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燃える陽炎と新たな脅威

どうも皆さんこんにちは、月巴です。

今回は鋼くんに私があらすじやりたいと言って変わってもらいました。

前回は、鋼くんと加具那岐さんが、私と業の住む家を作ってくれました。

これで火凛さんや蜃竜さん、髏玄さんと刀睡さんに襲われなくて済みます…ありがとう鋼くん…

その後、私はその三人にお世話になったことお礼しに、白狼さんと刀睡さんの家に向かっています。

残った方では、業の新しい名前や能力について話していたみたいですね。

で、今は能力のお披露目をしに行くところみたいですね。

ところで…刀睡さんずっとほったらかしにしてるけど大丈夫かな?


朧「さて、ついたぞ。」

陽炎「ここは?」

鋼「修練場です、ここで技を磨いたり、魔物との模擬戦ができるんです。」

陽炎「なるほど…確かに試すのにうってつけだね…」

陽炎は腕を組んで納得していた。

陽炎「で、僕の能力って何ですか?」

朧「あぁ、主の能力は…」

鋼「陽炎を出す能力です。」

陽炎「陽炎を出す?」

佐助「ややこしいな…」

確かに文字に起こすとややこしい…陽炎(かげろう)陽炎(ひえん)

陽炎「え…陽炎ってあのゆらゆら歪んでるあれだよね?」

鋼「はい、その陽炎です。」

朧「それと、物体の熱を感じ取る目も持っておるの。」

陽炎「あ、それは透明化使うやつとかに効果ありそう…」

朧&鋼(まぁ…それも神眼に含まれてることは黙っとこ…)

陽炎「で…僕の能力それだけ?」

鋼「はい。」

佐助「なんか…聞いた感じ…渋いな…」

狼牙「まぁ、聞くより使ってみた方がわかることもある、早速使ってみよう。」

鋼「なんかでかいやついたっけな?」

朧「鉄巨人はどうじゃ?」

朧と鋼が何かをしている。

陽炎「佐助くん…あれなにしてるの?」

佐助「相手を選んでますね…まぁ、実践形式の方が身に着きますからね。」

狼牙「まぁあの二人なら力が付きそうなやつを選んでくれそうだが…」

シエル「あまり気負わずにです‼(ムンッ‼)」

陽炎「あ、ありがとうございます…」

鋼「じゃあ陽炎さん‼まずこいつとやってください‼」

出てきたのは鉄巨人、鋼鉄の外鎧に巨大な体躯、そして巨大な大剣…並の実力者でも手こずる相手だ。

狼牙「鉄巨人だと!?鋼‼正気かっ!?」

鋼「まあ見てなって、大丈夫だから。」

佐助「まぁ…陽炎さんなら平気かな…」

シエル「どういうことですか?」

佐助「あの人は…腹括るのが早いんで…」

陽炎「ふぅ…」

陽炎は静かに息を吹いて…精神を集中した。

佐助「それに…あの人…剣道六段ですし…」

狼牙&シエル&玄秦「ケンドウ?」

陽炎は何も持っていないにも関わらず正眼の構えを取った…

陽炎(陽炎を出すのが僕の能力…なら…形をイメージすれば…)

