突如湧いてきた必然の奇跡、即ち出会い
新年なので投稿します()
「つ……!りつ……!!」
なん……なに?授業中に睡眠を取るという最高の惰眠を邪魔するなんて無作法な……
どこの誰だよ、そんなことするの。
「おい、独孤!独孤!!起きろ、起きろよ!!」
「ん……ん〜。なn……あ」
「気を付け……礼!!」
「さようならぁ……」
やばっ、失敗した……!もう授業終わってる!
視線が痛い。さっさと帰って記憶から消してもらわないと。
「はぁ……はぁ……」
なんとか駅まで辿り着いた……今日の空は……曇ってんねぇ。
はぁ……電車は、もう来てるじゃん。今日は散々だったな……
まぁ、こういう日が続けばガチャでいいのが当たるしな。
そう思えば、まぁ……悪くないか?そんな事ない。
「ん……?ん〜?」
砂利にまじって何か……いる?気になる。行ってみるか。
この銀色の糸の塊は一体。なんて滑らかな糸だ。
そしてこの光沢感……これが高級な事なんて俺みたいなカス私服組でも分かる。
どうしてそんなものがこんなところに。
「うぅ……み、水……」
「み、水ですね……!」
「ちょっと待っててください!!」
目の前の塊から声が発された。
自販機で買ったはいいものの使わなかった○ろはすの蓋を目の前の塊に供える。
塊の中から出てきた腕は以外と力強かったが、そんな事は気にならなかった。
白い塊の正体の前ではそんな事は吹き飛んだ。
「んくっ……んくっ……んくっ……」
白い塊から美少女と虫、いや蜘蛛の脚が生え始めた。
美小女すぎる。まず、目を引くのはその美しい瞳。
金色に輝く瞳から目が離せない。あまりにもぱっちりしているし、まつ毛も長い。
ようやく視線を落とすと目に入ってしまう美しく整った鼻。
目から上と身体が120点でもここが台無しだと30点くらいになる。
こんなに綺麗な鼻は見た事がない。120点が150点になる。
最後に、肉感的で瑞々しい唇。えっっっっろ。なんだこれ?は?
今まで見てきた唇なんだったの?く、咥えて欲しいッ。
なんでこんなに艶々してるんだよっ!ふざけるなよ!えろすぎる!!
一つ一つ見ても整ったパーツが究極のパランスで配置されている。多分黄金比だ。
ギリシア彫刻が追い求めた理想美とは、この顔に違いない。
そんな眩しすぎる顔から目を逸らした先にも罠があった。
そう、髪で隠れたデカパイだ。髪で隠れたデカパイなのだ。
今まで巨乳同級生が机に乗せて休憩していたのを見た事がある。
制服越しであっても雌である事を主張していてとてもエロかったはずだ。
でも、これは違う。だってもう、今まで見てきた乳が思い出せない。
いや、今まで見てきたものは多分おっぱいじゃなかったんだ。
濡れてもいないのに、男の視線を誘うように艶めいている。
僅かに動くだけでどたぷんっ、と大胆に揺れる大きさ。
下着類を付けているわけでもないのに出来る深い谷間……全てが雄を誘っている。
「ありがとうございます……それでは」
「え?そんな状態で行かれるんですか?」
「せめて、糖の補給でもしていっては?」
「……それなら、甘えさせてもらいます」
一瞬ギョッとした美少女を家に入れる。
フラフラしている美少女を道端に置いておくなんて危ない。
そう、仕方ないんだ。
看病だから家に連れてきたって別に何もやましいことなんてないんだ。
「そういえばあなたの名前は?」
「独孤奏といいます」
「ドクコォナタ?」
「奏です」
発音に困った顔にかわいさがあるのは当然だが、美しさが消えなていない。
気をしっかり持っていないと拝んでしまいそうだ。
「どうぞ、上がってください」
「では、お言葉に甘えて」
「どうぞ、お座r」
「お構いなく」
リビングで待たせた美少女に紅茶とお茶菓子を渡し、紅茶を啜る。
紅茶を飲んでいるだけなのにまるで芸術作品のようだ。
ギリシア彫刻、ルネッサンス時代の名のある絵画、神アニメの一場面
……どれもこの光景には敵わない。
「とても美味しい飲み物をありがとう」
「……それで、何が目的?」
「目的だなんて……そんな」
「こんな物を飲ませておいてよくいう……」
「あ、いや……違うんです」
蜘蛛はカフェインを摂取すると酩酊したかのような反応を示すんだったっけ?
