エリカ
なんか…めっちゃくっちゃになってしまった~
ま~たまた夢
知ってる、これは夢だ。
俺は知っている。これは夢だ。
これは夢だ。 多分何度も見た夢。いつもと同じ夢。
「あなた~ 私たち~そろそろ次の子、考えてみない~?」
「今君のお腹の中の子が…6人目じゃなかったっけ?まだ産むつもり?」
「もちろん!ベースボールチーム一つくらいは作りたいのもン~」
「べえ…何?この前はサッカ?チーム一つだと言ってなかったっけ?」
「そうだったっけ?」
「そうだったよ、更にその前はバースカット?ボウル?って言ってたし」
「ええんだよ詳しいこった~」
「で?なんだ?そベエース何とかとかサッカ何とかは?」
「ひ~み~つ!」
私は人差し指を一本立ててウィンクをして彼に可愛く言った。
「…」
「ひ~み~つ!」
私は人差し指を一本立ててウィンクをして彼に可愛く言った。
「ま、まあ…君のお腹の子を産んだ後から考えるか?」
「わ~かっ~た~」
これは..俺か?じゃないと…私か?
俺?私?誰?
ふふふ、楽しい、愛する夫と愛しい子供たち。
幸せ。
産むときは確かに苦しいだけど
それでも愛しい子供たちを思えば堪える。
あ…ただし、治療の魔法は絶対にだーめ。
めーーーーーっちゃじゃまになるの~
痛みを感じなくなる魔法があるからそっちはオッケー
ふふふのふ
子供を5人も産んだ私だよ?
先輩としてのア~ド~バ~イ~ス!
分かった?後輩くん?ちゃん?さん?
いや~やっぱり夫が皇帝ぐらいにはなるからな~子供もたくさん産めるんだよ
ふふふ···
……うん?皇帝?
まあいっか~
死んでゆくこの世界、残ったのは我らくらい、王なり皇帝なり言う者の勝手だよ。
この世界が消えるまであとどれくらいだろうか?
…
……
………
……
…
私は…………
私は……失敗した。
世界を救えなかった。
世界は死にかけている。
私の子供たちは…この子たちの未来は…無い。
ああ…救いたい…この子たちの、未来を。
しかし、私は失敗した。
柱は 壊れた。
それは、私が失敗したから。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…………
…
そして、だぶん何年後。
俺は、私はとある山を上っている
私は7番目の子を産んだ。
今、神の山を上っている。
命の柱に向かって。
七番目の子供を産んだ日
夢を見た。
それは神、この世界を作った神。
神はおっしゃる。この世界を救うことはできない、この世界の命を救うのはできる。
私の命でこの世界の命を救えば新たな世界を作ってくれると。
私の子供が次の世界で生きていけると。
じゃあやるしかないじゃん
やるじぇ私の子供たちのみらいのため。
私の愛しい子の未来のため。
神山の頂上には柱への門
門を開ければ生命の柱。
私の命でこの世界の半分の命を救うことができる。
私の子供以外はランダムらしい。
私は目の前の柱に手のひらを当てる。
そして世界が白くなった。
声が聞こえてくる。
「ごめんね」
「何が?」
「ありがとうね」
「何が?」
「今、君たちが住んでいる世界は私が失敗した後の世界」
「世界は新しく作られたんじゃね?」
「そうだね、でも、そうしちゃだめだった」
「なんで?」
「新しい世界には新しい命のための物だった」
「なぜ?」
「さあ?」
「新しい世界は前の世界の命のために作られたんじゃなかったっけ?」
「そう…だったけど」
「何か問題ができた?」
「そう」
「それで?結局どうなった?」
「新しい世界の命と前の世界の命が喧嘩した」
「喧嘩…それで?」
「柱が」
「柱…?」
「命の柱が」
「まさか?」
「壊れ始まった」
「壊れたらどうなるの?」
「この世界を支える五つの柱がある」
「そうなん?」
「空間の柱」
「空間を司る」
「存在の柱」
「存在を司る」
「時の柱」
「時間を司る」
「力の柱」
「力を司る」
「命の柱」
「命を司る」
「空間の柱が壊れたら」
「空間自体無くなる?」
「存在の柱が壊れたら」
「存在の概念が無くなる」
「時の柱が壊れたら」
「時間の概念が無くなるな」
「力の柱が壊れたら」
「すべての力が無くなるね」
「命の柱が壊れたら」
「すべての命が無くなるかも?」
「一本の柱で壊れたら」
「他の柱も次々と壊れる」
「「一本の柱でも壊れたら、すべてが壊れる」」
「「つまり、世界の滅亡」」
「私は失敗した」
「力の柱壊れた」
「私は失敗した」
「子供たちを救うため命の柱を使って」
「私は失敗したよ」
「神々の力でも滅亡は止められなかった」
「私は失敗した」
「だから新しく作」
「でも、それはだめだった」
「なんで? 神が許したんじゃん?」
「命の柱が壊れかけている」
「直せば?」
「誰が?君が?」
「あ~そっか」
「君には感謝している」
「おっと? 俺がやるの?」
「命の柱はこの世のすべての生命を支える柱、軽い代価では直せない」
「じゃあ、代価は?」
「い、の、ち」
「俺の?」
「あるいは私の」
「どゆこと?」
「君には感謝している」
「なんで?」
「二番目のチャンス」
「チャンス?二番目?」
「そ、二番目、明日、私は再び生まれる、お願い、私を育てて、ママ」
「そう、明日…君が」
「あたしの命で柱を直せば」
「それはぞっといやかな?」
「何で?」
「だって…君は俺の子供になるのでしょう?」
「そう…だけど?」
「君は君の子供の命を犠牲にして生きたいと思う?」
「そう言えばそうだね」
「だから、やなこった」
「でも、私のせいだもの」
「「じゃ、どうする?」」
「「じゃあ、その時その場で?」」
「「しかたないな~」」
「分かった、じゃあよろしくねママ」
「うん、よろしく、エリカ」
目が覚めた。
「うえええ…何か変な夢を見たような気がするうな…何だっけ…何も覚えていぬああああああああっ」
い、痛い、 痛い、 痛い
お、お腹が、痛い
「ドドドドドドドレミさあああん」
「うん? なんだ、ケイ?どうした?」
「お、お腹が…痛いんですけど」
「えっ? 今?」
「う、生まれる…か、かも…」
「今かよ!!!おおおおい、アイなんちゃらああああ!!出産だ!!!準備しろおおお!!!」
……
…
まあ…な、何とか…
無事に子供を産んだ。
可愛い、私の男の子
名前は…
●羽にするか武○にするか悩んだけど、なぜか“エリカ”
この子には他の名前は似合わないと思った。
変だな…男の子なら赤●や○内、女の子なら楓や小鳥にしようと考えたんだけどさあ?
あ、何で下の名前ではなく名字の方かというば…そっちがPらしいから?
とにかくこの子はエリカ、俺、いや私の
息子だ。
「お?おぎゃ?おやあ!? おっぎゃ!おっがあああ!」
「娘だ、あほ」
「あら?娘だった」
テヘッ




