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出迎え編・魔王の目的と、出迎えの品

皆さんどうもこんばんは、魔刀衆・第玖刀、不焔の陽炎です。

今回は、何故か僕があらすじを担当することになりました…マジでなんで僕?

前回は、狼牙さんの私設部隊の人達がフィアさんとクルファさんを住居に案内して、朧様が呼び出したところですね…

いや…こう言ったらなんですけど…鋼といるときとのギャップがありすぎて…

鋼といるときはなんか…常に後ろに花のオーラが見えるんですけど…

敵を前にした瞬間のあの…異常なまでの寒気と来たら…

ホント同一人物かって疑うレベルです…

今は、フィア達と天守でお話して…

あ、だから今回僕なのか、納得納と…


朧「一度の無礼は許す…二度目も許す…だが三度は無いと思え…」

フィアの義父「し…失礼いたしました…」

その圧倒的威圧感から、フィアの義父は震え…冷や汗を尋常じゃないほどにかき…精神は死の恐怖に囚われた…

クルファの母「ふぅ…落ち着いてきた…ありがとう…クルファ…」

クルファ「ほんとに大丈夫?」

クルファの母「あぁ…ところで…ま…魔王様…?なんで私をここに?」

朧「ん?佐助から聞いておらんのか?」

クルファの母「聞いてはいるが…貴方様自身の口から聞きたい…」

クルファの母は少し強めに聞いた。

朧「ほう…そう来るか…よい、話してやる…」

朧は座りなおすと…

朧「我は、人魔連合を掲げておるのだ…人と魔族…二つが共に手を取り、支え合う国…そんな国を目指しているのだ。」

朧の言葉を聞いたクルファの母は驚愕した…

あの若き男・サスケの言っていたことは本当だった…言葉に嘘を言っているような気配は見えない…

言葉の一つ一つが、良くも悪くも重い…自身が思い描いていた、魔王像とは正反対の姿だった…

フィアの義父「(人魔連合だと…ふざけているのか…そんなことは夢のまた夢だ…)」

朧「ほう?そこのご婦人より頭が存外固いようだな?地に頭を伏してる老骨よ…」

フィアの義父「っ!?」

朧「二度目だ…次はない…」

フィアの義父は再び恐怖に囚われた…

朧「さて…ではご婦人…名は?」

クルファの母「え…」

朧「いつまでもご婦人というわけにはいかないだろう?さぁ…名乗れ…」

朧にそういわれると、小さな声で…

クルファの母→リエル「り…リエル…ポラト…といいます…」

フィア「(やばい…この距離で聞こえなかった…)」

朧「リエル…では主に提案をしたい…」

朧はリエルに手を差し伸べると…

朧「我の…ヨモツの民になってくれぬか?」

リエルは少し考えた…

リエル「一つ…聞いていいかい…」

朧「許す、申せ。」

リエル「茶屋はあるかい?」

朧「あぁ…我が精鋭が太鼓判を押す店がある…」

リエルは朧の手を握る。

リエル「余生の楽しみが増えたよ…」

朧「ようこそ、ヨモツへ…」

フィアの義父「(不意打ちも無駄、思考も読まれる…ここは従うしかないか…)」

朧「主はどうする?」

フィアの義父は朧を前に、地に頭を伏したまま…

フィアの義父→リナン「このリナン・ハランドット…貴方様に忠誠を誓います…」

朧「よかろう…だが民に傷一つつけようとしてみろ…それが三度目で…貴様の最後だ…」

朧はリナンに釘を刺し、ヨモツへの滞在を許可した。

朧「さて…では…(パチンッ…)」

朧が指を鳴らすと襖が開き、モケモケと陽炎、シエルと海青が料理を運んできた。

玄秦さんは見た目が大きすぎて恐怖を与えかねないということで、自ら辞退…

モケモケ「もけもけぇ♪(めしあがれぇ♪)

陽炎「腕によりをかけて作りました…」

シエル「どうぞ冷めないうちに…」

海青「お食べください…お客様…ふふっ♪」

海青は若干転生前の癖が入っている…

リエル「で…では…」

リエルは小さく切り分けられたお肉を一口…すると…

クルファ「え…お母さん…泣いて…」

リエル「あら…やだね…戦争で失った両親の事を思い出しちまって…」

リナンも一口…

リナン「これは…」

食べる手が止まらないリナン…

フィア「お父さんそんなにがっつかないで…喉つまらせるよ?」

リナン「んぐぅ!?」

フィア「言わんこっちゃない…」

朧「そんな焦らんでも、お代わりはまだある、たらふく食え。」

その日天守には、やたらせき込む声が響いていたらしい…


続く…

この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。

作者の妖峰輪廻です。

投稿時間遅れてしまい申し訳ございません…

登場人物の名前考えるのとタイトル考えるのが本当に大変で…

リエルの名前の由来は、天使のガブリエルから…

リナンは、魔術師マーリンを少しいじった名前となっております。

クルファが僧侶で、フィアが魔女ということもあるので、それにちなんだ名前にしました。

というわけで、今回のあとがきはここまででございます。

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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