完全に襲うムーブかましてて草も生えない。
そん、酒に酔わせて襲うなんてそんな……
そんな高級料理にマヨネーズをかけるがごとき愚行出来ないって!
「何が違うと?」
「いえ、その……美しさのあまり下半身の事なんて忘れていまして……」
「……まぁいいでしょう。」
「そういうことにしておきます」
許された。顎を上げられた時はそのまま折られて死ぬかと思った。
しかし、大きいな。天井近く……2mあるんじゃないか。
「どこか怪我をなさってるんじゃないですか?」
「治っているのでお構いなく」
確かに体に傷は見当たらない。
身体能力に極振りしたあの奇跡のダチョウでもこれ程早くは治らんだろ。
「暗くなるまでゆっくりしていってはどうですか?」
「目立ちますし」
酔っ払っていることだし、そんな状態で放り出すのはよくない。
……原因を作ったのはこっちだし、落ち着くまで置いておくのが筋だろ。
「……そうさせてもらいます」
「おかわりをお願いしてとも?」
「どうぞ」
「……それで、なんで私と会話できるんですか?」
何故と言われても出来るからとしか答えられない。
なんかゆらゆらし始めてないか?何だこの生き物、かわいいな。
お茶菓子を摘む頻度も高くなってる女の子感が強く出ていて非常に良いですね〜。
グリフィンドールに1000兆点。
「まぁいいです」
「そういう才能がある方なんでしょう」
「あはは……」
「それで、暗くなるまで私をこんなところにおいてどうするつもりなの?」
「ど、どうもなにも……」
「そんなやましいことなんて」
眼前の美少女が指を腹から胸あたりまで走らせ、顔をグイッと近付けてきた。
心臓の鼓動が聞こえる、喉も渇いてきた。
美少女の吐息がかかってくる。
俺は今日、このまま死ぬのかもしれない。
でも、例えこれが最後に見る景色だったとしても後悔はない。
「交尾したかったんでしょ〜?」
「そ、そんなこと……」
「本当〜?したいならしようよ、交尾」
「迷惑掛けてるのにそんな事お願い出来ないですよ」
顔がほんのり紅く染まっているし、口調が変わってる。
いくらなんでも酩酊が早過ぎない?2分くらいしか経ってないぞ。
「かわいい事言うねぇ……わかった」
「じゃ、困ったことがあったらこれ吹いて」「飛んでくからさ」
「は、はい……」
「もちろん、交尾したい時も呼んでくれてもいいんだよ」
「そんな事で呼びませんよ!」
「またかわいい事言うねぇ……そんな事ばっか言ってると食べちゃうよ〜」
下品な舌なめずりも目の前の美少女にかかれば色気のある行為になる。
一瞬見えた舌は、長く、ありえないほどテラテラしていて、エロすぎた。
「そういえば、ここはどの辺なの?」
「横浜……?」
「……?なにそれ」
目の前に居るのは日本顔とも西洋顔ともつかない美そのものみたいな顔立ちの女だ。
横浜なんぞ知るわけもない。
「エーゲ海の遥か東……」
「聞いたことない名前ばっかり」
「……からかってる?」
「ち、違いますって……」
「そう……じゃあここどこ?」
聞き覚えがない……?
ギリシア神話にいたアラクネが不思議パワーで具現化したわけじゃなさそうだぞ。
酔っているのを含めても知らなさそうだし本当に知らないのか……?
なら地図を見せるか。
「ここです」
「……このへんなの、なに?」
実は同じタイトルでR18版がノクターンにあります(小声)




