【出席番号14番】神戸 魅(ごうど みる)
「ひこりんのこと……24時間見ていたいにゃ」
学校は夏休みに入った。
だが教職員は普通に仕事をしている。とはいっても、週末は普通に休日だ。そんな週末の朝、オレが1人で住んでいるアパートの前に……
ゴスロリが立っていた……。
〝ガチャッ〟
「入れ」
オレはそのゴスロリを少し睨みつけたあと、家の中に入れた。
「わぁー、ひこりんっていきなりJKを家に入れちゃうんだにゃあー、ガツガツしてんねー肉食系だねぇー! 近所に見られたら悪い噂が立つじょぉー」
「家の前にゴスロリが突っ立っている方がよっぽど悪い噂が立つわ! それとオレのことを『ひこりん』と呼ぶのは止めろ!」
――あぁあああマジでウゼぇえええええっ!
ゴスロリの正体は《神戸 魅》、ハッキリ言って認めたくはないのだが、オレが担任している3年H組の生徒だ。
H組の生徒は変態が多く問題児だらけだが、神戸が1番の「超問題児」だ。制服をゴスロリ仕様に改造するわ、廊下をヘンテコな形の傘さして移動するわ、左手首に包帯巻いて血のりをベッタリ付けて大騒ぎを引き起こすわ、授業中に突然シャウトするわ、居眠りするわ早弁するわ宿題忘れるわ……。
オレはH組の生徒を自分が書く小説の登場人物のモチーフにしているが、コイツだけは百合小説のイメージから離れすぎていて使ったことがない。
「で、朝っぱらから何の用だ? 」
「やだなぁー、休みの日にひこりんの家に行くってことは勉強教えてほしい以外ないんだじょ!? それともアレ? 性的なことでも1日中延々と個人レッスンしてくれるのかにゃぁー? いやぁーん! 」
「おぅ、説教だったら1日中延々としてやってもいいが? 」
「うにゃっ! ぴっくるー! 」
――何だその「ぴっくるー」って? 意味わからん。
とりあえず神戸を「リビング」に案内した。金持ちのお嬢様が通う私立学校で、給料が若干いいとはいっても、そこまで高級なアパートに住んでいるわけではない。どちらかと言えば「居間」の方がしっくりくる。
「ささっ、ひこりん! お茶どーじょ」
「おいっ! 人ん家の冷蔵庫勝手に開けて飲み物出してくるな!! 」
はぁ、せっかくの休みだってのにコイツのせいで台無しだ。今日は連載している小説の〆切が迫っているから朝から気合入れて書いていたのに……。
リビング(兼、仕事部屋)のテーブルを中心に、L字型に置かれたローソファーがある。1人掛けのソファーにオレが座り、向かって右側にある2人掛けのソファーに神戸を座らせた。
「で、どこ教えてほしいんだ? 」
「え? 何のこと? 」
「オマエが勉強教えてほしいって言ったんだろ!? それと勝手に人ん家の食い物を食うな! 」
神戸はいつの間にかオレの家にあったスナック菓子を勝手に開封して、モグモグと食べながら話していた。
「ああそーだったぁ! 」
神戸は、棺桶の形をした趣味の悪いバッグから教科書と参考書を取り出した。
「おい、指に油付いてるぞ……いいのか? 」
「ぷぎゃー! 」
「ったく……ほら、ティッシュで拭けよ」
神戸は、行動がこんな感じでドジ……というかアホなヤツだが、学校の成績は平均より少し上くらいだ。
「えーっと……あ、ここだここ、ひこりーん! ここ教えてほしいんだけど」
「だから、ひこりんって止めろ! ええっと……どこだ? 」
まぁ問題児だが勉強だけはマジメに取り組んでいるから仕方ない、コイツの勉強に付き合ってやるか。
「ええっと、この問題……ここで主人公が思っていたことは(A)だよね? 」
「はぁ? オマエ、本文よく読めよ。そんなこと書いてないだろ」
「ええっどの部分? ちょっと指さして」
「しょーがねぇな、教科書の前のページ……ここだよ! 」
と、右側に座った神戸の教科書の該当する箇所に指をさした瞬間――
〝ガチャッ〟
妙な金属音が聞こえた。
「ふっふっふ……ひこりんターイホ♪ 」
――はぁ!?
