【出席番号7番】鍛冶屋坂 笑(かじやざか えみ)
「センセェ! もっと激しくツッコんでくれなアカンでぇー!!」
「何言うてんねーん! もぉええわ!」
放課後の体育用具室から声が聞こえる。ウチのクラスの生徒の声だ。
今日はオレが体育館の戸締りの担当だ。学校自体の施設管理は警備会社に委託しているが、体育館は部活動が終了すれば基本的に使用しないので教師が当番制で戸締りをしている。
部活の時間も終わり、ほとんどの生徒が帰宅する中、1人体育用具室で声を張り上げていた生徒の名前は《鍛冶屋坂 笑》、底抜けに明るいウチのクラスのムードメーカーだ。
鍛冶屋坂はいわゆる「お笑い」好きの少女だ。放課後はいつもこの体育用具室に来ては漫才の練習をしている。声を張り上げるため、教室では他の生徒の迷惑になる……ということで、部活動の準備と片付け以外は誰も入ってこないこの場所を利用しているらしい。
高校生だと、進学の目標はあってもその先の職業まで考えている子は少ない。だが彼女は一貫して「お笑い芸人」を目指して努力をしている……すでに何回もオーディションを受けたらしい。進路希望もエスカレーター式に入れる学園の大学ではなく、お笑いの養成学校を希望している。
普通のアドバイスなら、芸能界なんて成功するのは一握りで狭き門だから諦めなさい……と言いたいところだが、彼女の「熱意」と「努力」を見ていると思わず応援したくなる。
「おう、鍛冶屋坂! 相変わらず頑張っているな? でもそろそろ下校時間だから帰る支度しとけよ」
「あっセンセェかんにんな! もう1回練習したら帰るわ!」
相変わらずの努力家だ……だが彼女には「致命的な問題」がある。
「どぉも~ピーヤーズでぇーっす! 今日も2人で漫才頑張っていきたいと思いますけどもぉ……」
「……」
「え? あんたファミレスの店員なんてできんの?」
「……」
「じゃやるで! うぃーん」
「……」
「何やその挨拶! メイド喫茶やないっつーの!」
「……」
漫才をやっているのだが、彼女には「相方」がいないのだ!
今、彼女は1人で漫才をやっている。ちなみにツッコミらしい。
普通、こういうのは学校で仲のいい友だちや先輩後輩とコンビを組むパターンが多いのだが、ここはお嬢様学校……お笑いを目指す同志などなかなか見つからないのが現実だ。
しかも鍛冶屋坂にはあまり良くない噂がある。彼女は休みの日によく観に行くお笑いライブの会場や、お笑い好きが集まるSNSで知り合い意気投合した男の人とコンビを組むそうだが、どの「相方」と組んでも1週間と持たずに「解散」するらしい。しかも全て男の方から逃げて行ってしまうとか……何があるのだろうか?
〝パチパチパチパチ……〟
ひと通りの練習を終えた鍛冶屋坂に拍手をした。
「あ、センセェおおきに」
「う、うん……まぁ何となく面白いのはわかるが、やっぱ相方がいないと正直よくわかんないよな」
鍛冶屋坂は少し落ち込んだ顔をして
「そやなーウチもそう思ってるんやけど……すぐ(相方に)逃げられんねん」
いつもの関西弁……っぽい口調で嘆いた。なぜ「っぽい」かというと彼女は関西出身ではない。幼少期から上方のお笑いが大好きで、テレビとか見ているうちにそういう話し方になってしまったようだ。
「なぁ鍛冶屋坂……将来はいっそのこと漫談とかいわゆる『ピン芸人』でやったらどうだ? 養成学校を受けるにしても一人漫才じゃ難しいだろ? それよりピンで入ってそこで相方見つけた方がいいんじゃないのか?」
「イヤやっ! ウチは漫才やりたいねん! あの絶妙な間とか掛け合いが好きやねん! 漫談とかコントとか考えられへん……漫才で天下取りたいねん!!」
かなり頑固な子だ。もしかしてこの「頑固さ」がコンビを続けられない原因か?
