【出席番号24番】照坂 祭(てるさか まつり)
「先生、ちゃんと指を入れてください!」
【ちょっと気持ち悪い描写があるよ】
「はいそこまで! じゃあ次の『一方で』のところから……唐沢、読んでくれ」
今は現文の授業中、生徒1人ずつ順番で教科書の文章を「音読」させている。先ほどまで読んでいた《角瀬 先》は演劇部なのだが、登場人物に対する感情がこもり過ぎてもはや「朗読」になっていた……今日の課題は「評論文」なのだが。
オレの授業は生徒に音読させる時間が比較的長い。これは決して黒板にたくさんの字を書いたり説明するのが面倒くさいからとかいう理由ではない……たぶん。
音読は脳の活性化や学力の向上に役立つことがわかっている。しかし理由はそれだけではない。オレは生徒が音読している間に「机間巡視」をしているのだ。
机間巡視とは教師が教室内をぐるっと回り、生徒の様子をチェックすることだ。出来の良い生徒は他の生徒が音読中に、難しい漢字にルビを振ったり大事なところにアンダーラインを引いたりしているのがわかる。
その一方で出来の悪い生徒は明らかに理解していないことがわかる。ひどい場合には読んでいる部分と違うページを開いていることもある。こういう場合にはその生徒に対し個人的にアドバイスをするようにしている。
なので最近では机間巡視ではなく「机間指導」とも呼ばれていて、これは教壇に立っているだけではできない指導方法だ。
そして、この机間巡視にはもう一つの目的がある。
授業をサボっている生徒を注意、あるいは予防するということ。多いのは居眠りだが、最近はスマホでゲームやLI●Eをしている生徒もいる。これは教壇から眺めても気が付かない。立てた教科書や机の中で行われているからだ。
あと多いのが……ここは女子高なので、さすがに授業中に早弁をする猛者は見たことはないが、授業中にこっそりお菓子を食べている生徒は確実にいる。
ペンかと思ったらポッ●ーだったり、消しゴムかと思ったらハ●チュウだったりと油断も隙もない。一度、オレの話が終わって一瞬だけ静かになったときに、じゃが●こを誰か噛んでいて「ボリッ」という音が教室中に響き渡ったこともある。
脳の活性化に糖分は必要かもしれないが、それは休み時間に食え! 授業に集中しろ! そんなワケで今日も生徒に音読させている間は机間巡視を続けている。
その甲斐あってか最近は特に問題はない。以前、《愛宕 星》にスタンガンを押し付けられたことはあるが……他にも《右左口 墨》にいつの間にか腕に卑猥な言葉を書かれたり、最近では《多麻 鞠》に股間を握られそうになったりしている。
まぁこういう要注意【変態】どもの近くを通るときには歩く速度を速めたり教科書や指し棒でガードするなどの対策は欠かさない。
今日もみんな問題なく授業を受けているな? 中間が終わったと安心していたらあっという間に期末テストだぞ! 今のうちにしっかり授業は受けるように……と思っていたら、ある生徒の異変に気付いてしまった。
生徒の名前は《照坂 祭》、目鼻立ちがはっきりした美少女……というか美人だ。その照坂がさっきから口をモグモグとさせているのだ。
――コイツ、お菓子食っているのか?