いつの間にかオレの右手首にブレスレットのようなものが巻き付けられていた。
「おっおい! 何だこれ……」
よく見ると神戸は同じようなものを自分の左手首に巻き付けていた。
「ぴゃーっはっはっ! 引っ掛かったなひこりん」
「何が引っ掛かっただオマエは! 」
〝ペシッ〟
神戸の頭を左手で軽く叩いた。
「ぷぎゅっ! ぼうりょくはんたーい! 」
「やかましい! 何だこれは? 」
よく見ると、2人の手首に巻かれているブレスレットのようなものは鎖で繋がっている。ブレスレット(?)には黒いファーのようなものが被せられていたが、本体は金属でできているらしく結構重い。
「魅ちゃん特製の〈手錠〉でーっす♪ 」
「手錠!? 何ふざけたことしてんだよオマエは」
「ふっふーん! これが真の目的でぇっす」
「……はぁ? 」
「コホンッ! 何を隠そう魅ちゃんは『視姦』マニアなのでぇーっす! 」
――何っ? 『屍姦(死姦)』?
そういえば以前、死体が好きなH組の生徒の《霧山 心》に危うくホルマリン漬けにされそうになったことがあるが……コイツまさか?
「おっ……オマエまさか、オレを手錠で身動きが取れないようにして……こっ殺す気じゃないだろうな!? 」
「へっ? なっなな何言ってんのひこりーん……あっ! 〈しかん〉ってそっちじゃないにょー」
「え? 」
「見る方だじょ」
「……見る? 見てどうすんだよ? 」
すると神戸は突然、声色をいわゆるアニメ声に変えて
「魅ちゃんはぁ~、ひこりんのことがだぁ~い好きだからぁ~ずうっと見ていたいんだじょ! ひこりんを見ながら色々妄想するんだじょ! だから今日はこうやって手錠で繋がって1日中一緒にいるんだじょ」
――はぁああああマジかぁ!? こんなヤツと1日中一緒なんて地獄だ!
「ふざけんな! こんなモンすぐ外してやる! 」
どうせオモチャの手錠だろう? 子供のころ駄菓子屋で買った記憶があるが、確か開閉するレバーか何かあったはず……あれ? 無いぞ?
「ふっふっふ、ひこりん受刑者はこれをオモチャか何かとお考えかにゃ? 」
「だれが受刑者だ」
「これは海外製の本物だじょ! 」
「おい、何でこんなことに本気出してんだよオマエは!? 」
すると神戸は棺桶型のバッグから何か取り出した。
「お探し物はこれかにゃー? 」
取り出したのはカギだった。おそらく手錠を外すやつだろう。
「おい、それってカギだよな? 早くよこせ! 」
すると神戸は突然スカートをまくり上げた。
「うわっ! オマエ何やって……」
オレは思わず顔をそむけようとした瞬間、神戸は持っていたカギをスカートの中に入れた。そして再び手を出すと、その手にカギはなかった。
「イッツ、イリュージョン! 」
「やかましい! ってオマエ……まさか? 」
「そうだじょー、カギは魅ちゃんのパンツの中に隠したじょ! さぁひこりーん、JKのパンツ脱がしてカギを奪えるかにゃ? 」
――こっ……こぉっの野っ郎ぅぅぅ、マジで腹立つ!
結局この日、神戸と手錠で繋がれたまま過ごすことになった。
※※※※※※※
「でも、勉強教えてほしいのはウソじゃないから付き合ってちょ」
仕方ない、これじゃ他の予定もできないので神戸の勉強を見てやることにした。原稿の〆切がかなりヤバいことになりそうだ……あ、手錠で繋がれて過ごすアイデアもらおうかな?