「でもな鍛冶屋坂、気持ちはわかるが現実を見ないとな。養成学校だってオーディションとかあるんだろ? 今みたいに相方がいない状態で『漫才やりまーす』じゃオーディションも受けられないぞ」
「う゛ぅっ……!」
痛いところを突かれて鍛冶屋坂が絶句した。すると、
「あ……相方は……おるよ」
なぜか口ごもりながら鍛冶屋坂は言った。
「え? 何だいるのか? ライブで知り合った子か?」
「ちゃうねん……この学校(の中)や」
――この学校の生徒? 鍛冶屋坂以外にお笑い好きなんているのか?
「えっ誰だ? 今度先生にも紹介してくれ! で、一度披露してくれよ」
実を言うとオレもお笑いは人並みに好きだ。とは言っても国語教師という性分からか古典落語が好きで、よく大学の学祭では落研(落語研究会)が主催する寄席を観に行ったものだ。
「え……ううん、まだ直接お願いしたワケじゃないんやけど……」
「なんだ、まだそんな状況か? とりあえず声掛けてみたらどうだ?」
こいつは今まで男性とばかりコンビを組んでいたみたいだが、この学校ってことは当然女子だろう。そんな「適役」がいるのだろうか?
「じ……じゃあ声掛けて……みるわ」
鍛冶屋坂が急にモジモジしだした。そして意を決したように
「セ……センセェ! ウチとコンビ組んでくれ……へん!?」
――は?
――はぁああああああああっ!?
「おっおい……何言ってんだ! そんなことできるワケないだろ!? いいか、オマエが目指しているお笑いってプロのことだろ!? オレは教師という仕事を持っている。オレに仕事を辞めてお笑いをやれってことか?」
「そこをなんとかセンセェ! 一生のお願いやさかい」
「ムリだ! 鍛冶屋坂の希望にはできるだけ応えてやりたいがそれはできん!」
すると突然、鍛冶屋坂の顔色が変わった。
「あっそ……じゃ、この手だけは使いたくなかったんやけど……」
――ん? 何だ「この手」って?
「センセェ……ずいぶんとウチのことを小説で登場させてくれたやないけ?」
――!?
――コイツ!!
――オレが「粟津まに」だということを知ってる?
「え? な……何のことだ?」
「とぼけてもムダやでセンセェ! ウチのケータイに謎のメールが来て教えてくれたんや! ちゃんと調べたでぇ……しかもウチ(をモチーフにしたキャラクター)は登場回数ダントツ1位やないかぃ!?」
――うわぁああああああああ! コイツ、そこまで知っているのか?
「えっえっ? 何のことだ1位って……」
「まだシラを切るつもりなんかセンセェ! じゃあ該当するキャラクター名すべて言うたろか? 全部言えるで!」
――これはダメだ。言い訳の余地がない。
「すっすまん! 鍛冶屋坂、でもオマエ (をモチーフにしたキャラ)の場合はそういう性的表現に関する表現は一切ないキャラで……」
そう、実は鍛冶屋坂をモチーフにしたキャラクターは全て「脇役」だ。鍛冶屋坂は一般的にみると「美少女」の部類に入るが、美少女揃いのH組の中ではどうしても見劣りしてしまう。
しかも底抜けに明るいムードメーカーという性格からどうしても陰のある主人公やヒロインとしては使いにくく、主人公の妹とか仲の良いクラスメイトなどのキャラクターとして登場させている。すると、鍛冶屋坂から意外な言葉が返ってきた。
「ちゃうねん、逆や! 何でウチが『脇役』なんや!?」
「え?」
予想外の言葉にオレは戸惑った。何だ? コイツは百合の願望でもあるのか?
