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OUVERTURE

どうしても書きたい物語でした。


ほかの連載と掛け持ちで更新も不定期にはなりますが、読んで頂けたら幸いです。

2018年

考古学者であるカール=ゲルハルト=ヴィルヘイム=フォン=バッハ(ドイツ)は世界考古学会において次のような論文を発表した。



『世界最古の壁画の発見と研究』 (和訳要約版)


1.初言

 現状、我々が知る最古の壁画は4万800年前に描かれたというエスカルティーヨ洞窟(スペイン)とされている。しかしながら、私のチームは6万1500年以前に描かれたとみられる壁画を極東アジアの日本、北九州の地に新たに発見した。

 また、本壁画には象形文字による文章が添えられている。この文章も壁画と同時期に書かれたものであると推定しており、現存する最古の文の遥か昔から、人類が言語を使っていた可能性を知る事ができる。

本研究では壁画の内容分析と文章の解読を行ったので、その成果を発表する。


2.壁画の年代分析と内容

 壁画表面の成分および近隣の地質データによる分析結果を図1と表1に示す。(図表省略)

これによれば… (中略)

 壁画には武装した1名の男と様々な怪物が描かれており、男の武装は古代メソポタミアのそれに近い。

また、描かれた怪物は興味深く、地球上の古今東西あらゆる伝承の怪物が入り交ざって描かれている。

図2に示す分析によれば、1名で描いたものである可能性が高い。

絵画としての芸術性が非常に高く、当時のアーティストのような人物が描いたものではないかと推測する。


3.文章の解読

 象形文字によって書かれた文章の写真を下に示す。(写真略)

 このような字体はこれまでの考古学上に存在したことがなく、解読は困難を極めたが、象形文字が表語文字と表音文字に分かれて書かれていることを発見した。また、いくつかの表語文字は漢字に酷似していた。

 解読した文章の内容は実に興味深い内容であった。解読に成功した訳文を以下に示す。

 なお、未解読である文字部分は○若しくは□を記述し、判読自体が不可能であった一部については都度記載する。


――――――――――――――――――――

『ラエティティア』


 我々が住む星では観測すら不可能なほど遥か彼方の宇宙にその星は存在する。


 私は○を開くことで、その星への旅をすることとなった。


 その星の円周は我々が住む世界の倍で、8割が海、残る2割が陸地で形成されている。

また、星の4割が氷で覆われ、陸地の半分が未開の地である。


 生態系は多種多様で、我々が住む星よりはるかに多い。

我々が住む星の人類とは異なり、進化の過程で分岐したかのような多種多様な人種が存在する。

吟遊詩人の歌にある様な怪物たちも存在する。


(4行程度、劣化により文字の判読不能)


 私はその星の住人に助けられ、その星の名を知った。星の名はラエティティアという。

私は住人の助けで、我々が住む星に帰ってくることができた。


 しかし、彼らは争い、傷付いている。

私はその星の○との交流により、私も○となることを許された。

私は今一度、あの星に赴き、戦禍がない世を目指そうと思う。

 そして、我々が住む世界の後輩達に戦禍のない世を望み、各地の神聖な力が宿る場所に、この絵と□を遺し、次の言葉を贈る。


『迂闊になってはいけない。

 自分と家族の人生は簡単に狂うから。

 驕ってはいけない。

 我々の住む星にも彼等を目覚めさせることになるから。』


ヴィシュラヴァス=コナー=ン=ウヌム

――――――――――――――――――――


4.考察

 前述のとおり、壁画および文章は年代特定により6万1500年以前に描かれたものであると推定するが、解読した文章の内容が実に興味深い。言語が非常に高度であり、定まった文法が存在すると考えられる。また、宇宙や星についての具体的な言及、説明等、まるで現代人の様である。そこで、本壁画は挿絵の様に描かれたもので、文章は現代でいうところの小説ではないかと仮定する。

(中略)


5.結言

 戦禍という表現などから、当時も戦争という概念があったことが読み取れるため、考古学上、歴史的な発見となったのではないだろうか。本発表により、本研究に関する活発な議論がなされることを期待したい。

