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中身がおっさんでも、見た目が聖女なら、まあそれはそれでいいんじゃね?  作者: ミマス
聖女になってしまったおっさん
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今回もすこーーし汚いかも?

その後、再び前進。 所所に何かの痕跡があったりしたが、戦闘はなかった。


「今回聖女様が汚染された泉を浄化されたのは私たちにとって希望であり神の光です」

とつぜんそばの騎士さんからの一言

「フエッ?」

いや、“フエッ”って···おいおい…


「すでにご存知でしょうが、瘴氣のに汚染されれば待つのは死のみです」

「あ、そうですね…」

「しかし、汚染された泉が浄化されたように、 瘴氣に汚染された兵士を聖女が浄化…いや救うのができれば」

「ああ、安心ですね」

兵士たちは安心して戦える てことかな…


「聖女様には期待しています」

「…はぁ…」

まだできると確信することはできないけどさ…ところで、なぜか分からないけどできそうな気分だね、

なぜか? 


自分でも分からないけど、できるってことを"知ってる"って感じ? なんか微妙に気持ち悪いなこれ


そうやって俺たちは森の奥にどんどん進んだ

どのくらい進んだのか森の中に空き地を発見してしばらく休息を取ることにした

皆が席を取って休憩しようとする時、どこからか変な匂いがし始めた

どこかで嗅いだことのあるこのにおいだな~腐った卵…牛乳…


「汚染された者が接近する! 全員戦闘用意 !」

あ、そうだ、汚染された泉から嗅いだ匂いだ。


「盾展開! 槍兵と弓兵、位置に!」

森の奥で出たのはイノシシ、オオカミ、シカ、クマ、ウサギ それぞれ違う動物たちがどうしてか互いに喧嘩しないく一緒に…そしてのろのろ…こっちに歩いてくる


「グアア…」

「ぐうう…」

「きいいい…」


まるで“ゾンビ”のような音を出しながら近づいてくる動物たち…

口から鼻から目から耳から体のあちこちにある傷から

黄色い膿が流れ落ちて、黄色いガスが噴き出す

瞳に焦点がなく顔だけがこちらを眺めながらのろのろと近づいてくる


その前を自分の背より高い盾を持った兵士たちが防ぎ、その後、槍を持った兵士が盾の間の穴に槍を差し込んで壁を形成するが、汚染された動物は気にせず近づいてくる


「弓兵は急いで火矢を用意せよ! 魔法使いは火魔法を用意、準備が整い次第発射!」

「ファイアウォール」

魔法使いの一人が火の壁を形成するが、動物たちは気にせずそのまま前進

体が燃えている中でも、火が体を燃やす途中にも苦痛に満ちた悲鳴さえ上げずにこちらに近づいてくる 毛と肉を焼ける臭いに吐き気がする.


「弓兵、火矢発射!」

十数人の弓兵が火矢を飛ばす. でもやっぱり動物たちは気にせず前に前に

「あれ、効果ないんじゃね?」

「いや…効果はあるじょ、燃え尽きるまで時間がかかるだけだ」


苦痛も恐怖もなくただ生きている者に向かって前進する動物たち…

まもなく動物たちが盾の前

盾兵の後ろの槍兵が槍を深く突き刺して汚染された動物を阻止するが、やはり気にせずにそのまま槍兵の槍に自分の体を突きつけて槍が体を突っ込んでも止まることなく前へ前へ


槍に動物の腹が裂けて内臓が流れ落ちる

流れ落ちる内臓が赤い血ではなく黄色い膿と共に流れ落ちながら黄色いガスを噴き出す


槍兵の槍に刺さったまま動きが止まらず、盾に向かって近づくと、盾兵が着用していたロングソードを取り出して汚染された動物たちを刺す、刺されたどこからまた膿が流れ落ちて黄色いガスが盾の間に染み込み、盾兵が苦痛そうに咳をする


あ…だめだ、瘴氣に汚染されたら。待つのは"死のみ" だめだ

俺は前に走って行った、自分が危険にさらされるかもしれない.

知っている。知っていた。俺が今ここから飛び出しても誰にも助けにならない。

知っている。でも、なぜか体が動いてしまう。 なんで? 知らない。俺はこんな人じゃない。

分からない…


しかし兵士たちが瘴氣に汚染されて苦しむ姿を見て、そのようなことは全て頭の中から消えた。

ただ早く彼らを。 早く。彼らの命が死を確定する前に


槍兵たちの後ろにまで近づくと、誰かが俺を捕まえた。 動けない。 届かない。 助けない。

どうしよう?