「ウチかて舞台に立ちたい人間や! 立つんやったら『主役』やりたいねん! たとえ小説内の架空のキャラでも舞台立つなら『主役』がええねん! ウチが登場するキャラって『私の妹』とか『女子生徒』とか『通りがかりの人』とか……固有名詞ないやん!! こんな扱いされてメッチャ悔しいねん!」
そうか、コイツは舞台……しかも中心に立つことを夢見ているんだ……そう考えると悪いことをした。でもやっぱコイツのキャラで「百合小説」はコメディー路線以外ありえない。
「せやからセンセェ……罰としてウチとコンビ組んでな」
「あ……ああ、まぁ練習相手くらいなら……」
夏至が近づき日が長くなった6月とはいえ、さすがにこの日は遅い時間だったので鍛冶屋坂とは後日、練習する約束をしてその日は帰らせた。
その際、彼女が漫才の「台本」をオレに渡してきた。誤字脱字は多かったが全体的な構成としてはまあまあ良い出来で、オレも夜中に読みながら思わず吹き出してしまうほどだった。
※※※※※※※
1週間後の放課後、体育館を利用している部活動の生徒が片付けを終え、誰もいなくなった体育用具室で、オレは鍛冶屋坂と待ち合わせをしていた。
「遅いでセンセェ! ちゃんと練習しとったか?」
鍛冶屋坂はオレが来るずっと前から練習をしていたようだ。だがこっちは漫才が本業じゃない……他にやることいっぱいあるんだよ!
「センセェ、どうやったウチの台本は?」
「あぁ、まあ面白かったよ……誤字多すぎだけどな」
「げっ……いけずぅ」
鍛冶屋坂は口を尖らせふくれっ面になった。
「じゃあ早速始めるで! ウチがツッコミで立ち位置は上手、センセェがボケで立ち位置は下手や」
上手と下手……「じょうず」「へた」ではなく、「かみて」「しもて」と読む。客席側から見て右側が上手、左側が下手……つまりオレは客席側から見て左側に立つ……この位は落語が好きなので知っている。
「舞台袖から入るところからや! 上手から入るで」
体育用具室と言えば狭いイメージがあるが、この学校の体育用具室は動線確保や事故防止のため収納スペースに余裕をもたせて広めに作ってある……さすがお金持ち向けの私立校だ。なのでステージを仮定したスペース位は確保できる。
2人で舞台袖(と仮定した場所)に立つ。鍛冶屋坂はご丁寧に、舞台袖(と仮定した場所)から客席を覗き込む仕草をして
「うわぁー、満員御礼やなぁー……緊張するわぁー」
――おいおい、そんな心配するのは10年早いわ。
「もうすぐウチらの番や……ドキドキ」
――あれ? オレはこの「演技」にも付き合わなくてはいけないのか?
「じゃあセンセェ、頑張ろうな! ウチらの『夫婦漫才』!」
――おい鍛冶屋坂! 今、サラッと変なこと言わなかったか?
するといきなり鍛冶屋坂がステージ(と仮定した場所)に飛び出していった! おいおいちょっと待て!
「「どぉも~、2人合わせて『ピーヤーズ』でぇ~す」」
――何だそのコンビ名は? まあいいか後で聞こう。
鍛冶屋坂「さぁ今日も張り切って漫才やっていきたいと思いますけどね」
若彦「いやちょっと待って待って……オレ、今日張り切りたくない」
鍛「えぇっ、何でや!?」
若「いや~実はオレこの後、漫才のステージあるから……」
――ここで鍛冶屋坂のツッコミが……
鍛「今そのステージや!!」
〝バチーーーーーーーーンッ!!〟
――えっ?
――何だ今のは?
何かすごい『衝撃』が……
――あ゛っ……
〝バターンッ!!〟
――なんか……意識が遠のいていく。
※※※※※※※
「……ンセェ!? センセェ!? どないしたん?」
目の前に鍛冶屋坂がいた……ん? どうしたんだオレ?
「いきなりセンセェ倒れてビックリしたわぁ~」
何だオレ……倒れていたのか? そういえば突然、意識を失って……ってかイテテテテッ! 頭が割れるように痛いんだが。
何となく意識が戻ってきた。どうやらオレは何か硬いもので頭を殴られ脳しんとうを起こしたようだ。でも一体……!?
