表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中身がおっさんでも、見た目が聖女なら、まあそれはそれでいいんじゃね?  作者: ミマス
聖女になってしまったおっさん
49/79

この世界の熊はクララララララララ~

どしゃああああああああああああああああああ(雨の音…らしい)

ドゥダダダダダダダダダダダダダダダ(馬が走っている…らしい)

クラララララララララララララララララ(?)


走る馬車の中

少し前から空からは雨が降っている。

まるで空に穴でもあいているかのように···


「…だからあんたら二人じゃんか!一人が俺の首に紐でも結んでいればいいんじゃん!」

「あ、だから今外には出られないんだと言ってるじゃんか!」

「出すよ?漏らすよ?いまここで!30歳を超えた大人が下着も脱がずに馬車の中で漏らすよ?」

「少し加満しろあほが!」

「うるさい、くそが! 死ぬか生きるかの間に何しでかすんだ!!」

「あ、あ、あ、あ、あ、む、むむっ……!!」

「うるさい!殺すぞ!!!」

「あ、あ、あ!む、むり!!う、あ、あっ!?」

「おい!まさか!」

「……ヒ…へへっ…」

「あっ…」


…………………


ちょろっ……

とまんだい……


……やっちゃった


やってしまいました~……


どうしてこんな事なったか……



俺がが拉致されてこの馬車の中で目を覚ましてから……

トイレに行きたかった。とにかくトイレに行きたい

でも帰ってきた答えは


「トイレに行くふりをしながら逃げるつもりだな? キャンプ地に行くまでは我慢しろ」

だった。


それで俺の答えは

「逃げな…うっ…だってば…馬車を…少しやさし……ううっ…」

「そんな演技で騙されると思うか?」

「だからキャンプまでどれくらいだよ!!」

「…けっこかかる」

「けっこじゃだめえだと言って…、今、けん…か…あ、あ、も!、漏らす!…かも…」


俺たちの会話が少しうるさかったようだ。

御者のチンピラ大声で叫ぶ。

「おい!!!後ろの二人!うるさい!だまれ!」

「こいつがトイレに行きたいとぐずぐずしている!」

「我慢しろって言って!」

「そう言ってるんだが漏らすって」

「じゃあ、止めるからお前が見ていろ!」」

「俺にそんな趣味は無い! そしてこの女がげたらどうする!」

「それもそうだな!」

こいつら…このままじゃ本当に漏らす···


「あ、逃げないって!俺の足で逃げてもお前たちより遅いからどうせ捕まるし、逃げてもどうせ獣たちに食べられるだけだたら! 逃げないから! 本当に不安なら一人が俺の首に縄でもかけていればいいじゃん!」

「それもそうか! じゃあ、ここに止まるから!」

「どうもありがとうございますああああああ」


……………

……本当、ぎりぎりだった

あ…あ…後5秒遅かったら…


その時。

クルルン……

空から音がした

「えっ?」

「え?」

「あ?」


どしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


……雨が

痛い!!!雨が痛い!!

「うああああ!!!」

いきなりの雨、そしてその雨は夜を過ぎて翌日まで降っている。


そして次の日

雨が少し弱くなった時間

キャンプ地で休んでいるチンピラたちと俺。

もちろん俺は馬車の中で

監視の一人

そして残りは……まあめんどくさいからじゃっくり…色々やっています


馬車2台にチンピラ5匹…

…匹?

監視の一人が声をかける。


「あ…くっそひまだな…なあ、お前乳もんでもいいか?」

「いやだけど?」

「だったらもみます~」

もみもみおっぱいもみもみ


「うわぁ…気持ち悪い…で、痛い!」

「はぁ···」

「いったああああい!!お前DTか?」

「ちょっとだまれ…拉致された女が何でこんなピンピンだ?」


その時だった。

「熊だ!」

熊らしい。


熊は真っすぐに俺が載ってない馬車の方に行って馬を殺した、そして周りのチンピラを殺し始まった一人を殺せば他の人に飛びついてもう一人を殺した

ただ殺すために殺すように


一人のチンピラが俺の方の馬車に乗って馬車を走らせた

「待って!俺も!」

「一人で逃げるな!」


残されたチンピラたちはそのまま熊に…

その場のチンピラを全て殺した熊は迷いなく俺らの方に走り始めた

まるで人を殺すことだけが目的だというように


そしてしばらくして僕たちが乗った馬車の後ろには

「クラララララララ」

熊が…


この世界の熊は“クラララララ”かよ…

まあ…それはまあいい…

…馬車の振動が…

……腹に……

……


トイレに行きたい···

「あ、おいチンピラ…どうしよう?」

「何だよ!」

「トイレ…行きたい」

「おい…今この状況でそんなことが言えるの?」

「うん!」


手に持っているショットボウでついてくる熊を牽制するチンピラ君

必死で馬を走らせるチンピラ君

同じく必死で走る馬たち

縛られて何もできないままおしっこ我慢している俺


しばらくは我慢できたが…···

そろそろ…限界···

馬も限界..