 また、本研究についてサポートいただいた関係各位にここで感謝の意を表し、結言とする。




 この発表より3ヶ月後、同時期に描かれたとみられる壁画が世界各地において相次いで発見される。

そして、その全ての壁画に

『ヴィシュラヴァス=コナー=ン=ウヌム』のサインがみられた。

年代鑑定、筆跡鑑定等により同一人物により描かれたものであるとする科学的裏付は、科学者たちに対し非科学的な結論を迫った。


―6万1500年前の古代人が、如何なる方法によって地球上の世界各地を巡ったというのか―


この謎が全く解明できない。

世界中のメディアはこれを話題に盛り上がりを見せ、ミステリー雑誌は挙って特集を組んだ。


しかし、IOSIRO(国際宇宙情報研究機構)がこの研究に着手すると発表した翌日から世界中のメディアは一斉に報道を止める。

これにより、陰謀論が実しやかに囁かれるが、真相は藪の中であった。


 メディアに壁画の話題が上らなくなり約1ヶ月が経過した頃。

世界各地で、ネット上での呼びかけをはじめとした有志による壁画の秘密解明が密かなブームになっていた。

日本においてもそれは同様であった。ある者はSNSで、またある者はサークル活動として、はたまた専用掲示板上でと、一部の者たちの祭りのような状況になっていた。



――――――――――――――――――――

~ 日本の某大型掲示板 ~


世界最古の壁画は何を伝えようとしているのか【壁画3つ目】


1:名無し出土:2019/03/23(土) 22:36

3つ目立てたぞ

いい加減ダレか真相うpしれ


849:名無し出土:2019/03/26(火) 23:09

アメリカの奴らどうしたんだろうな

NA○Aに凸るとか言ってたけど

消されたかな


850:名無し出土:2019/03/26(火) 23:11

お前らいい加減勢い落とせww


851:名無し出土:2019/03/26(火) 23:15

もう無理だろコレ

消されたヤツも多いと聞くぞ

>>849も消される


852:名無し出土:2019/03/26(火) 23:16

>>851

ヤメレwまだ死にたくねーよ


853:V・U:2019/03/26(火) 23:19

俺は未解読部分の一部を解読した。

「私は○を開くことで、その星への旅をすることとなった。」=【量子扉】

「その星の○」「○の助けで」「わたしも○になる」=【神の眷族】

「□を遺す」=これはまだわからない

おそらくラエティティアとは超文明が発達した星だ。

中でも文明レベルが高い民族のことを仮に【神の眷族】と呼んでみた。


854:V・U:2019/03/26(火) 23:20

続ける。

仮に本当に地球と遥か彼方の星を行ったり来たりしていたのなら

地球上の科学技術力では説明がつかない。

そこで、文章に出てくる「開く」という言葉に注目した。

ワームホールみたいなテレポートの為の扉があったんじゃないか。

それを仮に【量子扉】としてみた。


855:名無し出土:2019/03/26(火) 23:20

>>853 厨二くんはおとなしくウチに帰ってハァハァしてなさい


856:名無し出土:2019/03/26(火) 23:20

ktkr


857:名無し出土:2019/03/26(火) 23:21

>>853-854

はいはい

で、妖精さんはいつ出てくるの?


858:名無し出土:2019/03/26(火) 23:21

ktkr

>>853には期待している


859:V・U:2019/03/26(火) 23:22

□を遺す=鍵を遺す だとしたら?

それならどっかの研究機構がひた隠すのも頷けないか?

なんせ現在の物理概念がぶっ飛ぶ。

やつら量子扉を開くのに躍起になってるんだ。

ただ、鍵がない。


860:名無し出土:2019/03/26(火) 23:22

また消されそうなヤツがきたなw


861:名無し出土:2019/03/26(火) 23:23

におう、におうぞ!

厨二臭がぷんぷんすらぁ!


862:あば~ん:2019/03/26(火) 23:24

あば~ん


863:名無し出土:2019/03/26(火) 23:24

wktk


864:名無し出土:2019/03/26(火) 23:25

勢いw

さらに盛り上がってきたな!






・・・消されないでね(´・ω・`)


865:名無し出土:2019/03/26(火) 23:26

862がこれまでにない早さであばんされてる件

まさに瞬殺


866:名無し出土:2019/03/26(火) 23:27

>>859

壁画と一緒に遺してるんだろ

なんで鍵とやらはみつからないんだ


867:名無し出土:2019/03/26(火) 23:27

>>865 マジで瞬殺だったな

誰か何書いてたか見た奴いる?


868:名無し出土:2019/03/26(火) 23:28

つりだろ


869:名無し出土:2019/03/26(火) 23:29

おい

>>859はどうした


870:名無し出土:2019/03/26(火) 23:29

つりだな


871:名無し出土:2019/03/26(火) 23:30

>>867 みてたよ

>>859が書いてた内容書いたら俺もあばんされるかな?


872:名無し出土:2019/03/26(火) 23:31

>>871 gj

試しに書いてみ

トリ付けろよ


873:名無し出土:2019/03/26(火) 23:31

>>871 gj


874:名無し出土:2019/03/26(火) 23:31

勢いw

さらに盛り上がってきたな!