だが照坂の机の上や中を見ても肝心のお菓子の袋や箱が見えない。その場で注意したいが証拠が見つからない。この状態で、ただ口を動かしていただけなのに注意してしまったら冤罪となってしまい、後でクラス中から非難されるだろう。
そんなことを考えている間に照坂の口の動きが止まった。気のせいか? だが、しばらくするとまた口をモグモグとさせている。しかも口の動きが止まったと思ったら舌なめずりをしてさぞ「美味しかった」ような満足げな表情をしてるではないか!? おかしい! コイツ確かに何かを食っているようだ。だが証拠がない。
――うわぁあああ! わからん。
確実な証拠がない限り注意はできない。だが確かに様子はおかしい。オレは授業が終わった後、教室に残っていた照坂に直接聞いてみた。
「おぅ照坂、休み時間中に悪いな……ちょっと聞きたいことがあって」
「は? いいですけど」
「あっあのな、さっき授業中にオマエの……少し気になる動作があったんだが」
「えっ何ですか?」
元々気の強そうなイメージの照坂に簡潔な言葉で返事をされると、うっかり変なことを聞けない空気になる。しかも一度怒らせたら周りの生徒は間違いなく照坂の味方に付くだろう。完全アウェイだ。慎重に言葉を選んで聞かなければ……
「いや実は、授業中オマエが口をモグモグさせているのを見かけたんだよ……あ、でも箱とか見てるワケじゃないから違うと思うけど……」
「は? 私が授業中に何か食べていたとでも?」
やべぇ! 完全に機嫌を損ねたような口調だ。しかも自ら進んで「食べている」というワードを持ち出してきたということは潔白ってことだな?
「あぁいやいや、気のせい……だな? そのっアレだよな? 口の中が何か不快だったとかそういうヤツ? いやすまんすまん、疑って悪かった」
オレは何とか教室内で「炎上」しないよう火消しに必死だった。すると照坂からそのオレの努力を無にしてしまう意外な言葉が発せられた。
「ええ……食べてましたよ」
――は? はぁあああああああ!? コイツ、自ら白状しやがった。
「え? ちょっと待て! でもオマエ、箱とか何もなかったよな?」
――あれ? これじゃオレが、照坂が無実だとかばっているみたいじゃないか?
「箱も袋もないですよ! 先生、私が何を食べたか知りたくありません?」
――メッチャクチャ知りたいわぁあああ!
「じゃあ昼休みに国語準備室に伺いますね、私も先生にお願い事があるので……」
ん? 何だお願い事って……。
※※※※※※※
「失礼しまーす」
「おぅ、来たか……っていうかわざわざ自分からネタばらして怒られに来るってどういう神経してんだよオマエは?」
照坂が入ってきた。何を食べていたか教えると言っていたが……見た感じそれらしいものは持っていない、手ぶらだ。
「まぁまぁ……先生、それより昼食は済ませましたか?」
「え? そりゃまぁ済ませたけど……」
「デザートとか食べました?」
「いや、そんなモン食ってないよ」
すると照坂はホッとした表情を浮かべ
「あぁよかった……実は先生のためにデザートを用意してあるんですよ! よろしかったら一緒に食べませんか?」
「デザート? あぁ、そりゃくれるのなら有り難いが……オマエ、どう見ても手ぶらだよな?」
「いいえ、ちゃんと持って来てますよ!」
何か変だなコイツ……謎が多い。
「まぁいい、とりあえず本題に入ろう……オマエは授業中、何を食べていたんだ? そして、証拠が残らないようにどうやって食べていたんだ? まぁ処分するほどのことではないが、悪質な場合は厳重注意はまぬがれないぞ」
「えー、食べるところ実演するんですか?」
「いや、説明だけでいいが……まぁ、説明しにくかったら実演でもいいぞ」
「わかりました、やってみます……でも正直、先生の前でやるのは少し恥ずかしいんですけど……」
――おっおい、恥ずかしいって……そんなヤバいことなのか?
照坂は準備室の机で授業中と同じような姿勢をとった。右手でペンを持つ仕草、左手で頬杖をついた。すると、頬杖をついた左手から小指だけをピンと伸ばした。
小指を伸ばしたままの照坂は、しばらく目をキョロキョロさせて周りの様子をうかがった。次の瞬間、照坂は驚きの行動に出た。
照坂は伸ばした小指を、自分の鼻の穴に入れたのだ。そしてしばらくモゾモゾと小指を動かすとその指を抜き取った。指先には黒っぽい……アレが付着していた。
――えぇっ!?
お嬢様学校の生徒がこんな行為をしただけでも衝撃的なのに、この後の照坂の行動は更に衝撃的だった。
照坂はアレが付着した小指を自分の口元に持っていくと……
〝パクッ!〟
――うわぁああああ! 食いやがったコイツ!
