右腕にハッスル神、左腕にマッスル神
我々は届いた、届いてしまった、エルフの町へ。
が?
「ふぅうううううぅんですわ!!!!だめええええですわ!!そこの女!! 豚のようにぶくぶく太って醜い醜い醜いですわ!さっさっとその醜いだ肉を落として来なさいな」
………………は?
金髪、尖った長い耳、シャープで美しい顔立ち、 美男子、正にエルフ。
顔だけは。
…………身長は..2.5メトロぐらい?
そして、筋肉、 筋肉、 筋肉、 筋肉、筋肉の塊
いつか会社の男性社員が見ていたスターク···なんとかか、ハンマーがなんとかと言うゲームに出てくる鉄甲の兵士のようなフォルム…の筋肉。
で、言葉使いは“オネ”
一言に気持ち悪い。
そんな彼は私を見に言った言葉が“あれ”だ。
実は私、はまだダイエットを終えていない。
「ごめんなさいね~うちの聖女様には色々ありましてね?まあまあだ肉がついてしまいました、ぞっとだけ皆さんの助けが必要ですけど、無理ですよね?エルフの皆様には」
ニヤニヤのクリス
「ムオオオオオオオオン!!!!その言葉!エルフへの挑戦ですわ!右腕のハッスル神と左腕のマッスル神の名のもとに、そのぶくぶく太った豚の肉を美しい筋肉に変わしてあげますよ!覚悟してくださいな」
「いうっせええええ!!だまれ!!」
………………………………………………..
うざい、こいつらうざい、エルフもクリスも
そうよ、私、ふてってますよ!それが何?私が太ってお前らに何か悪いことでもあるの?
「少なくとも私には被害がありますけど?」
……………?.
私を見て言うクリス
ク、クリス?今私の…
「読むわけないでしょう?考えなんか」
た、たしかに?
「聖女様は想像力が豊かですね」
…………
おかしい….おかしい....
「おかしくありませんよ?」
おかしい....
***
「遠い昔、エルフはとても美しく高潔な存在でした。
美のエルフ, 知性のオーク, そして芸術の人間
我々は競争し、助ける良い友達でありライバルでした。
人間がエルフの美しいさと永遠に嫉妬する前までは。
人間はエルフを裏切り捕まえ殺し奴隷にしました。
長年の友人であった人間の裏切りにエルフたちは悲しみました。
そして、その時の聖女が言いました。
”それはお前らが弱っちいからだよ、誰もお前らを守ってくれないんだよ!だったお前らの自ら自分を守るしかないんだよ、力がパワーだ、力を育てなさい!自らを守る力を! お前らの大切な人を保護する力を!すなわち筋肉だ、筋肉はパワーだ!強い肉体から強い精神が育つ! 力がパワーだ! 力が真理だ!すべては力だ!力がすべてだ! 筋肉は美しい!筋肉だ! 筋肉の美しさをお前らの体に!右腕の筋肉はハッスル! 左腕の筋肉はマッスル!ハッスルと!マッスル だ!“
とね?
我々は目を覚めました美しさだけではだめだ!力だ、力がパワーだ。
力こそ真理だ!力がすべてだ!
我々は筋肉を鍛え始めました、人間はもうエルフの相手になりませんでした。
人間の軍隊には森の木々を抜いて投げました。
人間が矢を放つと、我々は体で受け止めました。
人間の投石器が投げられた石ころは我々の腕で受けて投げて戻しました。
人間の剣も、矢も、槍も我々の筋肉を突き破ることができませんでした。
人間の武器なんかがが鍛えたエルフの筋肉に勝てるはずがありませんでした。
人間はのうエルフの相手にならなくなりました。エルフ再び平和な時間を持つことができました。
すべては筋肉の力!右腕のハッスル神と左腕のマッスル神の名の下に、筋肉の美しさを鍛えたエルフに勝てる者はありません。
筋肉は力であり、筋肉はパワーであり。
力はパワーであり、力は真理である。
強い肉体から強い精神が育ち
強い精神から強い肉体が完成する。
筋肉は我々の神様であり。
筋肉は力であり。
筋肉は存在意味であり。
筋肉が我々であり、我々が筋肉であり。
すべてのエルフは筋肉神の名の下に自分を鍛えます。
ある日、あのドラゴンさえ我々の筋肉の前に跪いた。
飛んでくるバリスタをはじく筋肉を
ドレゴンのブレスを防ぐ筋肉を
落ちる隕石もを防ぐ筋肉を
高い山さえ破壊する筋肉を
右腕のハッスル神と
左腕のマッスル神の名の下に
エルフは筋肉と共にすることを
ハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスル
さあ!豚のような聖女よ!
