ドワーフ
馬の上の騎士が十人。
そして騎士より何倍か多い兵士たちで守られる馬車。
今、私たちの馬車である。
つまり
「あ···ひま~」
「ひまですね~」
「ひまだな~」
ひまだった。
モンスターとの戦いで生まれる愛とか?
無いの?
ひますぎて死にそうだ。
どうしてかな、と思ったら?
馬車の上の三つの旗。
盾と十字架と一つの星、の旗
2本の剣,1本の盾,2本の斧、の旗
三人の女性と月、の旗
帝国の旗、帝国第1騎士団の旗、聖女の旗
この馬車は帝国の第1騎士団に守られている馬車で
聖女様が乗っています~
この馬車、帝国で一番大事な人が乗っています~
襲ったら殺しますよ?
って意味らしい
Byクリス
近寄ってくる者なんかいるわけ無い。
だからイベント無し。
ここまでのイベントと言ってら二日目の昼飯前。
「聖女様、もうすぐ休めます、少しだけ我慢してください」
私が車酔いした。
馬車の外から人の声が聞こえる。
「聖女様、五分後止まります」
クリスが答える
「わかりました、ボッギフーデン様」
「は?」
「はい?」
「クリス、今なんと言った?」
「ボッギフーデン様にわかりました、と」
…………第一騎士団騎士団長の名前、ボッギブーデンだった。
車酔いが消えたわよ。
…………くらいかしら…
ちなみに、この国に変な名前が多い理由が、前の聖女たちのささやかな復讐だ、らしい。
前の聖女たちの日記を読んだら分かった。
その、前の聖女の日記からの前の聖女からのアドバイスが一つ。
この世界、普通に話すると、自動で翻訳されてこの世界の言葉になる。
だけど、日本語や英語など、あちらの世界の言葉を意識して話するとこの世界の人々に、あちらの言葉に聞こえる。
だから“ヤリチン”や“ガバマン”もただの言葉にしか聞こえないので誰も怒らない。
そして、 聖女様からいただいた光栄な名前として受け取られるため, 誰もかもが使えたいと思うので、位が高い人のほど変な名前が多い。
ってこと。
(もちろんちゃんと日本語で)
たとえば、馬車の外のボッギフーデン=チンチンマイ、とか
その妹のボッギブーデン=アナルズズキ
弟のボッギブーデン=パイスラ
パイオツマニア、マンカス、ウンコクエナイ、などなど….
日本人の聖女、多くね?
…………ひど過ぎて笑いも出ない。
…………
…………
さて?私は何の名前を残すかしら?
今から楽しみだ。にひひっ。
とにかく、元に戻って、今日は四日目、ワーフの村に入った。
おとぎの国といえばぴったりのキノコの家
人間サイズの花
そして住民は
「ニンゲンさんが来ましたですよ、人間さん人間さん」
「あ、すみません、あなたたちの場合それは著作権が危ないので」
クリス?そのつっこみはおかしいわよ?
「あ!なのですよ、危ないですよ、二人はだめだめでした、ごほん、なのです」
納得するんかい~で?なんだ?この妖精さんは?
「聖女様、著作権には寄与つけてくださいね?」
「ん?著作権?」
「とにかく寄与つけてください」
「お、おう….おう?」
寄与つける…何を?なんで?なんでやねん?
まあ…···と、とにかく
あちらこちらに私の親指サイズの 三角帽子を被ったの小さい人間が
歩き回ったり、ポヨヨンと飛び回ったりして楽しく遊んでいる。
これは…いわゆる、“妖精”だろう?
と考えてるんだけど、妖精? の一人が声をかけてきた。
「人さんは何でここに来たのですか?」
「この人さんからいいにおいがするんですよ、人さんは誰なんですか?」
あ…、この子たち可愛いかも?
私の近くで飛び回る妖精たち。
「皆様、この方は今の聖女様です、エルフの町に行く途中ですけど、皆さんに会いたくってここに立ち寄ったんです」
「ひぃっ!!!!!! エルフ!!!!!!エルフ嫌い!!!!!!」
「エルフ嫌い!!!!!!逃げるんだよ~キャアアアア~」
エルフと言ったら聞こえる悲鳴、そして逃げる妖精たち。
……そんなに?
あ、それでも目の前にいた妖精は逃げなかったね
「何でエルフなんかに会いに行くんですか?私たちと一緒に遊びましょうよ~」
「エルフと会ったら心が痛いんですよ、いかないのですよ」
「エルフなんかに会いに行くなんて、もしかして人さんは変態なのですか?」
「私たちとあそぼ?」「あそぼあそぼあそぼあそぼあそぼ」「私たちとあそぼ、みんなであそぼ楽しくあそぼ」X…………100?
なんか多いな…
「あら~ありがとうございます、今は遊びましょうね~」
とクリスが言いました。
「あそびましょう、あそびましょう、一緒にあそびましょう」 X···………………………………数百?
いつの間にか周りを取り囲んだ数百..いや、数千···の妖精たち
この妖精たちがまさにこの世界のドワーフと言うとか..