熊も…たぶん限界···

あと、あの熊、ステミナいいな…





そして今に至る。


我慢の限界、爆発寸前。

あ…股の間に広がるこのむ曇りとかな…

あ…あ…もうどうでもいい···


「ああ!!この女!お漏らししたよ!!!」」

「うるさいっ!!逃げるのがさっきだ!!!」

「そうだな!」

「あ…あったかい…ひひひっ…気持ちいい…」

「ああ!!この女、殺しちゃだめか⁇」

「絶対ダメだ!!!」


そして。


ぴかっ!

空が光った

どっかああああああああああああああああああん!

地面が揺れ始まった。


…え?

ドンドゥドゥドゥ…ドンドゥドゥドゥドゥ

地面が…揺れる···


「おぉ、チンピラ!地面が揺れるんだけど?」

「誰がチンピラか!!!」

「うあっ!?」

「きゃあっ!」

馬車はごろごろ、壁から土砂がどしゃああ…


きゃああああ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ

まるで土砂崩れに巻き込まれたように土砂に押し流される馬車

「きゃああああ………」

「うわぁ…···!」

「クラアアア?·」

ひー、ひーん?


我々は死んだ(?)


そして······どれくらい時間が経ったのか..


しゃああああ

…雨の音が聞こえる。

「うぅ…」

どこかでうめき声が..

俺は···


「いったあああああああ!!」

痛い…。

痛いということは…俺…生きているのか···


とりあえず落ち着いて…す…は…

よし落ち着いた…

聞こえる音は…雨の音。


そして…

足は…痛いけど動かない…岩と馬車の間に挟まれているのか…···

腕は…痛みは無…くはないな·


「くぅ…何だよ、くっそ…」

「くぅうぅ…」


すぐそばでさっきまで熊と喧嘩していたチンピラ君。

お前も生きていたのか


「おい、チンピラ、生きてる?」

「誰が…チンピラかだ…くっそ」

「……どやら土砂崩れに巻き込まれたようだが…···」

「そうみたいだ、くああっ」


痛そうなチンピラ

チンピラの両足がありえない方向に曲がっている。


「おいチンピラ、とりあえず俺の手を自由にしてくれ、じゃあ応急処置くらいはしてあげるから」

「お前…逃げようと?」

「ばかか?俺の足を見てもあんなこと言えるか?」

「お前も…動かない…のか」

「このまま二人で死にたい?、生きる努力くらいしてみる?」

「拉致された女何であんなにピンピンするかよ、くっそ笑えるな」

「じゃあ、朝から晩までめそめそ泣くほうがよいか?」

「うっせ」

……


拉致されたくて拉致される人は無いと思うZE?



まあ、その後のことを説明すると


まず、チンピラが手に握っていた矢で俺の手のロープを切ってくれた。

俺は自分になった腕で足を敷いていた木片を押しながら足を抜こうとしたが


…抜けた。

抜けるんだ、これが…


まあまあして足のロープも切って

自分に回復魔法

腕と足が回復した。


ちゃんちゃら~


「え?お前ヒールが使えるのか!」

「だから言ったじゃん。応急処置くらいはできるんだと」

「そ、そういう意味か…まあ、いい、じゃ、俺も頼むよ」

「分かった」

と言った俺周りを見回して、足元に落ちていた俺の頭くらいの石を拾って

そのままチンピラの頭を

「おい、お前今何してるんだ」

「どこらしょっと」

ドスン~

「くぅ!」


…どれ…死んだか?

確認のためもう一回

ドスン~

もう一回

ドスン~

ドスン~

ドスン~

チンピラの頭の中身が出たのを確認して

ベルトに短剣があるのを発見し、それを持って馬車から抜け出した。


までが俺が馬車の外に出るまでの話


外は相変わらず雨が降ってるし..

あ…さっきの熊が見える。

体が…岩に…中身が…

うんもういい。


運良く土砂崩れの端っこにかけてようやく生き残ったのか…···


雨は降り続く。 ここは危ないかしら…いろいろと


そうして俺は全力でその場から逃げた。


そして当然ながら、絶壁の上から俺を見下ろす存在に気づかなかった。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