出迎え編・見張りの二人の腹ごしらえ、そして魔王と烏…二人だけの時間…
皆さんどうもこんばんは、魔刀衆・第捌刀のシエルです。
今回は私があらすじを担当させていただきますね。
前回は、料理を作った後、鋼さんの待つ天守に持っていったところですね。
鋼さんは鋼さんで、加具那岐さんとお話してたみたいですけど…
詳しい内容まではわからないんですよね…朧様じゃあるまいし…
私この世界だとただの羽生えた人間ですし…
で、今は朧様が白狼さんと月巴さんを呼んでいるところですね。
(パチンッ…)
朧の招集の指の音がヨモツに響く…
少しすると…
白狼「(サッ…)弐刀・白狼…ただいま参りました…」
月巴「(サッ…)漆刀・月巴…ここに…」
朧「そう固くならんくてもよいじゃろ…」
白狼「すみません、前の癖で…」
月巴「なんですかこの美味しそうな料理はっ!?」
朧「夕餉じゃ、まだ主らの出番ではないだろ?」
シエル「それまで一緒に食べましょう?」
白狼&月巴「もちろん♪」
月巴と白狼は座り…
朧「では…」
みんな「(パンッ‼)いただきますっ‼」
みんな一斉に食べ始めた。
玄秦「うむ…このきんぴらうまいのぉ。」
シエル「本当ですか!?よかったぁ♪」
月巴「私的にはもう少し辛くしても…」
陽炎「お前のは少しは俺達の少しって枠組みにこれっぽちも当てはまらねぇからやめてくれ…」
月巴がこれに辛さを足すと…きんぴらごぼうが、きんぴらごぼうとは呼べない色になり、下手すれば失明するほどの刺激物になりうる…
白狼「あ~ぐっ♪ん~♪」
シエル「あぁ白狼さん…もう、口の周りにお肉の残骸が… (ふきふき…)」
鋼「(食べ方がマジの狼…)」
白狼は豪快に塊肉にかぶりついている、それはもう野性的に…
鋼「ん、この鯛のお造り美味しい…海青が切ったのか?」
海青「おっ、さすが兄さん♪」
鋼「お前の味は食べ慣れてるからな、そうなるとこっちの鮪は…」
鋼は鮪のお造りを一口…
朧はその反応を今か今かと待つ…
鋼「(うん…鮪自体がかなりいい物を使っているけど…繊維は殺されずにしっかりとあるし、筋の感じもしない…)」
鋼「美味しい…」
その言葉を聞いた瞬間…朧の後ろに花が咲き乱れた…ように見えた。
陽炎「んっ‼この餡蜜うんまっ‼」
シエル「本当に美味しいです‼お店出されないんですか?」
玄秦「某が自由に動ける大きさの土地がないのだ…」
みんな「あっ…」
全体的な体躯が大きい玄秦さん唯一の悩み…体が大きい…
海青「モケモケちゃんの和菓子も美味しいよ♪」
モケモケ「もけもけぇ♪ももけけもけも♪」
海青「…ごめんなんて?」
鋼「誉めろだそうだ…」
海青「あ、おっけぇ。」
海青はモケモケをもふもふし始めた…
そして、みんなでご飯を平らげた。
みんな「(パンッ‼)ごちそうさまでしたっ‼」
鋼「洗い物は僕がやるよ。」
シエル「お心遣い、感謝します。」
陽炎「でも気持ちだけで充分だよ、お前は休んでなって。」
鋼「そういうわけにはいかないよ、あんなに美味しいごはんを作ってもらったのに…」
玄秦「ここは、お言葉に甘えるとするか…」
朧「であれば、妾も持っていくとしよう♪」
白狼「じゃあ私も~♪」
白狼も持っていこうとするが…
(ガバッ‼)
月巴とシエル、海青に止められた…
海青「何言ってるんですか白狼さんっ‼」
月巴「あの二人を二人きりにさせる好機でしょうがっ‼」
シエル「手伝いたい気持ちはわかりますけど‼ここは堪えて‼」
朧は振り返り、月巴・シエル・海青にウィンクをした。
そして、炊事場…
鋼「今日はありがとうね、朧。」
朧「お安い御用じゃ♪お主のためなら…いくらでもしてやるのでな…」
朧と鋼は洗い場に食器を置くと…
朧「隙あり…♪ (ギュッ…)」
朧は鋼に抱き着く…
鋼「おっと…どうしたんだ急に…」
朧「むふふふ…♡ (すりすり…♡)」
甘え全開で、鋼にほっぺをすりすりする朧…
鋼「はぁ…しょうがないな…♡」
そうは言いつつも、内心嬉しかった鋼であった…
なお…加具那岐さんはご察しである…
続く…
この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。
トロより赤身派‼作者の妖峰輪廻です。
次回辺りようやく動きだしますかね?
いやぁ…出迎え編書き始めて9話…最初の移民である、クルファの母とフィアの育ての父がまだ出てこないという…
受け入れ編とは違って、昼も動きがあるので、どうしてもそこが長くなってしまうんですよね…
反省反省…直すとは言ってませんがねっ‼
なんだこいつと思った方正直に‼本当おかしな作者で申し訳ございません…
情緒もへったくれもございません…
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。