・・・消されないでね(´・ω・`)


875:名無し出土:2019/03/26(火) 23:32

>>871 gj 骨は拾ってやるから書け


876:あば~ん:2019/03/26(火) 23:33

あば~ん


877:876:2019/03/26(火) 23:33

うはw

まさに瞬殺・・・

どうなってんのコレ・・・


878:名無し出土:2019/03/26(火) 23:34

ナニコレこわい


879:名無し出土:2019/03/26(火) 23:34

gkbr


880:名無し出土:2019/03/26(火) 23:34

(((( ; ゜Д゜)))


881:名無し出土:2019/03/26(火) 23:35

漏らした


882:名無し出土:2019/03/26(火) 23:35

洒落にならんな

スレ自体やばいかもしれん

魚拓とっとけ!

>>877はトリ付けろ


883:名無し出土:2019/03/26(火) 23:35

>>877

とりあえず身の安全を確保しろ

家族とは一緒か?

もし一人ならすぐに家族友人誰でもいいから

頼れる人間に連絡取れ

あと、早くトリ付けてくれ


884:名無し出土:2019/03/26(火) 23:36

怖すぎて死ねる

>>859や>>877が無事成仏できますように…(-人-)


885:名無し出土:2019/03/26(火) 23:37

産業


886:877◆Obh55Pqnlngg:2019/03/26(火) 23:38

>>883

家族と住んでるけど

やっぱやばいのかな?

>>884

ヤメレw死んでねーw


887:名無し出土:2019/03/26(火) 23:38

>>885

 >>859があばんされて失踪

 次は>>877もあばんされて消される予定

 

888:名無し出土:2019/03/26(火) 23:40

やっぱりこの話題はやばいのか

国家単位で動いてるんじゃねーの


889:名無し出土:2019/03/26(火) 23:40

>>859が戻ってこないのがまた・・・


やばい怖くて寝れないじゃねーかぁぁぁぁああああ


890:◆Obh55Pqnlngg:2019/03/26(火) 23:41

無事です

>>887 ヤメテってばw

それにしてもこの田舎で

こんな時間にヘリが飛ぶのは珍しいな

ドクターヘリかな


891:名無し出土:2019/03/26(火) 23:41

何このwktkな展開


891:名無し出土:2019/03/26(火) 23:42

>>890

ぎゃあああああああ

そのヘリはドクターヘリじゃない!

何て行動が早い奴らなんだ

すぐに逃げろ!


892:名無し出土:2019/03/26(火) 23:42

>>890 おいw


893:名無し出土:2019/03/26(火) 23:42

>>890 コレ


894:名無し出土:2019/03/26(火) 23:42

>>890 フラグ立ったなw


895:名無し出土:2019/03/26(火) 23:43

お前らも好きだな

また釣られようとしてんのか


896:◆Obh55Pqnlngg:2019/03/26(火) 23:45

あのヘリやっぱやばい?

どうしよう…

変な汗出て寒い

ガクブルってこういう時のこというのかな


897:名無し出土:2019/03/26(火) 23:45

>>890

警察に連絡しろ

不審者が家の周りをうろついていて怖くて眠れないと言え

この際嘘でもかまわん、どうにか見回りに来てくれるような

嘘八百を搾り出せ!


898:名無し出土:2019/03/26(火) 23:46

>>896

今部屋に一人か?

とりあえず家族と一緒にいろ


899:名無し出土:2019/03/26(火) 23:46

だからつりだろって


――――――――――――――――――――



 陰謀説が広く語られるようになり、特にネット上ではそれが顕著であった。このため、掲示板では「釣り」と呼ばれる作り話によるひっかけが頻繁に行われていた。巨大な組織が真相に近づいた者を次々に消すかのような話が好まれた。

 しかし、これにより事実が上手く隠されていた事に気付いた者は少ない。当初掲示板に書き込まれはじめた「釣り」は、国際的に仕組まれたものであった。すなわち、その後書き込まれた「釣り」と思われるものの正否を巧妙に撹乱させたのである。





《さて、ここでそろそろ場面を移そう。


 これは序曲(オーヴァーチュア)。全てはここから始まり、ここに回帰する。》






― 日本 ―


 先ほど掲示板に書き込みをした青年、名を『飯島 フォンバッハ 勇樹(ユウキ=フォン=バッハ=イイジマ)』という。ドイツ人の父親と日本人の母親を持つ日本生まれ日本育ちの17歳である。この時の彼は知る由もなかった。ネット上の掲示板への書き込み、それも匿名の書き込みが自分と家族の人生を大きく変えてしまったことを。



 勇樹の書き込みは嘘ではなかった。家の外でプロペラの音が静寂を切り裂いている。勇樹は掲示板で得たアドバイスのとおり警察へ連絡しようと携帯電話(スマートフォン)をタップしていた。

