あらすぎなあらすじ
もう思い出すことすら難しいが、俺は日本で事故で死んだあと、この世界に転生した。
いわゆる中世のファンタジー世界で、ハンターと呼ばれる人達が魔物と呼ばれる化け物を倒し、その素材で発展してきた世界だ。
ただ、漫画やゲームと違って、レベルアップやステータス何てものはなくて、強くなるためには魔草や魔物を食べて体を強化する必要があった。
でもただ食べるだけで強くなるなんて都合のいいものでは無い。
食べる代わりに段々おかしくなっていく。
そいつの適正によるが、目の色が赤くなるのは当たり前。爪鋭くなるのは良くあること。
背中に翼のような物が生え、火を吹いてもおかしくない。存在しない物が見え始め、気が狂いそうになり始めたら、そろそろやばい。
そして人間としての理性を失ったとき、そいつは魔物となる。
そりゃそうだ。食べちゃいけないものを食ってんだ。
でも魔物の脅威がある限り、誰かが求め、誰かが強さを求める限り、誰かが食う。
金がないやつは魔物になるとわかっていても、ハンターにならざるをえない。
人間として踏みとどまってはいけない。ビビって食わなかったやつから殺されていく。
だからといって食いすぎてもいけない。そんなバカから魔物になっていく。
要はどうしようもないのだ。