「うぷっ……うぷぷぷぷっ……ぴひゃっ」
さっきから神戸がずっとこっちを見続けている。視姦ってこういうことか……正直ウザいし、笑い方がキモい。
「なに見てんだよ」
「ひこりんの横顔、ス・テ・キ♪ 」
「やかましい、勉強に集中しろ! 」
〝ペシッ〟
「痛ぁーい! ぴっくるー! 」
「そっか、手錠で繋がれているってことはオマエも逃げ場がないってことだな」
「うぎゃっ! それって暴行罪だじょ」
「だったらオマエも逮捕・監禁罪だな」
「むぅ~~~~」
その後は普通に勉強会が続いたが……ここで問題が発生した。
――トイレ行きてぇ。
今の状態ではオレ1人で個室に入ることはできない。
「な……なぁ神戸、そろそろ手錠外してもらえないか? 」
「いいよぉー魅ちゃんのパンツまさぐって取っても」
コイツぅ……できないことわかって言ってやがるな? マジでムカつく。
「あ……あのなぁ、実はトイレ行きたいんだよ。オマエまさか個室まで付いてくる気じゃないだろうな? 」
すると問題を解いていた神戸のペンの動きがピタッと止まり、目が輝きだした。そしてニヤッと不敵な笑みを浮かべて
「言ったよね? ひこりんのことずっと見ていたいって……」
――えっ? オマエ……まさか?
「ひこりんの……オシッコしてるところ……見たいにゃー」
〝ブチッ!! 〟
オレの頭の中で何かが切れる音がした。
※※※※※※※
「イタイイタイイタイッ! 魅ちゃん痛いのっ! 魅ちゃん痛いのぉーっ! 」
「うるさい変態!! 痛かったら手錠外せばいいじゃねえか!? 」
「イヤじゃあ~! 姿が見えなきゃイヤじゃあ~! ASMRじゃイヤじゃぁ~! うおー! 少しでも隙間があったら覗いてやるじょー」
オレは自分だけトイレに入り、鎖のせいでカギが掛けられないので、左開きのドアを開けられないよう、右手で力いっぱいドアノブを掴んだ状態で用を足した。神戸は手錠で繋がれたまま、トイレのドアに左手首を強く引っ張られているのでたぶん痛いだろう……だが自業自得だ。ファスナーの上げ下げが利き手じゃないのでとてもやりづらかった。
トイレから出ると、神戸は騒ぎ疲れたのか少し大人しかった。そして
「あ……あのさーひこりん、魅ちゃんもちょっと……トイレに……」
「あっそ、じゃあ入れよ」
「うん」
トイレに入ろうとした神戸の動きが止まった。
「ひこりーん、魅ちゃんばかり一方的に要求したら不公平だからぁ……次はひこりんのを見せてもらえるように、まずは魅ちゃんのオシッコするとこ見る? 」
〝ブチブチッ!! 〟
「とっとと入れこの変態っ! 」
神戸を強引に押し込めた。
「ぷぎゃ! ぴっくるー! 少し出ちゃうよぉ~っ」
今日は頭に血が上りすぎて倒れないか心配だ。
※※※※※※※
勉強は一通り終わったが、依然として手錠で繋がれたままだ。神戸は2人掛けのソファーに寝そべりながらオレを見続けているが、時折スマホを取り出して
〝パシャッ〟
「おい、何撮ってんだよ」
「もちろんひこりんの顔だじょー」
「言っとくけど……それSNSに上げんなよ」
「えぇー何でぇ? 」
「当たり前だ! プライベートで生徒と手錠で繋がれている教師の画像が流出したら色々終わるわ」
こうしている間も時間は過ぎていく。至近距離に神戸がいるので小説の原稿が書けない。仕方なくパソコンを使って学校の仕事をこなしているが、左手で作業しているので思うように進まない。
それに……お腹も空いてきた。そろそろお昼だが神戸はどうするつもりだ?
