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砕牙~白銀の破壊者~  作者: 伊東 無田
再会の物語
4/76

1話 五年後

初投稿の作品なので、へたくそな文ですがよろしくお願いします。

~side:ゼノ~


「う~ん…。」


 朝か、なんだか懐かしい夢を見た気がする。故郷の「ハング村」を旅立ったときの夢か…


もうあの日から五年も経過したのか、はやいもんだ、あれっきり幼なじみのサンドラとは一度も会ってない。


「まぁ、俺のことなんてもう忘れているかもな…。」

それに気まずいんだよなぁ、あのときの約束破っちゃったし



「ゼノ~~~!朝ご飯できたからそろそろ起きなさい」


下から母さんの声が聞こえた、そろそろ起きよう


リビングにおりたら見知った茶髪の男性が声をかけてきた


「おう!起きたかゼノ」

「おはようおじ「ああん!」…父さん」

 この人は「ジン・アルフレイン」五年前に俺を唯一引き取ってくれた人で、恩人であり育ての親でありそして、師匠でもある

ちなみに俺を捨てた父親の弟だから俺の伯父なんだけど「おじさん」と呼ぶとさっきみたいにキレる………今年で39歳のくせに



「まったく、最初からそう呼べばいいんだよ」

「ははは…」



「おはようゼノ」

キッチンから女性の声が聞こえる


「おはよう母さん」


この人は「ミランダ・アルフレイン」ジンの奥さんで俺の育ての親。よそ者の俺を快く受け入れてくれた頭が上がらない人の一人だ。



「まったく、オレのことは今だにおじさんのくせにミランダには母さんかよ」


「いや、でも父さんって呼ぶとたまに怒るじゃん」


「オレが?んなこたぁない。だからちゃんと父さんと呼べ。」



よくいうよ…まぁいいや早く席につこう。と思ったら小さめの影が背後から突貫してきた。



「おはよう!ゼノにぃ!」

「グボァ」


やべ、変な声でた…

「おはよう…、朝から元気だねミリア」

この少女の名前は「ミリア・アルフレイン」元々この家の娘で今年で12歳、五年前俺がこの家に引き取られて以来俺のこと兄としたってくれている

俺にとっては可愛い妹だ。…元気すぎるけどな、まぁいいけど



「え~と、ところでミリア…」

「なぁ~に?」

「そろそろ離れ「いや!」…いやそう言わすに」

!! 前方から凄まじい殺気が!


「おい小僧、歯ぁ食いしばれ。」

「いや、あのと、父さん?」

「誰が!『義父』さんだ!」

「ちょっ!さっき自分で呼べって!!」

「問答無よ「ゴス!」」ドサッ


「さぁご飯にするわよ♪ミリア、そろそろお兄ちゃんを離してあげなさい。」

「はぁ~い♪」



母さんの手には角に血糊が付いたまな板がぶらさがってた…まぁいいけど…








「それにしても二人共今日から王都に行っちゃうのか~…寂しくなるわね。」


「うん…、俺も今回ようやく編入試験に受かったからね。」

そうだった、今日から王都にある魔法を学ぶための学校「王立第一魔法学園」に通うために王都に旅立つんだった。




魔法とは、体内に眠る魔力を用いて発動することができる術のことで魔術ともいう


そして魔力とは、生物が持っている生命エネルギーのことで、これが多いほど強力な魔法が使いやすいのである。ちなみに魔力の総量は修行することによって増加させることが出来る


閑話休題


もちろん魔法の才能が乏しい俺にも魔力は存在するため、簡単な魔法なら使うことができる。はずだ。

ちなみに試験には今までに3回落ちました…




「そういえば学年はどうなるの?まさかふたりとも同じ学年?」


「違うよお母さん、あたしが中等部の一年生でゼノにぃが高等部の一年生だから別々だよ。………残念ながらね」

「?最後ボソボソと何か言ったか?」


「べ、ベツになんにも!」


あきらかに怪しいな…。まぁいいけど



「あらそうなの。でもいきなり高等部からで大丈夫なのゼノ?」


「心配いらないよ。むしろ高等部から受けに来る人だっているぐらいだし。」


「まぁそれにオレが五年間も鍛えてやったしな♪ガッハッハ!」

と父さんが笑いながら続けた


ていうか父さん…いつの間にリカバリーしたんだ?


「でもゼノにぃは勉強できないからあたし心配だなぁ…。」


 いや妹よ、ハッキリと言い過ぎじゃね

ていうか妹に勉強の心配されるって………まぁべつに…いやよくないか。



「まぁ勉強できないのは認めるけどその分は実践科目で補うよ。」


「でもゼノにぃは魔法も苦手じゃん!」

…なんだろう、妹は俺のことが嫌いなんだろうか?



「こらこら、ミリアそのくらいにしなさい。お兄ちゃんが困ってるでしょう。」と母さんが割って入ってきた


ていうか母さん、あなたが心配とか言い出したのが原因なんだけど…。



俺は軽くため息を吐きながら荷物をまとめに部屋に戻った。

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