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黎明旅団 -踏破不可能ダンジョン備忘録-  作者: Ztarou
Act.1 The First Complex
41/131

用語解説05

■定義構築

サリンジャーがファントム《定義》と契約をして会得した技、定義を書き換える。発動の手順は複雑であり、まず皮膚に命令式を筆記(古シナル祖語)。そして詠唱を行う。詠唱では何を行うのか、代償は何か、どの程度それを行うのかを声に出し定義する。ここまで工程が複雑であるのは、発した言葉全てが実行されてしまえばどのような被害が出るかわからないからである。工程自体を定義した命令式は腰骨の辺りに彫られている。しかし、例外として緊急執行を行うことができ、サリンジャーが略式と叫んだ場合にのみ、彼女の思考する定義を瞬時に実行する。重大な定義ほど代償は重くなる


■ホワイトルーム

黎明旅団の各支部長とセレティア協定評議会とのホットライン。大量に電力を消費するため有事にしか使用しない。近年ではユンとエンジニアチームが旧文明で使われた「インターネット」というものの構築に力を入れているが、シリウスはその安全性に関して疑問を抱いている


専門級エキスパート

一般の隊員が区分される階級。中でもクラスがいくつもあり、各人の能力に応じた職分が振り分けられる。前衛、後衛、支援、医療クラスが揃ったパーティーが最も安定するとされている


■スカーレットワイン

エルゴーで最も一般的に飲まれるワイン。価格はとても一般的であり、最大手企業ALCOHOLICの所有する千以上のワイナリーで品質が均一になるよう調整されている。「エルゴー人が耀国で飲んでも故郷を感じることが出来る」が売り文句となっている


■プラウディテウイスキー

プラウダ正義帝国の上級国民の間で古来より親しまれているウイスキー。製法が国家機密となっており、極めて高価。一説によると、状態の良い旧文明のウイスキーを研究し現代に蘇らせたものとのことで、学術的にも非常に価値の高い一品


■アメリア共同体

アマハラ自由領の東部に位置するオラシオン最大の国家。「寛容」を国家思想として掲げ、特に経済活動が盛んである。その理由に、内陸部は重力津波が少ないことがあげられ、多国籍企業の本社が多く置かれているニューヨーク経済特区が強い利権を有する。大断裂以前に国力が巨大だったことを今も誇りに思っている節がある。実力至上主義社会であるため、意思の弱い人間は淘汰される。反対に強い意志を持つ人間は貴賤を問わず成り上がることが出来るためそれがアメリアンドリームとも呼ばれる。レアメタルの埋蔵量が多い。天然ガスの産出はプラウダ正義帝国に劣る。あらゆる主義主張を持つ小国の連合国であるため、大統領はいるが王はいない


■総大将関守(セキモリ)

プラウダ、アメリアという強国に挟まれているアマハラの、沿岸部の治安維持を一手に担う家系。アマハラマフィアとも言われる。現湾岸警備総大将の孫娘は──記録消去──であるが本人はそのことをあまり多く語ろうとはしない。伝統と仁義を重んじる一族。なお関守自体は苗字ではなく役職名である


結薙ゆいなぎ

サリンジャーの持つ大鎌。逆理遺物(パラドックス)。決して壊れないという性質を持つため、力を込めれば込める程斬れるものが増える。理論上斬れないものは存在しない。サリンジャーは肉体強化の定義を彫っているため、この世のほとんどのものを切り裂ける。ただし、ロアは例外であったため、エンジニア部門の逆理室がその研究に乗り出そうとしている


永劫の手帳(クロニクル)

元々はラウラの所有物であったが、とある経緯からロアの手に渡った。逆理遺物(パラドックス)。情報を無限に書き込むことが出来る手帳。文字を書き込めば、インクが染み込んで消える。それはストックされている状態で、使用者が頁を引き出して読みたい時はそれが書き込まれた年月日を念じれば浮き上がってくる。ただし、その年月日自体は覚えておく必要が有る


魔鍵まけん

使用者に運命を捻じ曲げる程の力を与える逆理遺物(パラドックス)。他の遺物が理に反するものであれば、魔鍵は理を創り出すもの。世界に7つ存在するとされているそれは、特異点とも呼ばれている。鍵という名前をしているが、形はそれぞれ違う──とされている。というのも、魔鍵自体は探検家の間で古くから語られる空想の産物だからだ。理想郷シャンバラがあくまで理想郷とされているのと同じに、それは夢物語である。ただし、ラウラは何か知っているらしい

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