その小指を咥えるとゆっくりと舐めるように小指を外した。そこにはもうアレは存在していなかった。照坂は頬杖をついたまま至福の表情でモグモグと口を動かしていた。
「おっオマエ! そっ……それは?」
「えっ、コレ? 『鼻くそ』ですよ……ご存知ないんですか? 鼻のクソですよ! あ、何かクソって言い方下品ですよね? 鼻ウンコ? それも下品……」
「知ってるわ……ってか、それを咥えた時点でオマエの方がよっぽど下品だ」
「えぇー、美味しいのにぃ……私、鼻くそが大好物なんです」
何てことだ! 照坂が口をモグモグとさせていたのは自分の鼻くそを食っていたのか……それじゃあ箱も袋もあるワケがない! お菓子じゃなくてオカシイものを食っていたんだから……。
確かに自分の鼻くそを食べる人はいるらしい。しかし鼻くそは鼻水(分泌物)に空気中のホコリが混じったものだ。決して衛生的なものとは言えない。間違っても美味しい物ではないだろう。
「で、先生……折入ってお願いしたいことがあるんですけど」
そういや何かお願い事があるって言ってたよな……でも今の衝撃的な出来事で記憶が吹っ飛んでしまった。
「な……何だ?」
「私、最近自分の鼻くそに飽きてきちゃったんです。なので……」
「そうか、だったらこれを機会にその行動を止めるべき……え? おい、まさか」
照坂にこのような悪習を改めるようアドバイスをした瞬間、とてもイヤな予感がして背筋が凍った。
「先生の……鼻くそ食べてみたいです」
――イヤな予感的中したぁああああ!!
「はあっ!? オマエ何を言い出すんだよぉおおお」
自分の鼻くそを食べる人間はいるので百歩譲ってノーマルだと思っていたが……他人の鼻くそを食べたいと言い出した時点で確定した。
間違いない、コイツは……【変態】だ。
「私、先生のことが大好きなんです! だったら普通のことじゃないんですか?」
「いやいや……おかしいに決まってんだろ!」
「何でですか? 普通、好きな相手だったらキスのときお互いの唾液だって口にしちゃうじゃないですか? S●Xのときに●●●を舐める男の人や●●をゴックンする女の人もいるじゃないですか? なのになぜ好きな相手の鼻くそが食べられないんですか?」
「いやもう公共の場所で発言できない言葉の羅列をするなぁー!」
照坂は机に上がるとそのまま反対側に座るオレの元に迫ってきた。うわっ怖い!
「さぁ先生! 先生の鼻くそを私に下さい!」
「やれるかぁああ!」
照坂にネクタイを掴まれたオレは必死に抵抗した。すると照坂は急に真顔になり
「あっそ……だから『粟津まに』ってその程度の作品しか書けないんですよね」
うわっ! コイツはオレの裏の顔がラノベ作家の「粟津まに」だということを知っていやがった! でもってこれをエサにオレを脅すというお決まりのパターンだろう? しかもさりげなくオレの小説をディスりやがったな!?
「おっおい何だよいきなり」
「先生……先生は《良坊 種夢》の百合小説はお読みになっていないんですか?」
――はっ!? ヨシボー?