どうして彼らがドワーフと呼ばれるのかはまあ..誰も知らない。
どころで、この子たち多くね?
もう空が見えないんですけど?
「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」 「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」「ね、あそぼ、あそぼ、あそぼ、ずっとずっとあそぼ、人さん人さんあそぼ、私たちとあそぼ、永遠にあそぼ、私たちとあそぼ、ずっとずっとずっとずっと私たちとあそぼ、 あそぼ、 あそぼ」
…X数万?
…………すごくうるさいし、すごく怖い。
どんどん増えていく妖精、いいえドワーフたち···
こ、こいつら多い…
その時一匹..いや、一人?のよ、…ドワープが私の胸に降りてきた。
「くんくん、くんくん…ここからママさまの匂いがするのですよ」
「そりゃあそこか私のおっぱいだからな」
「ママさま?もしかして人さんはママさまなんですか?」
「うん?さあ?まだ子供を産んだ事はないんだけど?」
「人さんはママさまじゃないんですか?」
「さあ?そもそもそのママさまって何者かしら?」
「ママさまは聖女と言うジョブの人さんなんですけど」
「…………確かに私は聖女なんだけど、聖女ってジョブなんだ…」
「聖女なんですか?だからママさまに匂いがするのですね?」
「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」「ままさまだ」
…………だから怖いって…………
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後で知った話。
むか~し昔
とある聖女によって生まれたと言う者たち。
ドワーフ
何でもできるが、何もできない。
集まれば ドラゴンでさえおもちゃにできるし、神さえ超える事ができるが、何もできない、いいえ、何もしない。
そんな種族。
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「ママさま」「ママさまだ」「ママさまが帰ってきたんですよ」「ママさま」「ママさまはエルフなんかに会いに行くんですか?」「ママさまは私たちをまた捨てるの?」「捨てないでください」「なんでエルフと会うの?」「エルフは嫌い~」「エルフはイライラする」「ママさまもエルフと会ったらエルフが嫌いになるよ?」 「ママさまがエルフと会っていたくなるの?」「私たちが」「ママさまを守るの」「ママさまのために」「 ママさまのために」「 ママさまのために」「エルフをけせば?」「ママさまのために」「ママさまのために」「ママさまのために」「ママさまのために」「ママさまのために」···……………
怖い怖い怖い怖い
だからお前ら怖いって…………
本当にこんな奴らに癒されるの?
怖い怖い怖い!
この世界の者は本当にこいつらに癒されるの?
「ちょちょちょちょちょちょっと待ってちょっと待って?な?落ち着こう?な?」
「なんでですか~?」
「エルフと喧嘩しに行くわけでもないし、顔だけ見ててすぐもろるからね?」
「もろる?」
「も、戻る」
「それなら大丈夫かなあ?」
「大丈夫、大丈夫」
「だったらわかったのですよ」
「あ、ありがとう」
私の胸でニパッと笑うドワーフ
あ···可愛いかも
この子たち、ちょっとだけ可愛い
可愛いけど
ちょっと多い..多すぎ。
「何してあそびましょか?ママさま」
「そ、そうですね~」
私が答えるとする時!クリスが横から話をかけた。
「聖女様、ここでは私が」
「うん?なんだ?」
「実はドワーフに何かを言う時にはかなりの注意が必要なんですよ、危ないので」
「おい…危ないって…なにが?」
「まあ…世界のルールが一つ変わる…かも?」
「おい···」
危ないのでレベルじゃないだろう…
「とにかくここは私が」
「わかっ、わかった」
「それにしてもかなり多いですね?」
「そうだね…万は超えるんじゃない?」
「そうですね…今回は特に多いかもしれませんね」
「世界のルールが変わる…か…」
なんとなくドキドキするかも?
「聖女様?だめですからね?だめですからね?」
「わかってるって~」
その時ドワーフの一人が
「ママさまママさま、ママさまは何かやらかしたいんですか?そうですかあ?やっちゃいますか?
やりますかあ?」
周りのドワーフたちが
「やらかしますか?」「やっちゃいますか?」「やりましょう?」「やりましょう?」「やりましょう?」…………X...知らん
………………
……………….
「若返りを…」
「それはダメです」 「それはダメです」
せめて最後まで言わせてよ···
…
「じゃあ胸を」
「それもダメです」
………………..
「じゃあ腰を」
「それもダメです」
「じゃあ肌」
「ダメです」
「だ肉を」
「ダメです」
「……何ができるのよおぉぉぉ」
「今ママさまが思うことは全部だめです」
「…………ひど…」
..
..
..
「聖女様···」
「クリス~」
「全く聖女らしくない欲望だけのようですね?」
「クハッ」
まあまあ、こんな感じで始まったドワーフの村での三日
こんなほのぼの(?????????)な村でまさかそんな大変な事が起こるとは誰も考えなかった。
まさか…まさか…
そんな…
クリス(?): 「NEXT、聖女様また太る」




