物語の始まり
この話は、フィクションです。
実際のものとはかなり違うと思います。すいません。
誤字、脱字教えてくれればうれしいです。
子どもたちが、家に帰り始める夕方の時間。
夕焼けが、部屋を明るくする。
その部屋には、男と女、男の子がいた。男の子は五歳ぐらいで、
窓から夕日を眺めている。いや、外を睨んでいる。
男と女、といっても本来ここにいるはずじゃない女、本来いる
はずの女は外にいる。外で他の男といる。
まあ、部屋の中にいる男と女は、仲良くベットで眠っている。
もう、夕飯の時間だというのに。
子供は、夕焼けだけが明るくする部屋の中から、外を睨んでい
る。まるで、外を恨んでいる様に。外を羨ましそうに。外を睨ん
でいる。
人の一日の始まり。それは、その人の気持ちしだいで、待ち遠
しいものでもあり、憂鬱なものでもあるが、勇輝は特に朝という
ものに思うことはなく、もう少し眠っていたいなと思いながら、
ベットからおりた。
もう八時。といっても今日は祝日である。特別用事がない勇輝
は、もう少し眠っていてもよかったのかなと思いながら、朝一番
のトイレに行くことにした。
このときは、まだ思いもしなかった。
自分が、日常から非日常に向かって歩いていると。
勇輝は、まだ起きてない親を起こそうかと思い、親の部屋に行く
ことにした。
外は祝日ということもあり、特別急いでいるという雰囲気もなく、
ゆったりとした雰囲気で、太陽がギラギラと人達を差していた。
勇輝は、父と母が眠っている部屋をノックした。
…………。部屋の中から、父と母がベットから起きようとモゾモ
ゾしている音が聞こえた。
「父さん、母さんおは」
そこで、勇輝の声は途切れ、悲鳴へと変わった。
「勇輝、どうした。勇輝」
父と母はいきなり悲鳴をあげ気絶した、勇輝の体を揺すった。
このときは、まだ父と母はわからなかった。
勇輝からは、父と母が見えなかった……。
いや、見えはした。だがそれは、モザイクがものすごくかかって
いて、どんな形をしているのかさえわからないことを。
そして、勇輝を心配して必死に声をかけているが、その声も、勇
輝にとっては雑音にしか聞こえないことを。
次の話は、回想です。
少し強引な内容になると思います。
すみません。