そういえば先日、出版社の編集者でオレの担当《大穴 中》から、オレの作品を打ち切りの危機に追いやった「謎の新人作家」の書いた小説がラノベ雑誌に掲載されたと連絡があった。初めはペンネームすら不明だったが大穴が「ヨシボー何々」だと教えてくれた。そういや大穴から雑誌が送られてきたけどまだ読んでないや。
「先生……わかってますよね?」
「あぁわかったよ! どうにでもしろ」
抵抗したら学園にバレてクビになるので言うことを聞くしかないパターンだ。もう何人の生徒がこのことを知っているのか把握しきれていないわ。
※※※※※※※
「じゃ先生、少し上を向いてください……入れますよ」
いつものように脅され無抵抗の状態のオレは椅子に座らされた。照坂はオレの肩に左手を置くと、右手の小指を立て、オレの鼻の穴に小指を入れようとした。
「ちょっちょっと待て! オマエがオレの鼻に指を入れるつもりか!?」
「え? そうじゃないんですか?」
「いやいや、オレも生まれてこの方、自分の鼻の穴に他人の指を入れられたことはない! ちょっとこれは……」
「何だ先生、処女だったんですか?」
「いやその表現はおかしいだろ」
「逆でもいいですよ! 先生が自分で鼻くそを取り出してそのまま指を差し出してくれれば私が先生の指ごとしゃぶります」
うわぁ、どっちにしろ変態行為だ! 究極の選択じゃないか。どっちもイヤだが断ることはできない。
ただ、他人に鼻の中をいじられる行為は、耳鼻科じゃともかく色々とリスクが高い……仕方ない、自分でほじるしかないか。
「わかったよ……自分でやるよ」
「マス●ーベーションですね?」
「違うわっ!」
手指をウェットティッシュで拭き、小指を鼻の穴に入れた。そりゃオレだって鼻づまりとかになることもあるから鼻をほじることはある。
ただ……その様子を凝視してんじゃないよ照坂!
「あー先生、ひょっとして照れてるんですか? か~わいい」
――堂々と人前でほじるオマエみたいな変態と違うわっ!
うわっ! 最近ほじっていなかったから大型の鼻くそをゲットした感覚が鼻の中でもわかる。ヤバいなぁー、こんなの見られたらめちゃ恥ずかしいじゃん! かといってこのまま鼻の中に残すワケにもいかないし……しばらく鼻の穴に指を突っ込んだまま硬直状態を続けていると、照坂が業を煮やして
「何やってんですか先生! 早くしてください」
オレの腕を思いっきり引っ張った。その瞬間、自分でもドン引きするくらい大きな鼻くそが付着した小指が露わになった。
「うわっ! 先生……いっぱい出ちゃいましたね」
おい、そんなに人の鼻くそをまじまじと見るな!
「じゃ早速、いただきまーす」
〝ぱくっ……んっ、んっ!〟
うわぁあ!! コイツマジでオレの鼻くそ食いやがったぁああ! しかも食っただけじゃ飽き足らず、咥えたオレの指をそのまましゃぶってやがる。指先に照坂の舌がうごめいているのが伝わってくる。
コイツはかなりハイスペックな変態だ。今までの生徒とは比べ物にならない。
「あぁ美味しかった! ごちそうさまです」
「おいしいワケないだろ! 鼻くそだぞこれは」
オレは照坂の唾液でベッタリとなった小指をウェットティッシュで拭きとった。
「え? 鼻くそって食べ物じゃないですか」
「食べ物じゃねぇよ!」
「ついでに鼻水は飲み物ですよね? あ、そういえば先生! 4月に花ちゃん(岩松花)の鼻水を顔に浴びたんですよね? 何で飲まなかったんですか? もったいない……花ちゃんの鼻水だったら私、喜んで飲み干すのにぃ」
――ダメだ! コイツ完全に頭がおかしい。
「じゃ先生、頂いたお礼に私が持ってきたデザート差し上げますね! 一緒に食べましょう!」
そういえば最初にデザートがどうのこうの言っていたな……もう今さら何のことか聞く必要なくなってしまったのだが一応聞いておこう。
「何だ? デザートって」
「もちろん! 私の鼻くそです!」
――完全に無駄な質問だったぁあああああああ!!
「いらん、絶対にいらん!」
「そんなぁー、遠慮しないでくださいよぉ」
「遠慮じゃない! 嫌がっているんだ」
「え? ひょっとして女子高生の鼻くそ食べる行為がやましいと思っていますか? 大丈夫です! 女子高生から鼻くそ奪っても淫行罪にはなりません」
「知ってるよ!」
「それに……生徒を題材にして百合小説書いていることと、どっちがやましいですかねぇ?」
――う゛っ!