 ところが、これまでにそんなことは無かったのだが、電波状況を示すアイコンが圏外を示していた。

「ウッソ。ガチでヤバイんじゃ…」

彼は無意識に独り言を呟くと、すぐさま居間へ行き家の固定電話の受話器を取った。しかし、一向に繋がらない。屋外で電話線を切られているのではないかと想像した。

 家族は皆寝静まっている。勇樹は一番の頼りである父を起こすべく両親の寝室に向かった。


「パパ!起きてよパパ!変な人が大勢ウチを取り囲んでるんだ!」

父を大きく揺すりながら訴える。事実、先ほどから数人の足音が家のすぐ外から聞こえている。


異変を感じてか、弟も寝室に入ってきた。


「兄ちゃん、何だか外がうるさいけど、何だろう?」


「俺にもわかんないけど、何かやばいかもしれない!…パパ!起きてってば!」


「ん…」片眉を上げ、顔をしかめながら父が起きる。


「どうした、ユウキ。何を騒い…」

父は言葉を言い終える前に屋外の異様な雰囲気を察知したのか、怪訝な、そして真剣な表情になった。父の表情を見て、やはり只事ではないということを二人の息子も察知する。父は真剣な面持ちのまま二人の息子に問いかける。


「ユウキかマサキ、僕が発表した地球最古の壁画に関する論文のことを誰かと何か話したか?」


「あ…俺がネットの掲示板で…」

勇樹は一瞬鳩尾の内側を締め付けられるような感覚に襲われながらそう答えると、父はさらに神妙な面持ちとなった。


「ユウキ、鍵のことを知ったのか?」

父に問われ、勇樹は首を傾げるように中途半端に頷く。

なぜ父はそのことを知っているのか。また、自分が知った情報は本物なのか。様々な疑念が思考を満たしている。しかし、十分に思考できる時間など彼には無かった。


突如、チャイムが鳴る。

深夜0時を回ろうという時間に鳴るチャイム。

家の外は先ほどと打って変わり、静寂が包んでいる。

それが、現在の状況の異常さを一層引き立てた。


父は二人の息子にここで待つように告げると、玄関へ向かった。


「このような時間になにか急用ですか?」


ドア越しに外の人物に問いかける父。少しの間があり返答が返ってくる。


「カール博士。我々に隠し立ては不可能です。息子さん…勇樹さんに用があります。」


その声は淡々と用件のみを告げ、さらにこう付け加えた。


「5分後に実力行使に移行します。抵抗等は無駄であるとお考え下さい。」


「そうですか…今、呼んで来ましょう。」


父はそう答えると、二人分の靴を持って勇樹のもとへ戻った。

勇樹たちもそのやり取りを聞いており、勇樹は真っ青な顔をしながら父の言葉を待っていた。

父はそんな勇樹の様子を見て、優しく抱きしめる。


「ユウキ。靴を履いて、僕のデスクに飾っている家族写真を持って。さあ、マサキも靴を履いて。時間がない、早く!」


勇樹は考える余地なく父の言うとおりに動く。

「パパ、持ってきたよ。」

父はまた、勇樹を抱きしめる。今度は先ほどよりも強く。

「ユウキ、いいかい。僕が発見したものは、強欲な地球人にとって核兵器よりも危険なものだった。でも、ロマンチストにとっては夢のような発見だったんだ。」

「・・・え?」

「その写真を大切に持っていて。マサキと二人で協力して、生きていくんだ!」

父はそう言うと弟正樹の事も強く抱きしめる。


「奴らは僕の発見を奪うつもりだ。

 そんなことはさせない。そして、愛する者を失うのも、もうごめんだ。」

家族写真に人差し指と中指を置き、呟く父。


兄弟は何も言葉を出せない。ただただ、その目から溢れそうになる感情を飲み込むのに精一杯であった。


「もう、時間がない。

 ユウキ、その家族写真の裏に量子扉を開く鍵(ポートキー)がある。

 IDカードの様になっていて使い方も簡単だ。

 カードで切られた空間が量子扉になる。

 さあ、急いで!」


勇樹は震える身体で写真立てから家族写真と、その裏にあるカードを取り出すと、父の言う通りにカードで宙を切った…!


カードで切られた空間が歪み始める。


外から「そろそろ時間です!」と聞こえた瞬間、父に背中を押された勇樹と正樹は歪んだ空間に吸い込まれていく。

勇樹と正樹は跡形もなく消え去り、そこにはいつもの空間があるのみであった…


「ユウキ、マサキ…

 愛してるよ。ずっと、見守ってる。」


父は自分のデスクに向かった。

引き出しからカプセルタイプの薬を取り出し、飲み込む。


そうして、静かにその瞼を閉じた。

二人の息子の無事を祈り、愛する妻の元へ行けることを望みながら…




――――――――――――――――――――




《これは、二人の兄弟が辿る数奇な運命の物語。


 奏でられる旋律は幸福の調べか、或いは戦慄の調べか。


 描かれる未来は頽廃する世界か、或いは興隆する世界か。


 遺される事実は真実か。


 しばしお付き合い願おう。


 間もなく序幕プロローグが始まる。》

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