鋼「そう…」

朧「ご名答じゃ…」

鋼と朧の目には…陽炎(ひえん)の手に握られた陽炎(かげろう)の刀が見えていた。

陽炎「ふぅぅぅ…」

陽炎は精神を研ぎ澄まし、ただ一点を狙っていた。

そして…鉄巨人が振りかぶった瞬間、一瞬で近づき、揺らめく刀で一刀両断にした。

狼牙「あの鉄巨人をいとも簡単に…」

そして、倒れた鉄巨人の上に上り…核を突き刺した。

陽炎「ふぅ…って熱っつ!?」

鋼「まぁ…外気との温度差150度ですからね…」

鋼は亡烏を構えて、優しい冷気を放出した。

陽炎「ありがとう…鋼くん…」

鋼「気にしないでください…それと、もう"くん"付けはやめてください。」

陽炎「え?でも月巴とかも鋼くんって呼んでるし…」

鋼「月巴さんにもやめてほしいんですけどね…」

陽炎「うーん…なら、鋼くんも僕の事を陽炎って呼び捨てにしてくれないかな?それなら、僕も呼び捨てにするから。」

鋼「わかりました、これからよろしくお願いします、陽炎。」

陽炎「適応はやいな…うん、よろしくね、鋼。」

鋼と陽炎は握手を交わした。

すると…ヨモツ兵がやってきた…

ヨモツ兵「魔王様‼」

朧「(キリッ)どうした?」

陽炎(キリってした…)

若干笑いそうになっている鋼をよそに…

ヨモツ兵「人間の勇者が‼小隊を引き連れ‼こちらに向かってきています‼」

その言葉を聞き、その場の空気が一変した…

朧「敵の数は?」

ヨモツ兵「数えられるだけでも25は…」

鋼「勇者の能力は?」

ヨモツ兵「そこまでは…ですが、再生能力を持っています‼」

佐助「再生能力か…」

ヨモツ兵「あと…こちらの矢が効きませんでした…恐らく…鋼様の銃弾も…」

鋼「遠距離攻撃を無効化か…破ろうと思えば破れそうだけど…」

狼牙「なぜその発想になる…味方ながら怖いぞ?」

シエル「でもそうなりますと、今回は近距離の人が戦わなくてはいけませんよね?」

玄秦「そうであるな…敵の能力がわからない以上、指揮系統である魔王様は残らねばならぬし…遠距離が封じられとすると、鋼殿も残らねばなるまい…」

鋼「うん…近距離戦闘はまだ自信ないからね…」

佐助「そうなると…俺か…」

佐助に白羽の矢が立った…

狼牙「無理しなくてもいいぞ…やりたくなければ俺が…」

佐助「いや…やるよ…」

朧「良いのか?」

佐助「鋼は今まで…俺や月巴さんの代わりに…手を汚してくれた…辛いはずなのに…顔色を変えないで…」

鋼「いや…俺は…」

佐助「それをまかせっきりで…俺は手を汚さずにのうのうと生きるなんてできない…」

狼牙「佐助…」

佐助「だから…俺も背負う…背負わせてくれ…鋼…」

鋼は佐助に近づき…デコピンをした。

佐助「痛っ!?はぁ!?」

鋼「カッコつけすぎだよバカ…そういうところ昔から変わらないよな…」

佐助「う、うるせぇな‼ちょっと人がいいところ見せようとしたのによ‼」

鋼と佐助は笑いあった。

鋼「でも…気持ちはうれしい…ありがとな…」

佐助「うるせぇな…ツンデレか?」

鋼「黙れカッコつけ。」

再び笑いあった。

朧「仲良いのぉ…」

陽炎「二人はちいさい頃からの知り合いですからね。」

シエル「羨ましいですね…」

朧「それより、開戦の用意をせよ、皆は月巴と白狼にこのことを、我は刀睡を起こしてくる。」

鋼・佐助・狼牙・玄秦・シエル・陽炎「御意‼」

朧「お主はこのことを民に伝え、避難を促せ‼」

ヨモツ兵「御意‼」

それぞれ行動を開始した。


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。

作者の妖峰輪廻です。

約1か月ぶりの投稿になります。

実は最終章の方が先に思い付いてしまい…これは書いておかねば‼ということで…最終章を書いていたらこんなに間が…まぁ今に始まったことではないですが…

とはいえ、最終章の方は完成しているので、あとはそれに向かって書いていくだけです‼

ただ…最終章を書いているときに…バッドエンドルートも思いついてしまったのでそっちを書いちゃったり…本業の方で時間取れなくなったり…また次回の更新に時間が空いてしまうかと思いますが、気長にお待ちしていただければ幸いです‼

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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