出迎え編・平和な夕餉…並ぶはヨモツの至極の品々
皆の者…どうもこんばんは…魔刀衆・第参刀の玄秦と…
もけもけぇ♪(もけもけだよ~♪)
此度は某とモケモケがあらすじを担当させてもらう。
もけもっけ~♪(よろしくね~♪)
前回は海青殿の見事な魚捌きが披露されたな。
もけもけ…(こわかった…)
普段の海青殿からは想像もできない…まるで阿修羅の様であったな…
もけもももけけけけ?(はがねもあんなかんじ?)
さぁ?焼き魚を作るところは某は見ていないからな…シエル殿ならわかるやもしれぬな…
もっけぇ♪もけもももけけけ♪(わかったぁ♪じゃあきいてくるねぇ♪)
あっちょ…行ってしまわれた…では、本編どうぞ…モケモケ…あまり下を歩かんでくれ…踏んづけてしまいそうで怖いんだ…
朧「さて…此度はあきらめる…だが次こそ最高のお造りを作って見せよう‼」
朧の目はいつになく…煌々と燃えている…
海青「ぜひ食べさせてくださいね、そのお造り…♪」
朧「あぁ…転ばせてやろう…楽しみにしておれ…」
玄秦「(なんと平和な争いか…)」
シエル「さぁ、鋼さんも待ってることでしょうし、早く持って行ってあげましょう。」
陽炎「そうですね。」
モケモケ「もけぇ…もけもけもももぉ‼」
朧「そうじゃな、では行く…あ、そうじゃ…白狼と月巴も呼ぼう♪まだ出迎えには早いしのぉ♪」
海青「そう言うと思いまして、既に切ってあります。」
朧「さすがじゃの。」
朧「(まぁ…妾は余分に残ってしまったがの…)」
流石の鋼も鮪一匹丸々は食べきれないということを、切り分けた時に気づいた朧…
一方…天守で待ちぼうけを食っていた鋼は…
鋼「(加具那岐…)」
加具那岐「(なんでしょう…鋼様…)」
鋼「(僕の創造スキルは、加具那岐が居てくれてるから真価を発揮出来てるんだよね?)」
加具那岐「(確かにそうですね…ですが、私は精霊…スキルそのものではございません。)」
鋼「(ん?つまり加具那岐はいなくても創ること自体はできるけど…成長はできなかったってこと?)」
加具那岐「(その可能性はあったでしょう…今のように、亡烏や心月のように、複雑な武器を創ることはできなかったと思います…)」
鋼「(やっぱり、加具那岐には感謝しかないな…いつもありがとね♪)」
加具那岐「(もったいなきお言葉…)」
鋼「(なんかしてほしいことあったら遠慮なく言ってね。)」
加具那岐「(でしたら…朧様との営みを…)」
鋼「(…それ以外じゃダメ?)」
加具那岐「(ダメです、朧様の鋼様に抱かれてるときのあの幸せな顔を見たいのです‼)」
鋼「(まぁ…考えておくよ…)」
加具那岐との会話を終了する鋼…
鋼「困ったなぁ…」
すると、階段を上がってくる音が聴こえる。
朧「鋼、待たせたのぉ。」
海青「お待たせぇ♪」
鋼「…えっ…」
持ってこられた品々は…この場にいない白狼と月巴の分を含めたとしても余裕で余る量の洗練された品々…
肉の旨味をしっかりと閉じ込め…絶妙な焼き加減で仕上げられた焼き塊肉…
ごま油の香りとほのかに香る唐辛子の匂いが食欲を誘うきんぴらごぼう…
白玉、あんこ、5種の果実をふんだんに使った餡蜜…と、モケモケが形どられた和菓子…
そして、筋が一切なく…見事に切り分けられた刺身の盛り合わせ…
鋼「え…これ全部作ったの…」
朧「刺し盛は妾と海青の合作じゃ。」
陽炎「肉は俺で、きんぴらごぼうはシエルさん。」
玄秦「餡蜜と和菓子は某とモケモケである…」
モケモケ「もけもけぇ♪」
鋼「すごいね…」
朧「では、白狼と月巴も呼んで、夕餉にするかのぉ。」
内心、この料理持っていけばどんな国でも味方に引き込めるのではと思う、鋼であった…
続く…
この度はオタク学生が異世界で勇者として転生したけど魔族達に味方しますを読んでいただきまして誠にありがとうございます。
塊肉にかぶりついてみたい‼作者の妖峰輪廻です。
やはりオタクたる者…漫画に出てくる塊肉にあこがれるんですよ‼
と、どうでもいい話は焼いといて…
今回も中々に遅い時間に投稿して申し訳ございません…
これからもめげずに描いていきますので、ぜひ最後までお付き合いください‼
あと、まさかまさかの100話目でございます‼
投稿し始めたころは、こんなに続くとは思っていませんでした。
ここまでこれたのも、読んでくださっている皆様のおかげです‼
本当に…本当にありがとうございます‼
これからも、オタ転魔族をよろしくお願いいたします‼
それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております‼