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中身がおっさんでも、見た目が聖女なら、まあそれはそれでいいんじゃね?  作者: ミマス
聖女になってしまったおっさん
52/79

空色のシャツのあいつ。

「SO, SOMEBODY HELP ME!!!!!!」


だぶんこの機会を逃したら次は無い、かもしらない

俺は…そのままドレイになるだろうな。

だったらやってみてもいいじゃん?


だから俺は叫んだ。

森で出会ったオークとゴブリンが教えてくれたあの言葉。

初耳なら変だと思うそうな言葉だけど、何回かじっくり考えてみたら分かるあの言葉。


俺があっちの世界から来た人だから分かる言葉。

小学校からな習ったが今だにできないあの言語。

英語


いきなり飛び出て俺のHPを一つ一つ削るあの空色のチーシャツのうじゃいやつ!!!

の台詞


オークからは ソンバリ ハルプ ミ

ゴブリンからは ソンバリ ハルプ ムイ だよん

空色のシャツのあいつは SOMEBODY HELP ME!!


だから俺は叫んだ


だが…

そと、静かですけど?

もう一回?


「SOMEBODY HELP ME!!!!!!」

できるだけ大きく、一生懸命

馬車の中の他の女たちはこいつ何やっとるねん!で顔で俺を見ています。

あらあ~?何の反応も無い?つんだ?俺、つんだ?

このままならチンピラの性欲解消用のお人形さんとか?

あ…もしかしてあの虫?

まだ外は静かだけど…

だめか…?


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


時間は少し前。

商人の前にオークの群れが現れた。

緑色の肌、馬車は二台、馬はいない。


馬の世話とかを考えたら自分らで引くのが楽だし早いとらしい

二頭馬車くらいなら一人で引くほうが楽らしい。


オークの数はだいたい30

商人の方は20くらい(女たちは数に入れてない)


オークの群れから一人が来て頭を下げながら挨拶。

(__) ペコリ

人間の方からも挨拶。

(__) ペコリ


「人間よ、我々、食うもの、ほしぃい」

「あ~食べ物か~悪いな。うちも今はぞっと足りないかな」

「そか」

「悪いな」

「仕方ない」


オークが体を回し群れに戻ろうとする時


「SOMEBODY HELP ME!!!!!!」


人間の馬車から悲鳴のような叫びが聞えた

その言葉はオークにとってすごく大事な言葉。


抑揚の違いかな?


少し違う。


人間もオークも息を止めて馬車の方を見ている


そしてまた

「SOMEBODY HELP ME!!!!!!」

先より大きい。


「誰だ!ささっと黙らせろ!」


と人間が叫んだ。


そして

「Waaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaagh!!!!!」


オークはその人間の頭を抜いてしまった

言葉通り

抜いてしまった。頭を体から。


そしてオークの群れのオークたちが全て。

「Waaaaaaaaagh!!!」


と叫びながら人間の方へ走って飛びかかる

「なななななななんだ!?」


慌てた人間たちが武器を取り出してオークに対抗しようとするが


無理

誰かは頭が潰され。

誰かは生きたまま手足がちぎとられ。

誰かは体が上下に分離され。

死んだ。馬に乗っていた何人かは逃げようとしたが

相手はオーク。


二頭馬車を一人で引くほうが楽で早いと言って自分らで引く者たち。

逃げられるわけがない


その中でも彼らは緑オーク


彼らは森オークより強く早い。


グリンスキン、ハイオーク


彼らはそう呼ばれている。


人間や馬くらい、素手でちぎれ殺す力。

逃げる馬より早いスピード。


矢くらいは防御できる肌


30頭のハイオークを 20人くらいのチンピラごときが相手にできるはずが無い。


その場に残ったのは

擦り傷のオークたちと

死体たち



ワアアアアア~~って

歓声が聞こえた。その後は人間の悲鳴。馬の鳴き声。


戦闘の音

骨が折れて筋肉が千切れる音。


少し時間が過ぎて外が静かになった。

ゴツンゴツンと重い足音。


そして誰かが馬車の壁を

バキバキバキバキっと

…壁を取った。


言葉通り

取った。


こーわ

顔を出したのはオークだった。

だぶんあっちの世界の皆様が考えるあのオークだ。

森の猪ポイオークとはけっこう違うな。


身長は2M、緑の肌、二つの牙。


「ウィアリスハンスユアリクエスフ、フスコウウアス!」

「は?」

「ウィアリスハンスユアリクエスフ、フスコウウアス!」


…あ…まあさかあ…


We are response your request, who`s call us


なのでは?


じゃあこっちからは…


「I, i`m requested help to you, p, please help us. We are get kidnepped」

で、あったかな?

ぼおっとするオーク


おーーーい?どうした?


「え?」

「え?」

「え?」

「え?」


何?どうするの?この雰囲気…


「えっと…誰が助けを求めた?」

「あ、俺です拉致されました助けてください」

「あ?ああ、分かった」

何だろう?