そのとき、鍛冶屋坂が持っているモノを見てオレは驚愕した。
「おっおい鍛冶屋坂……オマエがいま持っているのは……何だ?」
「何って? ハリセンや!」
――ハ・リ・セ・ン? そんなモノで叩かれていたのか?
確かにハリセンで叩かれたら痛い。だが、さっきのはハリセンで叩かれたときと比べ物にならない痛みだった。そういや鍛冶屋坂はハリセンを持っ……あれ?
「オマエそれどこから出してきたんだ? さっきまで無かったよな? ていうかそれ、何か普通のハリセンと違う気がするが……」
「あ、センセェよぉわかったやん! これ、ウチの特製ハリセンやで!」
普通ハリセンは新聞紙のような薄い紙を蛇腹折りにして作るが、鍛冶屋坂が持っているハリセンはよーく見ると明らかに紙が分厚い。
「オマエ……それって何でできているんだ?」
「ああこれか? フツーのじゃオモロないからボール紙で作ったんや」
――ダメだろそれは!!
「いやオマエ……それは痛いどころの話じゃないぞ!」
「そうなん? これじゃ物足りんと思って、他にもバージョンアップした……」
と言って鍛冶屋坂が取り出したのは、
「……ベニヤ板製のハリセンもあるんやけど♪」
「下手すりゃ死ぬぞ!! ハリセンはやめなさい!」
ボール紙製ハリセンとベニヤ板製ハリセンは没収した。
「え~っ、じゃあ代わりにスリッパでツッコんでええか?」
「いやオマエは道具使わなければツッコミできんのか!」
と言って鍛冶屋坂は近くに落ちていたスリッパを「よいしょ」と言って拾った。
「よいしょって……そのスリッパは何か小細工していないだろうな?」
スリッパは学生時代、コンパの罰ゲームで叩かれたことがあるが普通のスリッパでもまあまあ痛いぞ。
「ん~っ、まあちょっとオモロいかなと思って底に鉄板を……」
「すぐに止めなさい、確実に死ぬぞ!!」
いよいよこの学園から殺人事件が発生しそうだ……ていうか、さっきから違和感がすると思ったら、体育用具室の至るところに授業とは関係のなさそうなものが転がっているではないか。
ハリセン
スリッパ
アルミの灰皿
空の一斗缶
金だらい……
「おい、まさかコレって?」
「そうや! ウチが用意したツッコミグッズや」
この光景はもはや漫才というより凶器持込みデスマッチだ。学校の備品として置いてあった蛍光灯やパイプ椅子や会議用テーブルまで一瞬、凶器……じゃなかったツッコミの道具に見えてゾッとした。
「全部禁止だ! 殺人だぞこれは」
「えーいけずぅ! じゃあせめてこの対女子用ハリセンは?」
鍛冶屋坂が取り出したのは、パーティーグッズ専門店などで見かけるごく普通のハリセンだ。
「何だよ女子用って……」
「さっきセンセェをどついたのが男子用や。さすがに女子にアレ使うのは可哀想や思うて……ただコレじゃオモロないけどな」
「いや、面白いかどうかは別にして男子用は命にかかわる!」
「え~っ!? しゃーないなぁ、じゃあコレで続きやるでぇ」
練習の続きを始めた……まだ頭が少しクラクラするが。
若「あのなあ、オレ、教師辞めて別の仕事しようと思ってるんだけど」
鍛「あぁ、アンタのことは初めっから教師と思ってないわ! で、何すんの?」
――うわぁ、ネタとはいえ辛辣だなぁ。
若「ファミレスの店員やりたい」
鍛「え? あんたファミレスの店員なんてできんの?」
若「できるよ! だからオレがファミレスの店員やるから君はお客さんやって」
鍛「うん、じゃやるで! うぃーん」
若「お帰りなさいませご主人様!」
鍛「何やその挨拶! メイド喫茶やないっつーの!」
〝バッチーーーーーーーーンッ!!〟
鍛冶屋坂のハリセンがヒットした……女子用とはいってもかなり痛い。コイツ、力任せに全力で叩いてるな?
