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QUEST  作者: 市尾弘那
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第1部第21話 風の砂漠〜ダンジョン4〜(1)

 ここから中心部までの距離は、1番外周の1辺が30分程度だったことから計算すると、順当に行って2時間半くらいだと思う。

 後はここからの抜け方を探すだけになった俺たちは、ともかくその中心部分の空白を埋めることに行動方針を定めて歩き始めた。

 シサーが戻って来たので、これまで通り先頭をウィル・オー・ウィスプを翳したシサー、次いで地図を持つ俺、ユリアを挟んでニーナ、キグナスと言う隊列になっている。剣を持っている人間2人が先頭に並ぶと言うのはいささかバランスが良くないが、仕方ない。俺なんかよりキグナスの方が最後尾を務めるのにお役立ちかもしれないけどさ。『導きの光』で照らしてもいるし。

 目覚めたユリアとキグナスが回復魔法を再びかけてくれて、ようやく俺は全快と言えるまでに回復した。

 途中幾度か魔物に遭遇したりもしたけれど、やっぱりシサーがいると全然撃破する時間が違う。グリムロックなんかはほとんど、一刀両断の勢いだった。敵が近付くとグラムドリングが光るから、耳を研ぎ澄ます必要もない。先が暗黒に閉ざされているのは相変らずなのに、それほど恐ろしいものにはもう見えなくなっている。現金なもんだ。

 十字路まで戻り、一旦西へ向かう。南下する道が行き止まりなことは、シサーの地図からわかっていた。西の通路はすぐ壁にぶつかり、そこを南下する。もうじき、俺たちが地図を書き始めたスタート地点の1本内側の道に当たるはずだった。

 俺たちが骸骨騎士と戦闘していた頃、この通路の北部辺りにいたと言うシサーもこの辺はまだ地図を埋められていない。と言うか、この辺りの区域だけが埋まっていない。

「おっとぉ♪」

 南下し続けて角に行き当たると、シサーは東へ続く通路を見て楽しそうな声を出した。足を止める。

「なぁんか臭そうじゃねえか?この通路」

「何が?」

 ニーナが問う。体だけ進行方向に向けたまま足は進めず、シサーはコンコンと左手の壁を剣先でつついた。

「見てみろよ」

 言われて壁に視線を向けると、煉瓦の組み方が違ってた。他の通路は縦と横が1対2くらいの長方形の煉瓦を互い違いに組んでるのだが、そこの壁だけはぽつりぽつりと長方形の煉瓦の合間に半分に割ったような正方形の煉瓦が咥え込まれている。

「本当だ。……隠し扉?」

「いや、隠し扉があったところとは組み方がまた違うな。トラップだろ」

 嫌だなあ、また壁が追っ掛けて来たり天井が墜落して来たりしたら。思わず顰め面をする。

「とりあえず行ってみるから、そこで待ってろ」

「とか言ってそのまま消えないでよ」

 ニーナの言葉にシサーは苦笑した。

「保証は出来ねえけど……だからってここで立ってるわけにはいかんだろう」

 それはまったく正しいんだけどね……。

 言ってシサーが歩き出すのを、全員不安な視線を注いで見守った。ウィル・オー・ウィスプを連れたシサーが遠くなっていく。……と。

 ヒュンッ、ヒュンッ、ヒュンッ!!!

「おぉ〜ッ♪」

 シサーが嬉しそうな声を上げて体を地面に素早く伏せるのと、風を切る鋭い幾つもの音が響くのとはほぼ同時だった。左手の壁から矢が立て続けに打ち出されたんだ。カッカッカッ!!!と反対側の壁に突き刺さると、透過するようにぼんやりと消えていく。

 う……シサーと再会出来てて良かった。俺だったら気持ち良く串刺しだ。もう串刺しは嫌だ。

「来た来た来た」

 跳んだり伏せたりして器用に矢をかわしながら奥へと消えていくシサーの後姿から声が上がる。……楽しそうで何よりです。

「何であんな嬉しそうなの?」

 ニーナが呆れたように呟いた。まったく同感だ。

 シサーの通過に伴ってがんがん遠慮なく吐き出される矢と、遊園地のアトラクションにでも臨んでいるかのような楽しげな後姿が空気を切る音と共に消えていった。……変な人。

「シサー!?」

 ここからはシサーの姿は見えず、ウィル・オー・ウィスプの明かりだけがゆらゆら揺れているのがわかる。そのおかげでシサーが止まったらしいことがわかって俺は声をかけた。距離にするとあそこまでどのくらいだろう。50メートルよりはありそうだ。真っ暗で良くわからないけど。

「おお。終わったみてぇだぜ」

「どうなってるの」

「すぐ行き止まりだな。左に折れる通路がある。一旦そっち戻るから待ってろ」

 言ってシサーはこちらへ歩き出したらしい。少しずつウィル・オー・ウィスプがこちらに近付いてきて大きくなっていく。ぼんやりとシサーが見え始めると、今まで聞こえなかった風を切る音が再び聞こえ始めた。

「お、始まったな」

 また喜色を含んだ声を出すと、シサーの体が身軽に矢をかわして躍動した。少しずつこちらに近付いて来る。ヒュンヒュンッ、カッカッカッと言う音を引き連れて最後の矢を跳躍してかわすと、シサーは俺たちの前にしゅたっと着地した。

「……と、まあ、こんな要領だ」

 出来るか!!!

