ドスケベだけど、スケベーじゃない男
私はドスケーベ、ドスケーベ =アナアールホジリ
前前の聖女様から直接授けられたアナアールホジリ家の長男である。
アナアールホジリの息子として、国のため、家のため、一生懸命生きたと思う。
…… 一生懸命すぎたかも知らない
もうすぐアラポウーになる年齢だ。
結婚はしていない。
……私の自慢と言えば傾いていた家を建て直した、そして国の闇を一部払いのけた。
私のおかげでこの国はそこしよくなったと言えるだろう。
だが少しだけ、寂しい。
今まで何回かのお見合いとかはあったけがいずれもお断り。
こちらからだ。
今までの私の活躍。
そしてその結果、多くの敵も作ってしまった。
自分の体くらいは守れるけど。
守らなければならない人が増えれば話は変わるものだ。
ボッキ―のやつくらいの力が私にもあったらな~…………無理か?
あいつは人じゃない(笑)
オークだ (笑)
で、違う違う
実は、この国にとって重要な問題が発生した。
隣の国から聖女と名乗る者が現れた。
そしてこの国の聖女至上主義者たちが、彼女をこの国に連れて来て
皇帝を退けて聖女をこの国の新たな皇帝にしようってこと。
………………………..あいつら、頭大丈夫か?
そこにもう一つ
この国にも聖女がいる。
別の世界から召喚した異界の聖女、ミシマーサンゴ様。
しかし、彼女の年齢はすでに30を越えて、処女かも分からない、ので彼女を聖女として認めることはできない。彼女を無い者にして、もっと若く、きれいな、自分たちに便利な聖女を聖女にしようって話だ。
あちらの聖女はだぶん、10歳あたりらしいし色々便利だろうな。
そして今、彼らから最も安全な場所が、姓だ。
色~色~んな~ことをしかけてやったからな?
特別な魔法で守られているし。
………
………
ところが、明日のお見合いの相手がその聖女様だという話がある。
まじか
そ、明日、お見合いの日、相手はあのミシマーサンゴ様だ。
もちろん、私にとってすごい光栄である。
私が…まさか私が…
しかし…………
私が守られるのは私自身の体だけ。
情けないが仕方ない。
聖女様の安全のために、聖女様はしばらくあの城から出てきてはだめだ。
少なくとも聖女至上主義者どもを全て撲滅するまでは。
「それで…今度の縁談は断りたいの、てことですか?」
「聖女様の安全が保障された後、私から聖女様にプロポーズしよう、と思っている」
「まさかそんな事があるとは…早く聖女様を誰かに押しつけてボッキフーデン様とイチャイチャしようとしたのに…」
「あ、あはははは…それは申し訳ございませんな、とにかく、聖女様にはしばらくの間、城から待っていてくださいと」
「分かりました、では問題の解決はいつ頃と考えていらっしゃいますか?」
「それは…その"他の聖女"の見つけ次第でしょうかね」
「そうですか、えっと…彼らはいつから聖女様を?」
「かなり最近ですね」
「この前の旅行···実は聖女様が一緒に行く予定はなかったのですが、それにも何かなか?」
「はい、聖女至上主義者の手の者が一部、城内にまざっているらしくって、彼らを探し出す作戦がありました」
「私もその時城内にいたんですが、築きませんでした….」
「苦労しましたよ、ははは秘密だったので」
「はぁ…まあ、いいでしょう、あなたの言葉に偽りはないようですし···」
「真実の輪を騙す方法がないわけではありませんよ?」
「それくらいは知っています」
「それでは今回の縁談はキャンセルだと連絡します」
「かたじけない、今回の事件が終わったら必ず私が聖女様にプロポーズしますので」
「はいはい~期待しないまま待っていますよ~」
「では、聖女様をお願いします、クリスティタリアリスイカンナホウキシリアテナバ」
「あ~長い長い、略してもいいですから、そもそも家族の間でもフルネームで呼ぶ人はいませんから!」
「そ、そうか、しかし人の名前を適当に呼ぶのは」
「いいんですよ、本人がいいって言ってるから」
「わ、わかった、クリスさん」
「まったく…あ、ちなみに、私はタリアです」
「そ、そう……..か?」
…
…
「ところでこの前の 旅行ってけっこう危なかったのではありませんか?」
「帝国最高の騎士団が二つにボッキフーデンが同行したんだ、それに最初の目的地はドワーフの村だったし、その次はエルフの町だったんですぞ?」
「うわあ….そんな理由があったんですね….」
「ただの手紙を渡すだけだと思ってました?」
「……..そ、それはクリスのがしたので私は全く~?」
「あなた方は心も、考えも一緒だと聞きますが」
「あ、それは合体した時の事ですよ、私たちまだ合体してないから」
「….」
「….」
「まあ、いいでしょう、ところでタリアじょ、ボッキフ-デンにお願いした件については何か?」
「はい?ボッキフーデン様にお願いしたなら私は知りわけがありませんよ?」
「そうですか、分かりました、すみません、あなたを試して」
「はい?試しました?私を?えっと…いつですか?」
「今です」
「ほえ~?」
「分からなければそれでいいです」
「え………まあ…はい」
こうやって、三島珊瑚の結婚できない歴史は長くなった
かなり長く。
そしてそれを知らない聖女は今
「うぐうっ、や、やめ!あ、ああっ、ひっ、し、しぬうぅぅぅぅ….」
コルセットに責められていた。
「さあ、聖女様!!もう少し!もう少し!です!聖女様はもっと美しくなれます!」
「ひーっ!!ム、ムリイイ!!いや!!美しくならなくってもいいからっ!!で、でるううう!!口からなにかでるうううう」
「だから寄与使ったほうがいいっと何回も言ってでしょう、が!」
「い、いたい、いたいいいいい!!私は悪くないいいい」
「その数日の間に太ったのは聖女様のせいでしょう、が!」
「ああああああああ、も、もうだ、だ…ぼ、おろろろろろろろろろろ」
はい、リバース、はははリバースしました。
な~にこのキラキラはははは
「きゃああああ、聖女様の口から危ない物が!!」
........
........
はい、聖女です、いいえ豚です。
はい、太りました。
またです、はい
ちゃんと気を付ったのに!!
なんで!
何で太るの、くそおおおお!!!!!!
たぶん、部屋の中の誰も聞いてないけど
どこかで「クスクス」と小さな笑い声が聞こえた。
............お金ほしいな....