若「お客様、メニューをお持ちしました。本日のおすすめはワ・タ・シです」
鍛「いらんわ! この三流大卒の童貞ヤローが!!」
〝バッチーーーーーーンッ!! 〟
――痛てぇ!! つーか肉体的にも精神的にも痛いわ今のは。
若「お客様、ご注文の際はこちらのボタンを押してください。そうしますとルーレットが回ってどこかのお席に係の者がまいります」
鍛「ウチの席に来いやアホたれ!」
〝バッチーーーーンッ!!〟
――痛ってぇー! コイツは手加減というものを知らないのか?
鍛「ピンポーン!」
若「お待たせしました、ご注文をお伺いします」
鍛「ええっと、ハンバーグステーキとシェフの気まぐれサラダで」
若「お客様、お水の注文はよろしいでしょうか?」
鍛「それは先に持ってこんかぃ!」
〝バッチーーーーンッ!!〟
若「お客様、サラダの方は先にお持ちしますか?」
鍛「あぁそうしてや」
若「シェフの気まぐれになりますので、少なくとも2週間以内には気が向いて作ると思いますが……」
鍛「今すぐ作れや!」
〝バッチーーーーンッ!!〟
若「ご一緒にドロンコバーはよろしいですか?」
鍛「何や泥んこバーって! ドリンクバーやないんか? いらんわそんなモン」
〝バッチーーーーンッ!!〟
若「ご注文ひっくり返しまーす!」
鍛「フツーにくり返せ!」
〝バッチーーーーンッ!!〟
若「オーダー入りませーん!」
鍛「入れろや!」
〝バッチーーーーンッ!!〟
〝バッチーーーーンッ!!〟
〝バッチーーーーンッ!!〟
――おいおい、いくらなんでも叩きすぎじゃないか? 痛すぎて台詞飛びそうだ。鍛冶屋坂はオレが何もしゃべらなくなってもハリセンで叩き続けている。
「おっおい、いい加減にしろ! いくらなんでも叩きすぎ……」
すると、鍛冶屋坂はオレを叩いていた手を止め、棒立ちになった。肩で息をして恍惚の表情を浮かべていた。そして、
「あっ、あはっ……あはははひゃ」
不気味な笑い声を出したあと突然叫んだ。
「め……メッチャ楽しいぃいいいい!! はぁはぁ、セ……センセェ! ウチ、センセェどつくのメッチャ気持ちええねん! もっと、もっとセンセェのことどつきたいねん! 今まで組んだ相方の中でいっちゃんええわぁ~……はあぁああああセンセェにかかれたいわぁ!」
――コイツ……【変態】だったか!?
これでわかった……鍛冶屋坂が今まで知り合った男友だちと漫才コンビを組んでも1週間も経たずに解散して逃げられてしまう理由……
――コイツの「暴力」に耐えられなかったんだ!
鍛「センセェ! ウチ、センセェとコンビ組んで漫才やる! そして結婚して夫婦漫才やろっ! だからセンセェ、今すぐ教師辞めてウチと養成所入ろっ!?」
若「冗談じゃないぞ、この変態っ! そんなことしたら身が持たん……体がいくつあっても足りんわ!」
鍛「誰が変態じゃ! この童貞メガネ!!」
〝バッチーーーーンッ!!〟
鍛「だいたいオマエみたいな童貞の体がいくつもあったらマジでキモいわっ! ほなウチが筆下ろししたるさかい、はよパンツ脱がんかいっ!?」
若「いい加減にしろーっ! キミとはもうやっとれんわ」
二人「「どうもありがとうございました~!」」
――何やねんこのオチ……。
最後まで読んでくれておおきに! ほな次回も続くでぇー!!