 俺がむくれた視線を投げ掛けると、シサーは肩を竦めた。

「1度発射されたら次が発射されるまで、ちょっと間がある。俺が先を行くから、少しだけ距離を置いてついてくるんだな」

「そうなの?」

「ああ。戻って来る時、最初は矢が出なかったからな。……行くぜ」


          ◆ ◇ ◆


 マジック・アロウ・ゾーンを越えて、北上したり南下したりを繰り返して魔物を蹴散らしながらまたしばらく歩くと、東へ続く直進通路と南へ下る通路の分岐点に出た。東へ向かう通路の先はシサーの地図に描かれている落とし穴がある。とは言っても、落とし穴からこっちの通路は埋められていないので、その手前に突き当たりがあるのか、あるいは宝箱だとか階段だとか、そういう何かがあるのかはわからない。

「どうしようか」

 地図を見ながら言う。

「とりあえず真っ直ぐ行ってみっか。その方が地図も埋まるし、先が短いのはこっちだしな」

 その言葉に従って歩いていく。が、通路には特に記載するようなこともなく、地図上に既に載っている落とし穴にぶち当たった。どのくらいの落とし穴なんだろう。かなり巨大なものだ。幅は道一杯広がって、奥行きは暗がりで良く見えなかった。落とし穴って言うよりは断崖絶壁。もちろん落ちた先に何があるのかなんて、見えない。

「ニーナ、見えるか?」

 俺たち人間より夜目が効くニーナにシサーが尋ねる。微かに首を傾げてニーナが前方を見据えた。

「どのくらいかしらね……4エレくらい?」

 走り幅跳びの要領でやれば越えられるのかもしれないけど、踏み切りに失敗したら奈落の底なんて嫌だし、大体別の通路から落とし穴の反対側に繋がってるんだから敢えてそんな危険を冒す理由もない。

 地図を埋めて元来た道を戻ると、さっきの分岐点で南下した。一度西に向かってからまた南下すると、今度は東へ向かう直進通路だ。途中から地図は埋まっている。行き止まりなんてことになってなければ、この通路を直進して、行き当たったところで北上するとあの小部屋があるはずだった。行き当たる前に北上する脇道を逸れると、ぐねぐね曲がりながらもさっきの落とし穴の反対側に出る。この辺りはシサーは踏破済みで、ブランクゾーンはいよいよ、幾つかの行き止まりと思われる通路と中心部を残すのみとなった。

「どうする?とりあえず中心部の方向かってみる?小部屋行ってみる?」

 歩きながら問う。

「気になるから真ん中行ってみよう。結構早い時点で俺はそっちの方へ行ったから気づかなかったんだが、多分ここにも隠し扉があるんだと思うんだよな」

 隠し扉の向こうが階段とかに続いてたら良いんだけどな。

 地図がほぼ完成したので、臨時マッパーを押し付けられていた俺はその役目を免除された。地図をシサーに渡して隊列を組み変える。シサー、ニーナ、ユリア、キグナス、俺と言う最初の隊列に戻った。角を曲がりながら北東の方角へと進んでいく。

「ダンジョン作る奴って、どういう精神構造してんだかなー」

 俺のすぐ前を歩くキグナスが言った。どういう精神構造って言われてもなあー。

「んでもさ、宝箱とかあるんだから良いじゃん」

「空じゃん」

「空だけどさ……」

「他人の攻略した後のダンジョンを探索するなんて馬鹿らしくてしょうがねえなあー。危ないばっかでメリットがねえ!!」

 宝箱って何が入ってたんだろ。財宝とか?そう言えばアギナルド老が「装備出来ない武器を見つけることもあるかも」みたいなこと、言ってたな。武器だの防具だのってのもあったりするんだろうか。

「どっかで防具、手に入らないかなー」

 度重なる戦闘で、レガードの借り物はすっかりボロボロだ。シェインが防御魔法をかけてくれたから、ダメージは剥き出しのままより遥かに軽減されているとは思うんだけど、それでもあれだけ戦ってりゃ負担は大きい。汚れて来てるのはともかくとしても、壁に激突したり爪で切り裂かれたり腹刺されたりで、綻びまくりの穴あきまくり。マントも最早ぼろぼろで、このまま行くと俺は浮浪者だ。

