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中身がおっさんでも、見た目が聖女なら、まあそれはそれでいいんじゃね?  作者: ミマス
聖女になってしまったおばさん
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お見合い?それは幻

「あ?今、なんだって?」

「だから今回の見合いが、中止になったとお話しました」

「いや、明日だよ?あ、し、た」

「はい、知ってます」


見合いの前日

お見合いが中止になった。相手からの連絡で。


….ひどくね?

なんで?うん?なんで?私の苦労を戻してほしいんですけど?


「なおさらだよ! 今までの苦労はなんだったんだよ!」

「まあまあ、聖女様のためなんですから」

「どうせあのドスケベな変態やろうからの申し出だろう?なに?としまは

嫌だとか?」

「嫌だとはおっしゃいませんでしたよ、むしろ期待していましたよ」

「うそでしょう?じゃあなんで中止にだったの?」

「誰かが」

「誰かが?」

「誰かが聖女様を暗殺しようとしているから?」

「….うえん?えっ···え?え?え?え?··· えっ?..............私を?」


……えっと?私を?なんで?

…………

…………


「私を?」

「はい」

「…………なんで?」

「………そうですね··なんででしょうかね?」

「誰が、誰が言ったの?」

「そのドスケベな変態と言う男が、ですね」

「いや、それはただの言い訳じゃろうが」

「はぁ…まあ、彼がただの人ならそうだと思われますが、彼はですね…」

「あん?その人が何か?偉い人なん?」

「この国の軍部では片手の中に入る人···でしょうかね?」

………..

….

「…..」

「はい」

「それが…高いの?」

「高いですよね」

…….

「…そう···なん?」


首をかしげる私。


クリスも私につれて首をかしげる。


「あの、聖女様、もしかして分からない、ですか?」

「あ?うんわかるわ、わかるわかる、だからそのドスケベな変態やろうはえらい変態なんだよね?で、その変態が私を暗殺しようとするんだと」

「違います違いますあほですか?誰かが!あなたを暗殺しようとするから、ドスケベ様があなたを守るために!今回のお見合いを中止しよ、と言っているのですよ!」

「お…そ、そうか」

「だから連絡が来るまで、聖女様は当分の間、安全な城の中にいてくださいってことですよ」

「お、おう分かった分かった」

「は…」

「じゃあ、私はまたぶくぶく生活すればいいの?」

「少しは我慢してくださいね」

「あ…でも今までの努力はもったいないな」

「我慢できないと今までより努力する事になるかもしりませんよ」

「……………それはちょっと嫌だな….」


お見合いの前日に中止とか….

結婚て難しいかしら….


…………………

どころで、暗殺って本当のことかな?

クリスは信じているし。


で?ここって安全なの?私がここにいるのけっこう知られているんじゃ?


「ねえクリス?」

「またなんですか?」

「またって….ここはその···安全なの?」

「はい、多分この世で一番安全ですね」

「え~でも私がここにいるのってけっこう知られているんじゃね?お見上げとかだくさん来るし」

「まあ、それもそうですけど、とにかくこの城の中では聖女様は絶対安全なので、気にしなくってもいいですよ」

「そうなの?なんで?」

「……..魔法がかかっていますから」

「ま、ほう?」

「まあ···うーん….まあ….その、魔法って神秘で不思議な物です」

「いや、ざっくり過ぎるだろう」

「魔法とは神秘なものです」

「いや、だから」

「魔法とは不思議なものです」

….

説明したくないなら、嫌だと言えよこの女!


「説明したくないです、面倒くさい!」

「ぶっちゃけすぎるんだろうが!この女が」

「難しいんですよ」

「はぁ…まあ…いい、お前が安全だと言うなら安全なんだろうね」


はあ…この女最近ぞっとぶちゃけすぎるんじゃないかと私思うんですよ~


「そして正直、ここを守る者はあのドワーフですから、わたしは嫌ですね」こそ


最後にクリスの言ったことは私には聞こえなかった。

…そして多分···それがこれから起こった悪夢の発端だったじゃないかな。


ここにドワーフがいることを知っていたら···私は···.


「…あ···何か···力が抜けたな、クリス、何か甘いのくれ~」

みたいなことを言っていないだろう

「太りますよ?」

「少しはいいじゃん!」

「はぁ…分かりました、何がいいんですか」

「ドーナツかな?この前ドワーフの村で食べたやつ」

「ドワーフの村で…ドーナツ……..あ?もしかしてドナーアッツですか、いいですね~」

「そうそうドーナ….、うん、食べたく食べたい」

「太りますよ?」

「少しはいいでしょう!お見合いもキャンセルされたから ”少し”くらいは”太っても””問題ない”」

……………そうだ。


少し、太っても、 問題ない

…………………………

翌朝

アメリカの大型マートにいるような人になっていました。

……..太りました、自分では歩けないほど。


…………………………………………

……………………….

くそおおおおおおおおおおおお

なんでだよ!!!!!!


「魔法って不思議な」

「いいから!」


この前のドワーフの村の後

ドワーフが一人、付いているらしい、私の守りのために。


そしてそのドワーフ、ドワーフの村で私を太らせたドワーフのの一人

私を守りながら色々遊んでいたと….

どうやら最近何かが変だとは思ったけど….くっそ!!

魔法とは神秘で不思議なものか。


………

はあ···

話が長かったな

そう···.

……..

………ドワブンドとの地獄のダイエットが始まる。




地獄のようなダイエットの日々

ダイエットをしても瘦せない体。


何か月後、いよいよ普通の人体に戻ったころ。



「ようやくギリギリ何となくには人に見えますね」

「うっせ」

「聖女様は太りやすい体質ですからね」

「体質のレベルじゃないでしょう?」

「そして、聖女様に二つの消息が~」

「うん?何かしら?」


その1.

私を暗殺しようとするやつらとの戦いがほぼ終わったので城の外へ出かけてもいい事。


その2.

帝国の外れから新しい聖女の知らせが聞こえてくるということ


……..

つまり、新しい聖女の調査と確保を私に押し付けたい事。


同じ女性だし、聖女だから。が表の利用、本当は…私が知るわけがないな~

結局、私が騎士団と一緒に帝国の外れに行くことになった。



ことになった


なった


そう···



はい~はい~私に何の力がありますでしょうか~、仕事もしない飾りの聖女は行けと言われたら行きますよ~ はい~


私は~飾りの聖女~ドナドナドナ~ドナーツ


今回の旅行のお供は

クリスとボッキフーデン

騎士団が一つ。


エルフが二人

ドワーフが一人 

(時々増える事も有るらしい)


その他諸々

….これって….強いの?


「大体….ドラゴンも逃げるでしょうね」

「お、そ、そのくらいなの?」

「はい、エルフ二人にドワーフ一人ですからね、正直、騎士団はなくってもいいくらいですよ」

「そ、そうか」


そして今回の旅行が私の人生においてどれほど大きな事件になるか

今はもちろん分かるわけがなかった。


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