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陳宮異文伝─汚辱にまみれて生き残る─  作者: Katty


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8/14

戦の気配

翌日、働いていると曹操がやって来る。

「昨日はお楽しみだったか?」

「曹操お前はふざけ過ぎだ、俺の不名誉はいい、だがお優しいお気持ちで介抱してくださった曹清様の名誉を傷つけるような真似は慎め。」

「くく、俺は誰かなどとは言ってないぞ。」

「あっ!」

俺は口を押さえ周囲を見回す。

俺と視線があった徐晃は視線を逸らす。


「徐晃殿、何か聞いたか?」

俺は徐晃の肩をがっしり掴み確認をとる。

「ち、陳宮殿、目が、目が怖いです、何も聞いておりません、陳宮殿が少女趣味などとは知りません。」

「違うからな!曹清様はお優しい御方なだけだ、体調を壊していた私の看病をしてくださっただけなのだ、いらぬ噂は・・・」

「だから、目が怖いですって、あっしは何も言いませんよ。」

「そうだぞ、徐晃、まだ噂を流すなよ。」

曹操からも徐晃を口止めをしてくれるようだ。

なんだかんだ言っても娘の風聞が悪くならないように配慮してくれるのだろう。


「泳がせた方が楽しくなりそうだ。」

「なるほど、さすが殿!」

この男に配慮は無かった。


「曹操!!」

「やべ、陳宮が切れた、じゃあな、徐晃あとは任せた。」

「殿!それはないですぜ!せめてなだめてから!」

「あばよぉ〜」

曹操の逃げ足は早かった。


「さて、徐晃殿、本日の訓練ですが・・・いらぬ記憶が無くなるまで激しくしましょうか。」

「お、おてやわらかに・・・」

今日の訓練はいつもより厳しいものとなるのであった。


正月も終わり、しばらくすると周囲が騒然としだす、俺が曹操陣営に来る前に起きた曹操暗殺事件に劉備が関わっていた事が判明したのだ。

「あの恩知らずが!全軍戦の支度をせよ、劉備を討つ!」

曹操の激により劉備攻めが決まる。


現在劉備は呂布が治めていた徐州を支配下にしており

名目上は曹操配下ではあったが、劉備自身独自の兵を持ち実質同盟関係的な立ち位置であった。


「曹操にバレたか。」

曹操が兵を起こした事は程なくして徐州にも聞こえてくる。

かつて曹操が徐州を攻めた際に民を含めて大虐殺を行っており、住民達も混乱を起こしていた。

「兄貴どうします?この有様じゃ下邳の城に籠城など出来ませんぜ。」

劉備の義弟張飛は町の混乱を見て下邳では戦えないと見ていた。

「小沛で曹操の出鼻を挫く、一度勝てば少しは収まるはずだ、関羽は下邳を守り混乱を鎮めてくれ、張飛は俺と一緒に曹操を討つぞ。」

「張飛じゃ荷が重い、私が出るべきかと。」

関羽は張飛の猪突猛進ぶりを心配していた、曹操軍は知恵者が多い、張飛といえど罠にかけられる恐れがあった。


「張飛じゃ下邳をまとめれねえだろ?

大丈夫だって関羽。一当てするだけだ。

決戦は下邳になる戦の準備を頼むわ。」

劉備は関羽に下邳を任せて、自身は小沛に向かう。


曹操と劉備、二人の英傑の戦いが始まろうとしていた。


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