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殺人館の不死鳥  作者: かなかわ
生命編
12/38

幕間

 かくして、鳳凰堂椿の生首と共に殺人事件の幕は上がる。


 けれどこの物語には、八木黒彦の目に映らない箇所がどうしても存在する。


 解散後、八木は漆田羊介に出会った。月熊大和に出会った。大神狼華に出会った。


 だが、その時他の人間はどこで何をしていたのか?


 その答えは、もう一人の主人公が目撃している。


 この物語は八木黒彦の視点を【表】とするならば、もう一人の主人公の視点は物語の【裏】を映す。


 これより物語は時間を遡り、宿泊客が解散したあの時刻へと戻る。


 物語の果て。【表】と【裏】が一つになる時。


 この物語はどういった様相を呈するのか。


 もしそれを考えていただけると言うのであれば、この物語に敷かれる絶対のルールを一つ、伝えようと思う。次の文章に嘘はなく、矛盾もなく、言葉の綾をとることもなければ、覆されることも、この物語において絶対にない事を誓う。


・ルール【鳳凰堂椿は有史以前より生き続ける不死身の人外であり、不死鳥。これからも真の意味で死ぬことは永久に無い】


 なお、【ルール】は物語が進む中で追加、捕捉されることもあり、その場合はそれらしい文言と共に隅括弧で囲うものとする。


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