聖女ミーツ聖女
…昨年までは私が子供を産むとは想像もできなかった。
ほんとうにな。
人の人生す、明日の事も分からないらしいが。
ほんまに...
まあ、産んだからな、育てなければなあ。
ゴミのような人生を生きてゴミのように死ぬ日を待っていたお…私が母…とな?
……………はは…はあ…
何か大事な事を忘れている感じがするけどまあ、いっか?
とりあえず、今はこの子にとって良い母になろう。
それだけだ。
そしてアルのやつの方へ戻りたい。て?やつの金玉、つぶしたい。
あ…でも、私が母なら父はあいつだからなぁ。
パパが不能なら嫌かな?
マリアンヌ様が邪魔するかな?
...するだろうな。
エリカとベッドに横になってつまらない考えをしている私
エリカは…寝ているな
可愛い、私の子だけど可愛い
と思ったら
「お、あぎゃあ~」
急にエリカが泣き始まる。
「え?ど、どうしたの~?」
「おぎゃ!おぎゃあぎゃぎゃ!おぎゃ!あぎゃ!」
…
…赤んぼってこんな風に泣くの?
「あ…ええと…エリカ?どうしたの?おしっこ?」
「お、おぎゃ!おぎゃぎゃぎゃあぎゃ~」
…なんて言うねん?わっかんないねん
たしか…ドドレミソラシドさんがらもらった育児のメモが…·お、あったあった。
どれどれ…
「う~ん…えーと…赤ちゃんと夫が泣いたらまず..乳を吸わせろ、か」
…赤ちゃんと……………………夫?夫?夫…って?ドレミさん??
泣くの?夫が?吸うの?夫が?
「お、おお…あうあうあああ、うあう?」
ほら見ろ!エリカも慌てるじゃん‼
…
「ま、まあ…エリカ?お、おっぱいだぞ?」
「お、おあ?あうあ!おあ!」
なんか言いたいそうなエリカの口の私の乳首をくさっと。
「おごっ」
「さあ飲め~飲むんだ、乳を!おっぱいを飲むのだ!ははははは!」
「おごごおごおごごご」
やっぱりこいつ、なんか言いたいそうな…
しばらく口をもぐもぐしたが、すぐ諦めて乳を吸い始めるエリカ
何か···くすぐったい?かゆい?変な感じ。
「おごぉ…」
私の乳を吸いながら眠るエリカ。
「あ、眠るんだ~可愛い」
··
たしか…男の子なら3歳··女の子なら5歳までは、可愛いって言ってっけ?その後は…
地獄が始まる、らしい。
私の乳を吸いながら眠ているエリカを見ると、色んな事を考えるようになる。
例えば···
普通、男女がセックスする時に、男性が女性の胸をもんだり、なめたり、吸うったり、嚙んだりして、女性はそれを気持ち良いと感じるらしい。
(AVとかで
)
今エリカが私の乳を吸っていますが。
少しくすぐったい…が?これってあん~気持ち~のあれ?
まったく興奮しないんだ、と思う。
何が違うんだ?
Hした経験も無いし
(アルとの“あれ“は記憶に無いのでノーカンで)
どころでエリカのお尻がどっしりと重い、温かい。
これは…おしっこだな?
さっきのあれはおしっこして気持ち悪い、だったのか。
ふむふむ、分かった、分かった。
おむつ変わってあげるからな~
んで、おしっこしたらそう言ってくれよ~
……
…
「まだ赤んぼだ、しゃべるわけがないだろうがっ!」
と言って俺の…私の頭を叩くドドリアさん
「あんた、前から思ってたけど、私の名前でふざけてない?」
「記憶にごじゃいませんドドドドレレミミミさん」
また頭をたたかれた、痛い。
ドドレミさんが手に持っていた紙?を渡した
「なんです」
「わからん、あんたに来たんだから」
「どれどれ…あ…あのパパ変態からか…」
「パパ変態って、お前な…」
手紙を読んでみよう
聖女様へ
ペラペラ
ブツブツ
などなど
なるなる
ふむふむ
はあはあ
な、げえええええええええ!!!
長いよ!長すぎる!
文字小さいし!目が痛いよ!無駄話がなげえええええよ!