「ねえだろ」

 対するキグナスは、あちこち切れたりはしてるものの、前衛に立つ俺ほどじゃない。

「他人事だと思って」

「防具って身につけると結構動きが制限されるぜ。今ほど身軽に動けなくなるぞ」

 あ、そう言う問題もあった。

「お前、ただでさえ力があるわけじゃねえんだから、敏捷度が命だぞ」

「うーん……でも、これ、あんまりじゃない?」

「おう。乞食みてえだな」

 何も言わずに俺はキグナスを後ろから蹴りつけた。

 北上すると行き止まり、通路途中の道を西に折れると中心部へ向かう、直進通路に出る。ちなみに北上した行き止まりの壁の裏側は、例の『天井落ち』ゾーンだ。当然西へと折れる。

 角を曲がってすぐ、左右と正面に道が続いていて、左に進むと落とし穴に続き、右は行き止まりだ。直進して突き当たった角で、シサーが足を止めた。

「さて、と」

「何?」

「ここの通路を直進して、脇道を右に折れると中心に続く道なんだが、脇道に入らないで真っ直ぐ行くとどうなってんのかは、俺は見てないんだよな。行っとくか?」

 言いながら歩き出す。

「行っときましょ」

 10分弱くらい歩いたところで、シサーの言う脇道に当たった。とりあえずそれを無視して直進する。地図を見る限りではどう考えても行き止まりなんだけど、何かあるかもしれないし。

 先が暗いので視認は出来ないけれど、地図で言えばもうじき角に当たって右に折れるだろうと言う地点まで来て、暗闇のその奥から何か重たい音がした。

「……何だ?」

 ゴトン。

 凄く、重たい音。衝撃で足元の地面が揺れた。

 ゴロゴロゴロゴロ……。

 全員不審な顔で足を止める。

「……カズキ!!撤退だ!!」

 シサーが踵を返して最後尾の俺に怒鳴った。状況がイマイチ飲み込めていないまま踵を返す。

「……う、わあああッ」

「勘弁してよッ」

 ゴロゴロゴロゴロ……。

 ウィル・オー・ウィスプの仄かな明かりが届くか届かないかと言うところ、暗闇が迫ってきていた。……違う、暗闇じゃない!!巨大な石が、ゴロゴロと重たい唸りを上げて俺たちの方へ肉迫しているんだった。

「だあああッもおおおおッ」

 天井と床、壁と壁の間の隙間を埋める勢いで石は一直線に俺たちを目指している。

「さっきの脇道に入れ!!!」

 全力疾走しながらシサーが叫ぶ。

「わかった!!」

 俺も必死の形相で駆けながら怒鳴り返した。……どっから出て来るんだよこんなもんッ。

「ほんっとに精神構造わかんねえッ!!!」

 キグナスのわめき声を聞きながら脇道に飛び込む。次々と脇道に転がり込んで、そのまま床にへたり込んだ。

 途端、左の角の方から複数の足音が聞こえる。それを掻き消すように、ゴロゴロと重たい轟音を立てて転石がさっきの通路を驀進して行った。

 シサーが剣の柄を握って立ち上がる。俺も呼吸を整えながら剣を抜いた。……あああ、もう。せめて息が落ち着くまで待って。

 願い虚しく、角からゴブリンが現われる。正確にはゴブリン3匹のホブゴブリン1匹。ユリア、ニーナ、キグナスの魔法使いチームが後退し、ゴブリンたちは俺たちの姿を見つけると棍棒や剣を振り上げて駆けてきた。遠くでドシーン!!と言う轟音と共に足元が振動する。さっきの巨大石が壁に激突したんだろうか。

「ゲヌイト・オムニア・フォルトゥーナ・カウサエ・マナ、ナートゥーラー・ドゥーケ・ヌンクァム・アベッラービムス。『風の刃』!!」

 キグナスが『風の刃』を叩きつければ、ニーナが『石弾』を浴びせる。その間にユリアが俺とシサーの防御を個人対象で固めてくれた。相手が4匹でも通路の幅を考えれば向こうも完全には散開出来ない。キグナスの『風の刃』を浴びた1匹が後方へ吹っ飛び、『石弾』を叩きつけられた1匹がたたらを踏む。その隙をついて剣を右腕に斬り付け、棍棒を叩き落した。シサーがゴブリンを既に1匹切り捨て、ホブゴブリンを相手取る。そこへ後方へ飛んでいたゴブリンが復帰して剣を翳した。