助けたのに

何かもやっとする


……………………………………


「人間のメスよ、どうしてお前がその言葉を知っているんだ?」

「言葉ですか?」

「敵に囲まれた誰か助けてって言ってないか」

「あ~少し前に森のオークとゴブリンたちが教えてくれました」

「そうか!森のオークが教えてくれたか、だったらお前は我々の仲間だ。手伝ってあげよう!」

「俺が言うのも何ですが少し疑うほうが?」

「どうしてだ?」

「いや…何か」

「信じるさ、あの言葉は仲間にしか教えない言葉だから」

「そううですか…」

「ところで..何をすればいいだ?」

「…家に戻りたい…ですけど···まずは···」

ぐうううううぅぅぅ···

「ま、まずはかたずけして、め、飯にしようか 」

「…すみません…···」



…周りに血の匂いがするこの場所でお腹が泣くの?


ほら、他の女たちが“うわぁ···本当か…?”

というずらで俺を見ているんじゃろう?

おい、皆さん?表情管理しましょうね?喰ってあげようか?


「あん?なんだ?そのずらは?おそうじょ?」

「「ひいいいい」」


…その場の女たちとオークが···ひいいいい、と

…おい、オーク?、お前らもか?


おい、おいおい、オーク!逃げるなよ?じりじりと逃げるなよ?

ぐううううううううう~ぐぐぐぐぐぐぐぐ!!!!!

何か今俺の腹の泣く音で地面が揺れたか?

おだまり!俺の腹!!!


「「ひいいいいい」」

「…め、飯から食べたいのか?」


…お願いだから黙ってくれ

馬車の外から話し声が…


「…うわあ…こわい。血の匂いでお腹泣くの?こーわ!」

「血に飢えたんだきっと」

「吸血鬼かよ」

「で、伝説の‼あれか‼」

「恐ろしい!」

「人間、恐ろしい!」

「吸血鬼、恐ろしい!」


…おい、オークたち? まる聞こえるんだけど? おい!!食べちゃうぞ!!!


ぐううううううううう~ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐううううううううう

だからお前は黙ってくれ!俺のお腹ああああああ!!!


ふううう···

落ち着け、落ち着くんだ俺、とお腹

…まあ、とにかく?

助けられたし?


まず、近い人間の村まで連れて行ってくれると言ったし?

うん?よかったよな?

ありがたいよな?

よーし落ち着くんだ俺~


それから2日ぐらいかかって着いたのはある人間の村

五台の馬車を引くオークの群れが近づくと

村の前を守っていた警備2人が窓を持ってオークに向かって近づいてくる。

…肩に載せて、手を振りながら。警戒とかしないの?


「おーい、どうした?」

「人間のメス、拉致された。我々、助けた。後は任せたい」

…お前どうしてかたことなん?さっき飯食う時ペラペラしゃべたんだろう?


「なっ! やれやれ…ありがとう!俺たちの仕事なのに!ありがとう!」


オークに頭を下げる警備さん···

軽く手を振るオーク


「大した事ではない、拉致された女は15人だが、どうしようか?一人は我々と同じ方向だから連れていくつもりだが」

お前、かたことは捨てた?


「そうか…おいモブ男、モブ大将読んで来い」

「うっす!モブ先輩!」


うーん···結論だけ話すと

15人のうち14人はこの村で受け取ることにした。

1人はオークと一緒に旅立った。··


残りは村の修道院で受け取った後、各自好きな方法で。

戻るか、ここで済むか。

但し戻るのは自己責任。


「悪いな。どころで君、可愛いね~ どうだ?俺ど」

「おい、モブナンパは後でやれ!今は仕事中だろう?」

「う、うっす」



まあ、追い出さなかった。だけでもありがたい話。

ナンパされた子、何か喜んでいるな



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



で?俺たちは修道院の?何か礼拝堂?などころですけど…



「今日から皆さんはこちらで過ごすことになりましたが! たとえあなたが修道女でなくても、修道院にいる間は修道院の規則に従わなければならないこと!」

「「「「規則」」」ぅ」

「修道院は神の庭!修道女はいつも体と心を清め、神の呼びかけを待つ者!」

「「「「神様のお呼びをお待つ」」」ぅ」

「汚れを抱いて修道院に入るのは神への不敬!」

「「「「 不敬!」」」ぇ」


何だろうこれ?

…何ブートキャンプかな?


「それでは皆さんは体をきれいにした後、神に祈りをささげます!」

「「「「きれいな身体にきれいな心が宿る!」」」『る!』

「シスタアジャゼル!私の部屋へ来るように!」

「ひいいいい!ごめんなさいいいぃぃぃぃぃ!」



ま、まあ、それにしても

久しぶりのお風呂だよ~···冷たいいいいいっ!!!!!

いった!水が冷たすぎて肌が痛い!誰か!誰が火の魔法を!!!!!


「さあ!ここにひざまずいて神に祈りなさい。この世界の神々に祈りをささげるのです‼」

前には神々の石像が10柱

…うん? 10?

「10?」

「何ですか?」

「えっと… 石像が一つ多いな…と」

「多い?」

「ええっと…9神? ですよね?」

「ん?世界を作った神、日の神、月のかみ、火の神、水の神、土の神、命の神、風の神、死の神、聖女様。基本でしょう?」

「…あ、そうですか」


基本なんだ


ん? なあ~~~~んか違う気がするけど?



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