我々に筋肉を与えてくれた聖女“マチオ=ナルヨ”様の名の下に!
私は!いや、我々はあなたのその脂肪を許すことはできません!
さあ!一緒に! 筋肉を!!さあ!!」
………………………..
うざ。
「ハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスルハッスルマッスル」
”変態”の演説の中ずううううっと、他のエルフは変なポーズでハッスルマッスルっと…………
なんか変な運動するやつもいるし…..
ダメだ··こいつらやばい···
…………
え?待って
私これからこいつらにダイエットされるの?
本当に?
い
いやだわ.…………
***
四日後、この町から出る日の朝、私の体のだ肉は全てなくなっていた。
その変わりに
「い、いい、い、い、いた、いた、いたい、いたい、いたい」
全身筋肉痛、一人ではベットから起きるのもできない。
一歩も自力では歩けない。
「い、いたい、いたい、あ、ああうあうあうあああうああああいたい、いたい、だ、だれか、だれか助けて、だれか」
「聖女様、うるさいです、外から見ると私が聖女様をいじめるようじゃないですか」
ちなみに1、馬車の振動が一番苦しかった。
ちなみに2
私以外の人々は何をしていたんだ?
の話になった時のこと。
「聖女様以外の者たち….ですか?」
「そうよ、私がこんなに苦労しているのに一緒に来た他の人は誰も見えないんだもん」
「ん….まあ、簡単に言えば宴会でしょうかね?」
「は?宴会?私抜きで?ひどくね?」
「聖女様はエルフたちと力合わせがやりたいんですか?」
「その話はもうやめよう?」
「私たちが乗って来た馬車サイズの“子石”を投げる遊びとかがありますけど」
「死ぬわ」
「でしょう?」
「あいつら、あんな事やるためにここまで来たの?」
「そうですね…税金のため、でしょうかね?金だけに」
「…………」
「…………宴会で一回でも勝たないとその年の税金は無し、になりますので」
「ええ…………?」
「理解できないんですか?」
「うん、全く」
「エルフと人間の昔話、覚えていますか?」
「あ…うんまあ」
「この町と戦争をすろより数年税金無しの方がまし、ってことですよ」
「でも、 帝国と町だよ?」
「この町の後には?」
「後?」
「エルフの国」
「…………」
「まあ…色々ありまして、この町はエルフの国に保護されていますよ」
「そう…なんだ」
「複雑のなあれこれ、知りたいんですか?」
「いいや全く、全然」
「聖女様は聖女様の健康のためダイエットに集中してください」
「お、おう….」
ちなみに3
一回も勝てなったらしい。
クリスと使用人の一部を除いて、すべての人が疲れてぼろぼろの姿で道に出た。
***
エルフの町を離れて2日後
私たちはある森の入り口に到着した。
ジャイアントの村はこの森の反対の方にあって
森を抜けてまた二日くらい行けばジャイアントの村らしい。
でも、森の入り口で私は
「なんか….入りたくないな….」
「聖女様?わがまま....ですか?」
「いいや?違うのなんかね?この森に入っちゃだめだって感じ?がするの」
「何ですか?それは?」
「私も知らないんだけど、とにかくこの森に入っちゃだめって….感じ?」
….
私も私が何言ってるのか分からないんだけど….
なんだろう?そんな予感?女の感?
あ~な~んか力が出ないわ~仕事のせいかしら~




