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新たな転生者、冷たくて暖かい男・零双業

皆さんこんにちは、月巴です。

今回は私が一番関わりが深いということで鋼くんに任命されました。

前回は私と朧様、狼牙さんと鋼くん、そしてモケモケちゃんと一緒に朝ごはんを食べて、

食べ終わった後にみんなでまだ寝ている人たちを起こしに行きました。

まぁ…私と朧様は刀睡さんを起こしに行ったんですけど、

何故か朧様が寝たままにさせておこうと言っていましたが…まぁあまり深くは考えないでおきましょう…

あと、狼牙さんとシエルさんがいい雰囲気なんですけど…

まだお互いの気持ちに気づいてない感じなんですよね…

狼牙さんは自分の気持ちに気づいてはいそうなんですけどね…

そして…今は新たな転生者の業を天守に迎えています…

複雑な気分です…


鋼「業さん?わかりますか?業さん?」

業「ん…んぅ…」

業はうなるだけで目覚めなかった。

佐助「目覚めなさそうだな…」

月巴「業…」

月巴が業の名前を呼ぶと…

業「殺芽…」

月巴「っ⁉業!!私だよ!!」

朧「そのまま呼び続けよ!!」

月巴「はい!!業!!起きて!!」

月巴はそのまま業の名前を呼び続けた。

業「んぅ…んぁ?殺…芽…?」

月巴「業…」

業はようやく目覚め、体を起こした…

業「ここ…どこだ?あの世?」

鋼「魔族の国・ヨモツです、業さん。」

業「君は…影裏くん⁉」

鋼「その名前は捨てました…今は八咫鋼という名前です…」

業「八咫…鋼…っていうことは…」

月巴「うん、私も殺芽って名前は捨てた…今は月巴…月に巴で月巴。」

業「月巴…ん?二人がいるってことは…」

佐助「はい、いますよ?」

業「おぉ、いた…えーと…」

佐助「佐助です、鋼の幼馴染の佐助。」

業「佐助君…で…周りの方は?」

朧「我の配下じゃ…」

業は一瞬で気配が違うことを察し、頭を下げた…

朧「業…といったか?」

業「はい…」

朧は鋼に向かって心の声で話した…

朧(鋼…主から見てこの者はどうじゃ?)

鋼(はい…いい人です。)

朧(もう少し情報はないのか?)

鋼(そうですね…冷たくもあるけど友達思い…敵意がないのは確かです。)

朧(なるほど、わかった…)

朧「お主…我の配下に…」

業「なります。」

朧「え…?」

業「なります。」

鋼「早ぇよバカっ!!」

思わず突っ込んでしまった鋼…

朧「そ、そうじゃの…すぐに返事をくれるのはありがたいが…少し考えてから…」

業「いえ、やります。」

鋼&佐助「だから早ぇって!!」

月巴「それより業…聞きたいことがあるんだけど…」

業「なんだあや…月巴?」

月巴「ここに来る前に…峰崎さんと会った?」

業「あぁ…会ったな…丁度ここに来る寸前に…」

鋼&佐助&月巴「やっぱり…」

業「ん?何で…ってそっか…えっと…鋼くんと…何だっけ?」

佐助「佐助です…」

業「あぁごめんごめん、佐助君と鋼君は…峰崎さんに逆恨みされて…」

佐助「どちらかといえば…逆恨みされたのはこいつで…俺は助けに入ってそのまま…」

業「そうだったんだ…でも…月巴は何で?」

月巴「さぁね…佐助くんと話してたからかもしれないけど…」

鋼「そういう業さんは…どうして?」

業「あぁ、三人について何か知ってるか?って聞きに行ったんだが…」

月巴・佐助・鋼の三人はその答えを聞いて固まった…

鋼「え…」

佐助「なんでそんな危険なことを…」

業「俺はただ知りたかったんだ…なんで短期間で三人死んだのか…」

月巴「でも…運が悪かったとか…そういう事だって考えられたはずでしょ?」

業「普通に考えておかしいだろ?好きな人が死んだのに、翌日普通の顔して学校に来るなんて…」

月巴「それは…確かにそうだけど…」

業「まぁ…その結果がこれだけど…でもすっきりした、知りたかったことが知れたし、こうしてまたあや…月巴と会えたし。」

月巴「は…はぁ!?」

月巴さんはわかりやすく顔を赤らめた。

朧「んっん…まぁ…積もる話はまた後で…」

月巴「申し訳ありません‼朧様‼」

朧「良い…では業とやら…我の配下になるということで良いか?」

業「はい、月巴を隣で支えるのが、俺の生きがいです。」

月巴「はぁぁ!?」

業「月巴の隣に居れるなら、この命…燃やし尽くす覚悟です‼」

朧「そなたを我が配下に迎えよう…業…」

業「ありがとうございます。」

業は深々と頭を下げた。

朧「さて…住居はどうしたものかの…」

月巴「確かに…流石にあそこには入れられないし…」

鋼「じゃあ作りますか‼」

鋼が手を叩いて提案した。

月巴「え?」

業「家を…」

佐助「作る?」

朧「まぁ…それしかないか…ついてこい、ちょうど土地が余ってる。」

月巴&業「えぇぇぇぇ!?」

鋼「よし来たっ‼万工房久々の仕事だっ‼」

佐助「なんで嬉しそうなんだよ…」

狼牙「というかそこまで久々か?」

白狼「昨日玄秦さんの武器作ってたよね?」

玄秦「訓練所も改良してからそこまで日は空いてないはずだが…」

シエル「まぁ…それだけ時間が濃かったってことじゃないですか?」

モケモケ「うきゅきゅ…(なるほど…)」

みんなで城下の余っている土地まで降りた。


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。


作者の妖峰輪廻です。

本業の方が忙しく、時間が取れず更新が出来ませんでした…

楽しみに待っている方々…本当にありがとうございます‼

ご期待に副える作品に仕上げていくつもりですので、気長に待ち続けていただけると幸いです‼

必ずハッピーエンドに仕上げて見せます‼文学経験0ですが…

そして、本編では語られていない、過激な部分や裏側、キャラプロフィールなどの番外編も載せているのでそちらも見ていただけると幸いです。

それでは、また次のお話でお会いしましょう。

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