ただ…一つ懸念点があるのだが…」
鋼「何?玄秦さん…」
玄秦「魅了の勇者の魅了は…心で判断しているのか?それとも外見で判断しているのか?」
佐助「ぷははははは‼確かに玄秦さん一番乙女だわwww」
狼牙「ぷっ…ふふふ…」(プルプル)
鋼「はははははははは‼ははははは‼」(ツボった)
陽炎「………(プルプル)」
一方女湯の方では…
朧「明日の戦い…頼んだぞ…月巴…シエル…」
月巴「はい、鋼くんたちの援護、お任せください‼」
シエル「はい‼」
朧「それにしても…男湯の方がやけに騒がしいのぉ…」
刀睡「元気なのはいいことだねぇ。」
白狼「なんか…怖い…」
男湯の方から聞こえる不気味な笑い声を聞きながら、温泉に浸かり、英気を養う女性陣…
そして、湯から上がり、床の間につく…
万全の状態で、明日に挑むために…
続く…
この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。
作者の妖峰輪廻です。
今回はかなり更新が遅くなってしまいました…
というのも、昨日までの話は、ネタ帳に書き込んでいた話をすぐに思いつけたのですが、今回は全くのゼロから書きました‼
アイデアを出しておくことの大事さを今になって痛感しました…
ですがここからの話は、アイデア出しを済ませているので大丈夫‼なはずです…
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。