「光を与えしウィル・オー・ウィスプよ!!その身を裁きの矛と変えよ。ポエブス!!」

 棍棒を落としたゴブリンが、小賢しく俺の剣を避けながら懐に手を突っ込む。ダガーを逆手に構え、俺の剣を受け止めた。

「ギャア!!」

 『光の矢』を受けて、シサーに躍り掛かっていたゴブリンが再び後方へ吹っ飛ぶ。のた打ち回っている間にシサーはホブゴブリンを一刀両断した。俺はと言えば、ちょろちょろと素早い動きでダガーを斬り付けてくるゴブリンの動きを避けるのに精一杯。

「後ろ!!」

 ユリアの、注意を喚起する声が聞こえた。が、振り返っている余裕なんかない。その俺の耳に、またも複数の足音が聞こえてきた。

「ゲヌイト・オムニア・フォルトゥーナ・カウサエ・マナ、ダテ・エト・ダビトゥル・ウォービース・イグニス。『火炎弾』!!」

 『火炎弾』が飛んできて、ちょこまかと素早く動くゴブリンが灼かれる痛みに動きを鈍らせる。剣を払ってゴブリンの脇腹に斬り付けると、「グギャッ」と呻いてゴブリンがよろめいた。そうしている間にも、いつの間にか俺の後方では戦闘が起こっている。ゴブリン4匹とホブゴブリン2匹が追加されていた。

「類稀なる知恵者ノームよ、縛めの手を伸ばせ!!オースィラ!!」

 ニーナが発動させた『ノームの手』に、ゴブリン2匹とホブゴブリン1匹が絡めとられる。シサーが突進したホブゴブリンとゴブリン1匹にグラムドリングを振るった。その一撃で2匹とも絶命する。

「『火炎弾』!!」

 俺も目の前のゴブリンをようやく切り捨ててそちらに向き直った。ユリアが身動き出来ないゴブリンに魔法石を投じる。ノームから逃れられずに灼かれたゴブリンは、悶絶した。

 剣を振り上げてキグナスに斬りかかっているゴブリンに駆け寄る。キグナスは魔法を唱える余裕もなく、ロッドを両手で構えて辛うじてその暫撃を凌いでいた。

「大丈夫か!?」

 その背中を逆袈裟に切り裂き、血を上げて仰け反るゴブリンには目もくれずキグナスに怒鳴る。幸い怪我はないようだ。

「おうッ。……と?」

「終了、だな」

 シサーがグラムドリングを振った。血汚れた剣が光を失って沈黙していく。

「怪我人は?」

「いない、かな?」

 きょろっと見渡して答えた。ユリアが俺を見上げる。

「カズキ、切り傷がいっぱいあるわ」

 最初のゴブリンのダガーから受けた傷だ。確かに細かな裂傷はいっぱいあるけど、毒とか仕込まれていたわけでもないみたいだし、大した怪我じゃない。

「平気、こんなの。魔法がもったいない」

 手の甲から出る血をぺろっと舐めて、剣を鞘に収めながら顔を上げた。

「ええと……どっちだ?」

「こっちだ」

 最初にゴブリンたちが現われた方の角に向かって歩き出す。脇道に入り、そこからすぐの脇道をとりあえず黙殺して直進した。すぐにぶつかった角を道なりに垂直に折れる。

「この裏だな」

 そこは間もなく行き止まりになり、シサーがコンコンと壁を曲げた指で軽く叩いた。地図を覗き込むと、確かにこの裏側にはデッドスペースがある。

「隠し扉の特徴がねえなあ、ここは。……一応探ってみるか」

 言われて全員で床だの壁だのを押したり、何かおかしなものがないか顔を近づけてみたりしたけれど、取り立てて何があるでもない。

「反対側か」

 仕方ないので、道をやや戻って渦巻状にデッドスペースの反対側へと出る。だがそこにも、煉瓦の組み方が違うなどの特徴は見出せなかった。

「うーん。やっぱりぱっと見はわかんねえなあ」

「ってことは逆に、中身が楽しみになって来ない?」

 腕を組んで壁を見上げながら呟くシサーに、ニーナが嬉しそうな声を出した。

「他の隠し扉みたいに目印となるものがないってことは、他の隠し扉と中身が違うってことでしょ」

「ただの分厚い壁だったりして」

 ……キグナス。

「とりあえず探ってみっか」

「これ、何かしら」

 反対側と同様、壁や床を探ろうとしたその矢先、ユリアが声を上げた。全員の視線が集まる。ユリアの視線は行き止まりになっている通路の最奥の床に向いていた。床にも煉瓦が組み込まれているんだが、その角の1つが不自然に少し浮き上がっている。良く見なければわからない程度なんだけど。

「外れそうだな」

 とは言っても、これまでにも外れそうに浮き上がっている煉瓦と言うのがなかったわけじゃない。でも、他にぱっと見、何があるわけでもないし。

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