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理
……
……
ま、まあ、要点だけ言えばこれだ
私のうわさが広まってしまって、“本当の聖女”の耳にも入った。
本当の聖女様が私に会いたいからこっちに来る。
らしい。
…なんでやねん!
それで?
多分来週くらいに来るみたいので準備をしましょう。ってこと。
大変なのは分かるが、屋敷に来い。
いや何で"本物"聖女様の方が来るの?
まあ、私に来いと言うよりはましか...エリカを連れて行くのはちょっと大変だし。
「パパ変態の屋敷へ来い、らしいですよ」
「何かあった?」
「どうやら聖女様がこっちに来るらしいですな」
「わ、わうぅ」
「お、おぎゃあ…」
驚くドドレミさんとエリカ
行きたくないな...会いたくないな...
で?
「いつ行けばいいかな?」
「今日だろうが」
「え?」
「領主様が来いと言ったろ?今すぐ来いってことだろうが」
「ええ~え~」
エリカはどうしよう?
うん…まあ、どっか痛くなったら、”なおれ”でもかければいいか?
「お!?おぎゃ?あぎゃ!あうあうあ!あおおあうあ!」
「あら?エリカ?寝てたんじゃ?あ~そう言えばこの子、おしっこしたまんまだっけ」
「すでに交換したぜ?私が」
「あ、あれ?そうですか?いつ?」
「あんたが手紙読んでいる時」
「あはははは···あじゃす?」
それからどうしたの?
昼飯の少し前、私とエリカとレミさんとアイなんちゃらちゃらちゃんと
パパ変態の屋敷へ行った。
飯くらいくれよ?
屋敷の門の前
「はあ…入って…見ましょうか」
「いやか?」
「当たり前でしょうが!またあの変態と会うと思ったら!!!」
「ま、まあそれはな…あ…でも?“あれ”くらいい条件はあまりないと思うわよ?」
「そうですよ?いいと思いますよ?」
と無責任なお二人。
「私はいやですよ!だったらレミさんとアイちゃんがお嫁に行けばいいでしょうが‼」
「いやよ、きもいし」
「いやですよ!気持ち悪い!」
「あんたらな!」
こいつら私よりひどくね?
一つ聞いてみようか?
「お二人さん?自分でも嫌なら私におすすめしないでくれる?」
「「いやよ」です」
こ、こいつら…
私たちが乗った馬車が門に入る。
会いたくないやつに会ったり。
ただ飯を食ったり。
会いたくないやつに会ったり。
パパ変態と聖女様を迎える準備について話をしたりした。り
会いたくないやつに会ったり。
ストーカーかよ!
聖女様か、高~あ~あ~い人は苦手だな…
で?聖女様はどうしてここへ?私に会うため。
だからなんで?暇だから。
で?私は?そのお高い方の気分を悪くしないために色々準備しないとだめ。
だから、暫くここで色々準備しなさいってことだ。
くっそ!聖女め!!!
嫌だな…高い人の言葉には“うら”があるんだよな~
そ、まるで京○人のゴホゴホゴホ
あれこれ一週間くらい経って
いよいよあの本当の聖女様が到着する日になって。
説明するのが面倒だからあれこれ省略する。簡単に言えば、その"本物"聖女様が到着した。
細かい物はそれぞれ頭の中で妄想して欲しい。
真っ白な布、金色の糸で美しい線を入れた派手な服を全身に羽織り、顔には白いベールをかぶっている長身の女性がホールに入った。
女性にしては身長高いな?
ざっと見ても180オバーしてね?
三高さんと比べたらどっちが高いかな?
あ?三高さんはね、私がまだあっちの世界にいる時の…知り合い?
「です」
あ?
私が色々考えている間、領主一家の挨拶が終わった。やべー
私も挨拶しないと
「私がフンジャク令の聖女と呼ばれています、ケイと申します」
終わった終わった~
こっちの挨拶が終わって聖女様のターン
聖女様がベールを脱いだ。
ほほえみながらこっちを見る聖女様の顔を見て私は思わず
「えっ? 三高さん?」
「え?」
いや…まさかベールの中で知り合いの顔が飛び出すとは思わなかったよ···