「ねぇひこりーん、お腹すいたー、何か食べるものないの? 」
「……オマエまだ帰らないのかよ」
――コイツ家で昼めしまで食っていくつもりかよ? 図々しいわ。
「ねぇひこりーん、何か作って! 」
「ねぇよ、オマエが冷蔵庫開けたとき何も無かったろ? 」
「えぇー、じゃあいつもどうしてるんバ? 」
「コンビニで買ってくるけど……今日はこの状態じゃ行けないよなぁ」
「うぴょーん、ぴっくる! じゃあ魅ちゃんどうしたら……痛っ! 」
「痛っ! こら引っ張るな! 」
家に食材がないことに驚いて神戸が飛び起きたので、お互いの手が引っ張られて痛かった……ったく、だから早く外せよ。そして何で人んちでメシおごってもらう前提でいるんだよ。でもって相変わらず独特な言葉づかいだなぁ……。
「まあしょうがないな、今から2人でコンビニ行くしかないだろう」
「えぇっ? 行くの? いや、それはちょっと……」
何だよコイツ、さっきまでノリノリだったのに、外に出ることになった瞬間、急にモジモジしだしたじゃねーか。
「何だ嫌か? じゃあ手錠外すしか方法はないな? 」
「うぅっ、手錠外したら……ひこりん逃げる……よね? 」
「逃げるというより、オマエを家から締め出す。冗談じゃない! 」
「うぅ……」
結局、2人でコンビニに向かうことになった。
※※※※※※※
手錠に繋がれたままなので、周囲に見つからないようにお互いの手を握り、神戸の衣装の袖口にある名前のよくわからないレースがヒラヒラしたヤツで隠し、近くのコンビニまで歩いた。コイツはこのクソ暑い日に何て格好をしているんだよ。
「……・・」
アパートの中では饒舌だった神戸が無言のまま、黒いヘンテコな形をした日傘をさして顔を隠し気味に歩いている。コイツ、普段この格好のまま平気で街に出ているくせに……変なヤツだ。
コンビニに入り、神戸と手を繋いだまま、オレはおにぎりと総菜パンとウーロン茶、神戸はサンドイッチとミルクティーとアイスを買い物かごに入れた。本当は冷やし中華が食べたかったが、手錠で繋がれて利き手が思うように使えないので箸がいらない組み合わせにした。
レジの前に立ち、会計をする前に
「あ、69番ください」
このコンビニはいつも利用しているのでタバコの銘柄は番号で注文している。レジにいる店員のオバちゃんも顔見知りだ。なので今回は対応に困る。
「あら先生、今日はお嬢さんと一緒なのね? 生徒さん? 」
「あ、いえいえ今、夏休みなんで従妹が遊びに来てるんですよ」
「そうなの? ずいぶん可愛らしいお召し物をしていらっしゃるのね」
「あ……そうですかぁ? かなり浮いていますけどね、はっはっは」
会計を済ませて店を出た。まさか生徒に金を出させるわけにもいかないので、神戸の昼食代もオレが払った。何て日だ!