それを言われては何も抵抗できない。オレは照坂の意のままになった。
「先生、私の鼻の穴に先生の指を入れてください! できれば人差し指で……小指じゃ満足できません!」
人差し指? 無茶ぶりするなぁ……そういえば照坂は鼻が高く目鼻立ちがはっきりした顔をしているが……ひょっとして日常的に鼻をほじっているからなのか?
オレは言われるままに照坂の鼻に指を近付けた。うわぁ、イヤだなぁ……他人の鼻に指を入れるのも、他人の鼻くそを食べたこともない。もちろん自分の鼻くそだって食べたことはない……これは地獄だ。
あれ? 意を決して指を入れようとしたが第一関節の手前までしか入らない。いくら照坂の鼻が大きいとはいえ、やはり女の子の鼻じゃ無理があるか。
「あっ……んっ……んんっ……あぁあんっ!」
照坂も苦しそうだ……っていうか変な声出すな!
「あぁ……やっぱり先生の太くて大きいモノじゃ入らなかったですね」
誤解のないように言っておくと「指」のことな!
「じゃあ仕方ないです、自分でやります! マスターベー……」
「いいからとっととやれ!」
もうこんな地獄絵図はたくさんだ! はやく済ませて午後の授業に行かないと……その前にうがい薬と胃薬を用意しておこう。
「ひょっと待っててくだひゃいれ! 今、大きいにょを取り出しますかりゃ」
鼻の穴に指を突っ込み、その指を外からでもわかるくらい前後左右に動かしながら照坂がしゃべっている。
「お、おい! オマエ無理して取ろうとしていないか?」
すると、照坂の鼻の穴からツツーっと血が流れだした! おいおいっ! 無理に鼻をいじり過ぎて鼻の粘膜を傷付けちゃったよコイツ!!
流れ出した血が自分の手に付いたところでようやく照坂も気が付いたようだ。オレは慌てて近くにあったティッシュペーパーを取り出した。
「あっ、あっ、あぁあああっ! 先生……私、突然『アレ』が来ちゃったみたいです! すみません、今度はちゃんと安全日をチェックしておきますから……」
――ばかやろう! それは「鼻血」だ! とっとと保健室に行けーっ!!
※※※※※※※
地獄から解放され帰宅したオレは早速、大穴から送られてきた発売したばかりのラノベ雑誌を開いた。
――えぇっと、確かヨシボウだかノシボウだか言ってたな?
この雑誌は18禁ではないが、少々官能要素が強い作品で構成されている。ジャンルは様々で、異世界モノ、人外モノ、妹系や学園モノ……更にはBLまである。
そんな中、同じ雑誌に百合の学園モノを2作品載せるのはさすがにバランスが悪い。結果、オレはこのヨシボーとかいう新人作家に敗れ、この雑誌での連載が打ち切られてしまった。(幸い、別冊で続編を書くことができたが、隔月刊から季刊になった分、原稿料収入も減ってしまった)
新人ながら編集長に気に入られ、オレを追い出す実力とは一体どんなヤツなんだろう……あった! これか? 作者は「良坊 種夢」か……変なペンネームだ。
読み進めていく……文章はまだまだ荒削りだが、登場人物の心理描写はかなり細かく描けている。実際に体験しなくては書けないレベルじゃないか? それと……
――めちゃくちゃエロい!
この雑誌で描けるギリギリのところを攻めている。女子高生にここまでさせていいのか? もうこれはエロを超えて【変態】の域に達しているぞ。
この良坊とかいう作者、相当な変態に違いない。
これはやられたな! さすがにオレはこんな生々しい小説は書けない……そう思って読み進めていくと、ある文章に目が留まった。
――えっ!?
そこには、主人公の女子生徒2人が放課後の教室で、お互いの鼻に指を入れたあと、それぞれの鼻くそを口に含みキスをして舐めまわすという常人では発想できない変態行為が描かれていた。
――え、どういうことだ? 偶然? それとも照坂がこれを真似たのか? それとも……。
最後までほじくってありがとうございます! 次回もちゃんと食べ(自主規制)