どうしよう?手が届かない。 だめだよ。ああ…ああ…手が届かない。助けない。


「ケイ!!落ち着いなさい!」

アルの声が聞こえた、そして。

クン!

…………………………………………………

「ぐおおおおおおおおおおおおお!!」

地面をゴロゴロくっそいてええええええええ! !!!


アルの額が俺の額とキスした

いや、頭突きをした

一瞬、世の中が真っ暗になり、気が遠くなる


「ケイ!今は君の出番じゃない!」」

「アル……ご…ごめん、俺…ごめん、俺も知らないうちに体が…」

「待ってろ、今は待ってろ」


「うん」

あ…頭いてえ…あいつ頭に石でも入れた?

やっと落ち着いたんですが…頭上に音無さんが数十匹飛んでるみたい….

あ…頭が…世界が…キュラキュラスルー~


しばらくして森に入ってからの最初の戦闘が終わった

5人の盾兵と2人の槍兵が瘴氣に汚染された、魔法使いたちは汚染された動物と彼らの膿

を燃やしている このままじゃ森に火が燃え移るんじゃない?

いや、燃え移っても汚染は掃除しなければならない。らしい…


「…クッ…」

「すみません」

「くっそ…」

「お母さん…」



瘴氣に汚染された兵士たちが集まっている

俺は彼らに近づき,話しかけた. 聖女らしく、優しく


「み…皆さん、 皆さんは今から お、私の実験体です、私の許可なしにはくたばれないでぐださい」

「え…聖女様?」


優しく…?


…泉をきれいにした。人はどうだろうか? やったことがないからな、しかし、やってみる価値はある それに何故か分からないができそうな感じはある。そう、できるって“知っている“

「…きれいになれ、きれいになれ、目の前で人に死ぬとかいやだ! きれいになれっ! ヒャッ!」

ヒャッ…? 

何も起こらなかった

失敗した?


お願い、誰かが死ぬのはやだ、お願い!治せ! 治せ! 俺一応聖女じゃないか!目の前で誰かが死ぬのは見たくない お願い 治せる!


ピッカアアアァァァァッ

強い光が目を覆う 目の前が真っ白になった

うわぁ、目が!! 何だよ、この光!!!


「ああっ目が!!!!!」

「キャアアアア目が!!!」

「何だぁぁ!!目が!!」


しばらくして光が消えてまた前が見えるようになった、何だこの光は…目玉が焼かれたと思ったわ


「えぇっとぉぉ…皆さん?」


「傷が…」

汚染されたオオカミの爪にひっかかれた兵士

黄色い膿が出ていた兵士が…傷が回復した


「血が…」

剥がれた肉が回復し、傷から流れていた黄色い膿が消えた。


「ああ、聖女様…聖女様…」

「皆さん大丈夫ですか?」

「ケイ」

「アル…」

「これは……」

「とりあえず…助けた…かな?」

「本来、 瘴氣に汚染されると体の中に 瘴氣が広がって完全に汚染されるまで1日ほどかかる、明日までは見守らなければならない」

「…うん」


俺たちは近くで適当に席を取って1日待つことにした.



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


翌朝、汚染された兵士が集まった兵舎に立ち寄ったが、

「あははは、てめえ、そんなに泣きわめいたやつが」

「うるさい、てめえママ、ママって言いながら泣いたした主宰に!」

「俺がいつ!ママって言ってなかったわい」

「昨日の夜~」

「クッ」

「あのう…」

「やろう~お前、今晩飲むお酒はないと思う!」

「はぁ!お前が飲む酒も俺が全部奪ってやるぜ!」」

「あの、すみません」

「あ?」

「うん?」

「はっ!聖女様!」

「あっ!聖女様!」

「お…おはようございます」

「「おはようございます!!!」」


あう, 元気だわ、耳が痛いわ...

「大丈夫か?」

「あっ、アルフォンス王子殿下! 私たち元気です 全員傷が完全に回復しました、体も元気です!」

「それはよかったな、ケイ、君が直接確認してみる?」

「うん」


俺は瘴氣に汚染された兵士の方々を一人一人見て回ったが、誰にも傷がなく膿も出ず苦痛を訴えることもなかった

「よかった…」


頭の中では不安だった、できそうな気はしたが確信はなかった、でも

でも彼らは死ななかった。

…はぁ…

「緊張が解けた…」

…倒れた緊張がほぐれてぐったり

それでも気絶はしなかった 朝食の後、出発することにした


「あとすぐだわ…」

「うん?何が?」

「終わり」

「えん?」

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