コンビニからの帰り道、神戸は相変わらず無口のままだが、行きと比べて何となく機嫌が悪そうだ。
「おい、どうした? 何か機嫌悪そうだが……」
すると無言を貫いてきた神戸が重い口を開いた。
「……何で従妹なの? 」
「何でって……生徒と手を繋いだままじゃ色々誤解されるだろ」
「そうじゃなくてぇ!! 」
神戸は一瞬だけこっちを見て語気を強めたが、すぐに下を向いてつぶやくように
「その……『彼女』じゃ……ダメなんですかぁ? 」
……こんなゴスロリの彼女はいらねぇよ。そもそもJKに興味はない。
※※※※※※※
アパートに帰ってきた。手錠で繋がれたまま2人で昼食にした。神戸が繋がれているのは左手、利き手じゃないのでサンドイッチやペットボトルを開封するときに両手を使った以外は、特に不便ではなさそうだ。
その後、午後からもずっと神戸はオレの顔を見ながら時々「ウヒヒ」と気色悪い声を発していた。よく飽きないよな。
そんな感じで夕方になってしまった。至近距離に生徒がいるので小説を書くことができないし、タバコを吸うこともできない。時間が無駄に過ぎてイライラが募るだけだ。
「なぁ神戸……オマエいつまでここに居るつもりだ? 」
正直、神戸には1秒でも早く帰ってもらいたい。だが手錠のカギは神戸が持っている(パンツの中に)。力ずくで奪うこともできないので(倫理的に)、神戸が飽きてくるまでの「根比べ」だ。
「え? 今日はここに泊まっていくにょ」
――はぁ!? 何だって?
「だってぇー、これからひこりんの夕飯食べるところを見たいしぃ、晩酌してくつろぐ顔も見たいじょお……あ、それとぉ、お風呂に入っているところも見たいしぃ、一緒にベッドに入って至近距離から寝顔も見たいにゃあ! あ、お風呂に入るときは魅ちゃんのハダカも見ていいよぉ~」
〝ブチブチブチィーッ!! 〟
この【変態】めっ! もう限界だ。脳の血管がヤバいことになる。オレはケータイを取り出すと、あるところに電話を掛けた。こうなったら『最終手段』だ。
「え、なになに? 夕飯出前でもとるのぉ? どこに電話してるのかにゃあ? 」
「……オマエの親」
すると、神戸の顔からみるみるうちに血の気が引いてきた。右手の手のひらを頬に当て、顔はムンクの叫びのようになった。
「ぴぴぴっぴっくるーーーー!! ちょ……それだけはやめてぇええええ! 」
実は神戸の家、娘はこんな感じだがとても厳格な家庭だ。特に母親がメチャクチャ厳しく、以前、神戸の問題行動が酷過ぎて親を呼び出したとき、職員室に入ってくるなり神戸に対していきなり往復ビンタをかましたので、慌ててオレや他の教師が止めに入ったことがある。なので親に連絡を取ることはとてもリスクが高いのだが、こうなった以上、背に腹は代えられない。
「おっお願いぃいいい……それだけは……それだけはぁああああ」
神戸が涙目になって懇願している。しょうがないな……オレは電話を掛けるのを止めた。
「わかったか? じゃあ大人しく手錠を外せ」
「うぅ……ぴっくるぅ」
――だから何だよぴっくるって……?
神戸はスカートをまくり上げ、下着の中に手を入れた。
「お、おい! ここでやるなよ! 」
オレは慌てて顔をそむけた。しばらく下着の中に手を入れ、カギを取り出そうとしていた神戸が焦ったように声を上げた。
「あ……あ……あれ? ……あれぇ? 」
「ん? どうした? 」
オレは神戸の方を向くことができないので状況がよくわからない。
「カギが……カギがないっ!! 」
「え? おい……何だってぇええええええええええ!? 」
冗談だろ!? カギがないって……じゃあこのまま神戸とこのまま過ごせってことかぁあああ!?
「おいっ! 冗談じゃないぞ! どうするつもりだ?」
「仕方ないなぁ……じゃあこのままずっと一緒に生活しよっ! 」
「ふざけんな! こんな状態じゃ普通の生活もできんぞ! 」
「大丈夫! とりあえずお風呂に入るときはお互いに服を脱がしっこしよ♪ 」
「もういい、やっぱオマエの親を呼び出してやる」
「うぎゃあっ! それだけはヤメテぇえええええ」
その後……カギはトイレの床の上で発見された。どうやら神戸がトイレに入ってパンツを脱いだときに落としたようだ。
最後まで読んでくれてありがとにゃん! 次回に続くにょー!




